青森ツーリング２日目（脇野沢-八甲田）

（←八甲田温泉）

朝起きるとまだまだ本降りです。今日は予定では脇野沢から海峡ラインを走り仏が浦、福浦を経て佐井、佐井から12:30出発のフェリーに乗って海上から仏が浦を見学して脇野沢を経由して青森に向かうというナイスな計画のはずでした。

ですがこの雨では海峡ラインのアップダウンは辛いし、ＹＨのペアレントさんによると午後便は風が出るので休止になる可能性が高いという助言もあり、8:30の便でさっさと青森に行くことにしました。もちろん事前計画で天候が悪いときはそのつもりでおりました。

ということで海峡ラインは宿題です。下北半島はほかに恐山、薬研温泉も未踏なので行ってみたいです。単独ではあまりいく気になれませんが薬研から佐井に抜けるあすなろラインあたりも行ってみたいです。船の窓から外を見ると雨はやや小降りになっているようです。青森まで１時間弱の船旅です。昨日は十分眠ったはずですが、もやや波しぶきをぼんやり見ているうちに眠ってしまいました

シイラインの運賃は2,540円で１時間弱の船旅としてはやや高いように思います。お客さんは私を入れて４人ほどでした・・・・船員のほうが多いかもしれません。大間-函館のように休止しないことを祈るばかりです。といっても私もＹＨのペアレントさんに株主優待券をもらって半額で乗っているのですが・・・(*´vﾟ*)ゞ

青森に到着すると雨は上がっていましたが風が強くなっていました。今日はそうなわけでショートカットしているので急ぐこともありません。遠くの八甲田方面は黒い雲がかかっていますし。青函連絡船に使われていた八甲田を見たり、まちなか温泉につかったり、午前中はゆっくりしておりました

青森市内は風が強く陽射しもありましたが、市街地を出て青森から八甲田のメインルート国道103号を登るうちに風が弱くなり気温も下がってきました。雲谷温泉を過ぎると樹林帯に入り路面もぬれてきました。途中で岩木山展望台もあったのですが残念ながら見えません

樹林帯を抜けると萱野高原に出ます。雲行きは怪しく、弱い霧雨も。国道ですが天気のせかいつもそうなのか交通量は少なめです。ドライブインがあったので一休み。ここでこの先の分岐を左に曲がっておとなしく宿に行くか、それともまっすぐ行ってロープウエイに乗ったり酸ヶ湯温泉につかったりするか考えました

宿に到着してもまだ２時くらいなのでまっすぐ行ってみることにしました。萱野高原を過ぎると再び樹林帯へ。ブナ原生林のなかを走り、アップダウンを経てロープウエイへ。

切符売り場に近づくと今日は上が強風のため休止とのこと・・・・（；ω；）

残念無念。まあ、この天気では眺望も望めないのですが・・・・・しかも雨が降ってきました（結果的には一時的でしたが）

ですので酸ヶ湯に行く気分も消えて、そのまま来た道を戻って宿に入って温泉につかってビールでも飲みながら相撲でも見てのんびりしようと決めました。最初からそうすればいいのですがやっぱりちょっと進んでみたいものですから。

道を戻ってさきほどの分岐を右に曲がり、舗装林道を田代平へ。今日のお宿は八甲田温泉で分岐から8kmほどです。原生林ですがブナの原生林は鬱蒼としてなくて明るい感じです。天気ならこもれびが気持ちよさそうですが・・

途中で雪中行軍遭難者像がありました。私は新田次郎「八甲田山死の彷徨」も中学時代に読んでいますし、映画「八甲田山」も見ているので事件のあらましや地名も聞いてはいたものの、冬場の地吹雪のすさまじさは知らないのでただただ想像するばかりです。今はこうして舗装路が出来ていますが当時はもちろん道なき道しかなかったはずですし・・

雪中行軍の資料館も見学してから宿へ。田代湿原のすぐ横の一軒宿です。八甲田温泉という名前だけ聞くとなんだか大きな温泉地？という印象ですが実際はホントにぽつんと温泉宿があるだけです。外見は少しみすぼらしいのですが内装はキレイで手入れも行き届いています

連休ですが部屋は満室ではないようです。いくつかのグループと数組のカップル、私のような単独者が４人ほど。夕食も美味しくいただき、温泉も２回ほど入り、風で草がざわめく音を聞きながらくつろいだ時間を過ごしました。