川本喜八郎人形美術館(人形劇三国志)
週末はサイクリングの前に飯田で川本喜八郎人形美術館に行きました
http://www.city.iida.lg.jp/iidasypher/puppet/kawamoto/
川本喜八郎は私の印象では「人形劇三国志」の人形を作った人、ですが
アニメーション作家でもあるそうです。
2007年、長野県飯田市に「川本喜八郎人形美術館」開館。
製作に携わった作品の人形が随時入れ替えられて展示されています。
「人形劇 三国志」は、1982年10月から1984年3月にかけNHKでテレビ放送されました。
「三国志演義」をもとに魏、呉、蜀三国の興亡を描いた人形劇です。
人形劇本編の合間に、
登場人物の役割や物語の解説をする狂言回し(進行役のようなもの)として
漫才師の島田紳助・松本竜介が出演していました。
狂言回しは時として主人公以上に強烈な印象を残すことがありますね。
紳々(しんしん、声:紳助)、竜々(ろんろん、声:竜介)の掛け合いを
覚えている人も少なくないのではないでしょうか。
演義だけではなく三国志正史や民間伝承、
オリジナルのエピソード(張飛の妻子の話など)なども入れて
当時の私たちにはとても親しみやすいものでした。
当初はちょうど受験期だったので家で見ていましたが
大学に入ってからは放映時間帯に家にいることがほぼなくなり、
たまに三国志が大好きな友人宅で見たりする程度でしたが・・
(その割に覚えているのは再放送を見たのかもしれません)
私の周囲ではこの人形劇で人生の選択を誤った(笑)もとい
中国に興味を持って留学したとか仕事をするようになったという人が
多々あるようです。
三国志自体は濃いファンがいてちょっと苦手だったり(笑)
根本的には殺戮の話じゃないの?と思ったりもするのですが、
私のような仕事だと無視するわけにはいきませんし、
何よりも、仕事や人の考え方についてさまざまな示唆を与えてくれる面があると思います。
人形館では登場人物45体ほどが展示されています。
(常設展示ではないようです)
なかにはだいぶ色あせているものもあるのですが
往時の雰囲気はかもしだしています。
人形制作の様子(写真)や、小道具も展示されていて
劇や制作に興味がある人にも趣深いものになっています。
飯田あたりに行ったら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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