木曽~野麦峠~乗鞍~高山
木曽福島駅から9:00出発。
午後から天気が崩れるという予報でしたので、金曜日夜名古屋まで移動して東横inに宿泊しました。
国道19号から塩尻方面へ1kmほどで国道361号へ左折。
5kmほどで地蔵峠への分岐。最初の写真は分岐したあたりです。
木曽福島が780mくらいで地蔵峠は1370mなので600mほど標高差があります。
今回は16:00に乗鞍高原にたどり着く目標で各地点でラップタイムを決めてきました。
地蔵峠は10:00通過予定です。
空模様は怪しいのですが、日差しはしっかり
唐沢の滝を過ぎたあたりから傾斜がきつくなってきました。
交通量は少なくてよいのですが、ここで頑張りすぎるとあとが大変なのでマイペースです。
やがて地蔵峠に到着。
峠はこんな感じです
天気が良いとちょっと下の展望台から御岳がきれいに見えるのでしょうが、
今日は雲がかかっています。
また、天気が良いときに来れるとよいですね
地蔵峠を下り、国道361号に合流。開田の町を走り抜けます。
蕎麦屋が点在しています。
どこも外れがなさそうな感じですが、まだ時間が早いので蕎麦やには立ち寄りません。
また次回・・・
今度は九蔵峠。
こちらは高度差は200mもないと思います。
木曽と高山を結ぶ国道で交通量はやや多目です。
開田高原、きれいで雄大な高原です。別荘が多いというのもうなづけます。
今度は長峰峠(1350m)に向かいます
この峠も200mくらいの標高差でしょうか。
峠でとうもろこしを補給。
ここからしばらく岐阜県になります。
この橋のあたりで国道361号に別れを告げて右折。野麦峠に向かいます。
道幅は狭いですが道は綺麗でロードでも問題ありません。
アップダウンののち、野麦集落へ。この野麦学校のあたりで補給。
ここからまたのぼりが始まります。
時々、野猿が横切ります。
よく猿が人を襲う話を聞きますが、この野猿は逃げていきます。
たぶん人間に食べ物をもらったことがない猿はふつう逃げていくのでは?
思わず微笑みたくなるような山深い道を登っていきます。
静寂に癒されますが、足は悲鳴をあげています
まあ、もう少しだから・・・・とだましだまし回します。
やがて峠に着くわけです
かの有名な野麦峠か・・・・
明治大正時の輸出産業だった生糸工で発展していた諏訪地方へ、
飛騨の多くの10代少女が女工として働くためにこの峠を越えたのだそうです。
小説『あゝ野麦峠』で全国的に有名になりましたが、読んだことはありませんし、
大竹しのぶ主演の映画も見ていませんが、大筋は覚えています。
兄に背負われて、
「あぁ、飛騨が見える」と言い残して亡くなった政井みね の像です。
多くの女工が家族と別れ、野麦峠を越えて出稼ぎへ。
そんな時代からまだたかだか100年程度なのですね。
今は安房トンネル、長峰峠も開通して、主要道路としての役割も終焉し、
まるで時代から取り残されているような峠です
さて、しばし感慨にふけったのち、長野県側へ下ります。
途中、20数名のサイクリスト集団とすれ違いました
どこかの大学のサイクリング部のようでした。
ちょっと、うらやましいですね
彼らとすれ違った後は気持ちのいい、下りっぱなしの道です。
やがて左折して奈川方面へ。
上高地乗鞍スーパー林道へ
白樺峠(1620m)へののぼり、もうすぐ峠というところで雨がパラパラ降ってきました。
白樺峠過ぎるとやや本降りになりましたが降り続けることもなく4時半には乗鞍高原に到着しました。
民宿に泊まり、温泉に入って、本を読んでゆっくりできました。
翌日は乗鞍に登り、そのまま高山へ行きました。
乗鞍山腹にある位が原山荘。昨年から営業しています。
山荘のおやじさん(私と同じくらい?)の話を聞いて
冬、行きたくなりました。
今回は山頂は通り過ぎ、そのまま高山まで走り続けました
高山駅からは5時台の高山駅始発の臨時列車に乗って
ゆったり新聞や本を読んでちょっとだけビールも飲んで充足感に浸りました。
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