北海道 (利尻1周)2010/05/03
6時半のフェリーに乗るため、ちょっと早いですが5時30分ごろ稚内フェリーターミナルに行きました。今日は昨日にも増して風が強いです。フェリーの混み具合はさほどでもなくなんなく乗船。自転車もそのまま乗船です(追加料金必要)。ノシャップ岬を回るとゆれがやや大きくなったので船室で寝ていました。時間近くに甲板を出るとやっと見えましたよ、利尻富士。海上は風が強いのでやっとの思いで1枚写真を撮りました。ようやく姿を現してくれて感激です。右下のほうに橋が写っていますが新しい道路?
地形図を見るとサイクリング道路があるようなので、海沿いより風が弱いかも?と利尻山神社に参詣してからやや登ってサイクリング道路に入りました。
すれ違うサイクリング車はありませんが、クマもいませんし、安心と言えば安心。でも手すりでやや隔絶されたようなサイクリング道ですね。森の中だから風は吹き付けてきませんがゴゴーっと木々が揺れます
進むと橋が架かっています。風の通り道になっていておっかないのもありますが、先ほど船から見た橋の正体はこれか・・と思うとちょっとげんなりました。自転車道のために山のどてっぱらに橋を作らなくてもいいのに・・・いくらかかったのでしょう?
ということでもときた道を戻ります。ときおり開ける風景がすばらしいのは認めますが、なんだかこっぱずかしい感じです。フェリーターミナルのある鴛泊に降りて素直に海の道道を時計回りに回ることにしました
ぐるっと周って、さきほどの橋のしたの集落を通り過ぎました。橋はさっきの自転車道のそれです。これがフェリーから見えたのでした。何も自転車道のために景観を壊さなくてもよいのに、と繰り返し思いました。しつこいようですが強調しておきます。
姫沼へ行こうと右折。なかなか激坂です。エゾエンゴサクが咲いていてご夫婦が採取していました。おひたしにするんだそうです。延胡索といえば漢方でも胃腸薬に使ったりしていますね。生薬としては聞いたことがあるのですが花を見たのは初めて(単に見過ごしていたのかも)でした。
奥の陸橋も自転車道です。中腹を横切る自動車道はこのあたりはありません。
君を訪ねて姫沼悲し♪という節を礼文島のユース(桃岩荘ではない礼文ユース。もう無いらしい)で何度も聞かされて今でも頭にこびりついてはなれないのですが、そのときは利尻には渡らなかったため、26年越しとなる「姫沼」に来ました。悲しいのはお天気で、利尻冨士はだんだんと霞み、さかさ冨士など望めません。
みずうみを1周します。湧水、飲んでも人体に影響ないでしょう(笑)
ガイドツアーの一団です。観光客は少なく、風の通り道ではなかったようで木々が揺れることもなく、どこからか鳥のあせずりが聞こえるくらい。静かな湖です。
ガイドさんから付かず離れず解説を聞いておりました(笑)。エゾマツからほのかな甘い香りがするというので彼らが去った後かいでみると確かにほんのり甘い香りがしました。
少し雨が降ったり、やんだり。1周ゆっくり歩いて少し岸辺でぼんやりしてから、姫沼を後にしました。
サイクリングロードをちょっと走ってまた海沿いの道へ。しばらく走ると向かい風サクレツです。利尻を時計にたとえると3時から6時までがモロに向かい風で、強いときはまったく前に進めず立ち止まってやり過ごしたりせざる得ませんでした
疲れて海で寝そべったり・・途中の町で結構混んでいる食堂があり、ちょうど店から出てきた地元客推奨のみそラーメンを食べました。
ラーメン食べたら元気が出てきました
といいつつ近くの沼でふたたびみずうみを見ながらまったりしていました。北海道の定番みやげ「白い恋人」の写真はここで撮られているのだそうです。でも。。雨が降ってきてあっという間に利尻は見えなくなり、この後この日は見えなくなりました。
サロベツでは見つけるのに苦労したミズバショウですが利尻ではたくさん見ました。
「7時」の集落を過ぎるとほぼ追い風になり、楽ちんです。昆布を売っている商店がありました。お店の人によると全国で最高級なんだそうです。ウチに「昆布いるかい?」と打診しましたが要らないとのこと、適当に取り繕って店を出ればいいのですが、なんとなくいたたまれずに補給用にはちみつ昆布だけ買いました。
仮眠できますね。(私はしませんが)ちょっと雨も降って寒いので中で昆布をしゃぶっていました。
宿も近くなりサイクリング道路や農道をのんびり走りました。利尻冨士があまり見えないのが残念ですが、やや本降りの雨になってきたので、5時には民宿夕陽に到着しました。また機会があって天気がよければ利尻冨士に登ってみたいです
夕食はたこのしゃぶしゃぶや海鮮など。美味です。後から8名のロード集団が来ていました(50代くらいの男性ばかり、こまごま動いている幹事さん以外はあまり愛想のない集団でしたが)。札幌から来ていたそうです。
今日は当初から個室とわかっているので心置きなくくつろげました。9時にはぐっすり寝ていました。
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