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2009/06/23

「奇跡の自転車」

最近読んだ本です。

カワガラスさんのブログで紹介されているのを見て
図書館で借りて読みました。

主人公スミシーは43歳、126キロ。
おもちゃ工場のラインで検品の仕事をしている、
大酒のみで毎日を惰性で過ごしている独身中年オトコ。

両親を交通事故で亡くし荷物の整理をしていたとき、
生き別れた姉の死亡通知を知り、
東海岸から、姉の遺体のあるロサンゼルスまで
子供のころ乗っていたラレー(3段変速の自転車)で 横断の旅に。

姉は精神を病んでいて自傷や露出を繰り返していた。
おさななじみのノーマは交通事故で半身不随になってから、会わなくなった。
べトナム戦地での負傷とその後の喪失感。
旅先での出会いとトラブル。

これまでを振り返りながら、旅先での現実にぶつかりながらの旅をつうじて、 (以下はカワガラスさんの表現を借りますが)
ペダルを回し続けることで精神の硬直から解放される相乗効果もあるのだろう、
これまでの自堕落な生活から脱する力をつかむようになっていく・・・

翻訳者も書いているが、これまでの人生に少しの後悔や痛痒を感じていない人間なんて
ほとんどいないだろう。その意味でボクたちはスミシーとそう変わりはない。

カワガラスさんが書いているとおり、魂の救済を描いた佳作です。

(いわゆる自転車本ではなく
原題は「The Memory of Running」です)

映画化されるのかされたのかわかりませんがされたのなら見たいと思いました。米国の俳優のことはよくわかりませんがイメージ的にはスミシー役はトムハンクスでしょうか(もちろん彼が出ていれば日本でも上映されるのでしょうが)

日本ではやはり(ayakoさんのブログで知ったのですが)このタイプのストーリーの映画化は子供が主役になるのでしょうね。

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コメント

としさん、こんばんわ。
奇跡の自転車、読んだのですね。数少ない自転車物の小説です。もっと自転車物の小説とかあると良いのですが・・・ 
今日久しぶりに(十勝以来)のロングライドを走ってきました。かなり暑く、補給はしたつもりでしたが、やはり脱水気味となっていまいました。あまり水ばかり飲むと私の場合は胃がやられてしまうので、ヨーグルトとか牛乳とかを間に入れて取るようにしないといけないようです。最後に胃に来たので、慌ててコーヒー牛乳とヨーグルトを取りました。

カワガラスさん、快作の紹介ありがとうございました。大人の自転車小説があるとよいですね。もっとも日本が舞台だとどうしてもあらが見えてしまう面もあるかもしれませんが・・・
8月に札幌起点の山岳ブルベがあるそうなのでそれには参加しようと思っているところです。参加されるようでしたら宜しくお願いします。北海道も涼しい涼しいとばかり思っていると結構暑いようですね・・・両様の対策をしないと・・・

日本の自転車小説だと、良く書けているものは「自転車少年記:竹内真」でしょうか?こちらは「奇跡の自転車」のような重さはなく、爽やかな物語です。もうお読みになりました?
あとロングライドものならば、「走ル:羽田 圭介」も個人的には楽しめました。自転車でどこまでも行ってやろうという疑似体験が出来ます。
北海道はお盆を過ぎると急に涼しくなるので、8月末ならば、今よりも涼しいかもしれません。残暑ってほとんど無いのですよ。でも水分補給は大事ですよね。まだダメージが残っている気がします。

自転車少年記は書店で手に取ったことはあるのですが
確か前半をちょっと読んで中断したままです。
ちょっとこそばゆい感じでした(笑)なんでかな?
今度再読してみましょう。

北国はお盆過ぎるとぐっと寒くなりますよね
実は9月下旬も道東サイクリング(こちらは1日100km程度にする予定ですが)にいくつもりなので
服装どうしようかなと思っているところです。
関東と違って補給所が少ないのでそのへんも心してかからないといけませんね

こんにちは。
図書館で、『奇跡の自転車』を借りてきました。
私もラレーに乗っていますので、親近感がありまして。
久しぶりの長編です。
貸出期限の2週間で読めるかな。

須藤さん、こんにちは
ひとの自転車に比較的無頓着で気づかずにすみません。。。ラレー乗りだったのですね。今度観察させていただきます。
2週間で読めると思いますが多くの図書館が期限延長1回できるのではないかと思います。鎌倉図書館では原本を持っていけば(他に予約が入ってなければ)もう1回延長できます。まあ、自転車で5分ほどで近いので・・・・

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