青森２日目 青森ー大間（下北半島）

５時に目覚ましをセットしましたが、
目が覚めるとどうにもこうにも眠くて５時４０分まで眠ることに・・
やっと起きたものの、前進の疲労感と筋肉痛でどんよりした気分・・・
やっぱり８時まで走るなんてなれないことをしないで
蟹田から輪行して今日も野辺地までそのまま輪行すればよかったかなあ・・・
今から輪行しようかなあ・・・
ぐずぐずしながら起きる。
ノロノロと着替えて、いやいやチェックアウト。

朝の青森市内。
私の気持ちを察したように、出会う信号すべてが赤になるではないか。
重い体を乗せて孝行息子は走ってくれる。

とまあ、野辺地あたりまではこんなどんよりした気分でした。
下北半島に入ると体の重さも取れてきて
気分も回復してきました

幸田露伴の文学碑を通り過ぎると昨日あたりから感じていた尻の痛みがひどくなってきました。
東横インでもらってきたタオルと、インターネットからの申し込みでもらえるエコバックを
サドルに巻きつけると痛みが少し治まりました。

むつ市までの国道はまっすぐ綺麗に伸びていて車からみると快走路ですが
交通量が多めなのと路肩がちょっとでこぼこしています。

やがて遠くだった恐山もすぐ近くへ。
斗南藩むつ市に到着しました。

むつ市は・・・何と言うか、一般の地方都市と印象は変わりません。
意外と・・・なんていうと失礼なのかもしれませんが
商業施設も多くてにぎやかです。
特に、通過してきた野辺地がずいぶん寂れていたのと比べると
明るい感じです。

恐山も。。当たり前と言えば当たり前ですが
禿山ではなく、少なくともふもとから望んだ印象では、緑の多い山です。
もちろん中腹は印象が異なるのでしょうが
今回は行かないのでわかりません。
また機会を改めていってみようと思います。

向かって左側に曲がって脇野沢方面へ。
完全に海沿いを走る予定でしたが
脇野沢からアップダウンがきつそうなのと、
むつ市ですでに１２時に達しようとしていて時間的にも体力的にも厳しいので
近道で、途中の川内という集落から内陸コースを行くことにしました。

この連休は祭りをやっている集落が多くて
この川内やこれから行く佐井でも村の祭りの最中でした。

湯の川温泉にはひなびた旅館が何軒かあって
泊まろうかなーと「立ち止まりたい病」が頭をもたげましたが
とにかく今日は大間までは行こう、と佐井までの峠越えに挑みました。

竜飛岬での消耗に懲りて最初から軽いギアでゆっくりゆっくり峠を通過。
ふたたび海に出ました。

佐井では資料館があって蝦夷錦が展示されているということなので見たかっのですが
惜しくも時間（３時半で終了）に間に合いませんでした。
蘇州などで造られた絹織物のことで、
清朝の織物工場の名前が織り込まれているものもあるということで
解説を聞いたり、交易で得た織物をどのように仕立て直したのか
聞きたかったのですが、これもまたの機会に、ということになりました。
交易のあった１８世紀-１９世紀は中央では鎖国政策が取られていた時期ですが
北方では、江南-（中国）東北部-アムール川-サハリンなどのルートで
盛んに交易を行っていたことがわかります。

資料館のあたりで係員と少しはなしをしているうちに５時近くになってきたので
大間へ急ぎます。

この日は飛び込みでサンホテルと言うビジネスホテルに宿を取りました。

宿に荷物を置いた後、大間崎へ

これで津軽半島と下北半島の先端に相次いで到達したことになります。
香港の中国銀行のごとく、津軽半島に刃を向けているような下北半島ですが
面積も津軽半島の２倍くらいあるようです。

いあー、ちかれた・・

しばらく黄昏ていました。

夜は浜寿司でお任せでにぎりをいただきました。
大間のマグロは有名で、私自身は見たことはないのですが
テレビでもマグロの一本釣りがよく紹介されているのだとか。

浜寿司の中トロ、ほんとうにとろけそうでした・・・・

浜寿司を出た後、もうちょっと食べられるかなと思って
２軒目に入り、マグロ丼をいただきました。
最初、中トロ丼を頼んだのですが「もうないです」とのことで赤身をお願いしました。
これもまたまた美味です・・・

本当は８時に寝たかったのですが
腹いっぱいの幸せで眠りについたのはたぶん10時くらいでした。