北海道(浜頓別-豊富-音威子府)2010/05/05
プラスのドライバーを借り忘れたのと、ネジをどっちにまわせばよかったのか忘れたので誰かに聞きたいところでしたが、あまりの早朝でどうにもならず。住居までドライバーを借りに起こしに行くのは悪いし。朝食はいらないと豪語したのに町で補給を買い込んだり、結局7時まで、なんだか無為に?すごしたのでした。やっとドライバーを借りて上のねじを右に回して3段ほど軽くなりました。「豊富までは稚内丘陵ほど登らない」というトシカの女将(どう表現すればいいのか?おかみさん?ペアレント? 社長(笑)?もとリベラル闘士のような感じでしたが)の言葉を聞いて、「稚内丘陵もそれほどではなかったし、要は内地ほど急ではなかろう」と予定通り進むことにしました。
クッチャロ湖を過ぎると酪農集落が見えてきました。地図や言い伝え?によればここから豊富まで40km程度(かな?)ひとりも住民はいないとのことでちょっと気を引き締めていこうと思いました
でも、天気もよく、風も穏かだったので、気持ちいいサイクリングでした。それに車も滅多に通らない道々と聞いていたのに、結構(5分に1台くらいかな?)通っています。しかも近づいてくるのが速くて小用を足しているのを見られたくらい(笑)
夏のように鬱蒼としていなくて、枝の間からかなり遠くまで見えるので、クマが出てくるかもという恐怖感はありません。湿地帯にはフキ(たくさんありすぎて特に撮っていませんが)がびっしり。春の薫りたっぷりです。
道端には雪が残り、時たま停まっている車両があるので聞くとギョウジャニンニクを採りに来たとのこと。浜頓別側は少なかったのですが、豊富側は結構停まっていました。皆さん、ちょっと奥まで入っていきますね。「クマ出ませんか?」「昨日(指差して)そっちの○○(よく聞き取れなかったが炭鉱のあったところ)で出たらしいよ。ゆっくり走ってると会えるかもね」とのこと。会いたくはないのですが・・・
2つほど軽いピークを越えて豊富へ。視界もずっとひらけていて、春の明るい感じいっぱいの道でした。2kmほど断続的に拡幅工事中とみられるダートがありました。
豊富温泉の手前で左折して幌延方面(道道121号)へ。途中トナカイ公園があったので、えさをあげたりして遊びました
幌延のセイコーマートで補給して道々256号で雄信内(おのっぷない)へ。線路沿いです。
男女のロードレーサーとすれ違ったのち、天塩川を渡っていったん国道40号に出ました
国道40号、案外交通量がなかったです。たまにクルマが通るとスピード早いから怖いけど。
歌内のあたりで道々541号に入り、天塩中川の町中をとおって佐久まで。
佐久でふたたび国道40号に出ますが、水面に樹木がすっくと立つ独特の風景が延々と続きまして、今回終着地に決めた音威子府に近づいてきました。
砂澤ビッキのアトリエ3モアに寄りました。阿寒湖のお店はもう閉店しているのですね。
今回駆け足で見学してしまったのですが、そば畑がきれいな季節にまた来たいものです。
15:45発の特急サロベツに間に合いそうです。15:00過ぎでしたが飛行機に乗ることを考えて輪行作業しているうちにあっという間に列車がやってきたので、あわてて駆け込みました。せわしない気分をやわらげてくれたのは車内に漂うギョウジャニンニクの薫りでした。北の春の厳しさと優しさを存分に感じたツーリングでした。
(走行距離125km程度 札幌泊 翌朝の千歳羽田便で帰りました)
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一台も車が写ってない。北海道らしい光景ですね。
雪がまだまだ寒そうです。
投稿: ぼく@ハヤマ | 2010/05/30 19:52
クルマは・・・やはり少ないです。速度は出していますが、地元のクルマは自転車から距離とって抜いてくれます。あと急坂がなくなだらかで、信号がほぼないので、知らないうちに距離が伸びますね
投稿: とし@鎌倉 | 2010/05/31 11:32