岩手ツーリング(八戸-種市-野田)2010/09/18
連休はやっぱり岩手シリーズになりました。高田を起点に、遠野、早池峰コースも計画しましたが、夏の暑さで弱気になって穏か海岸線&岩泉コースにしたのでした。
初日は種差そして小袖あたりの美しい海岸線、種市の潜水夫を展示した博物館、ちょっと寄り道で人情にふれたこと、などが印象に残りました。
まず出発地の八戸。青森県ではありますが旧南部藩ですから岩手ツーリングと銘打って問題なかろう(?)
三日町、十三日町など市の立つ日を名前とした街が中心部。漁港、商業、工業、ごった煮の60万商圏の東北有数の町だけあって、町のつくりが案外大きく、駅は町外れにあって、海岸線に出るにはあらかじめ道を調べておいたほうがよい・・・と前回の下北ツーリングで感じていました。まあ、いつでも事前の下調べはしておくべきなんでしょうけど。
種差海岸は砂の海岸線や芝生が美しく、巨岩の続く岩場も北山崎のような圧倒的かつ荘厳な迫力こそありませんが、優美なたたずまいです。
海沿いの県道1号線は細く静かでした。通過する車は国道45号を使うのでしょう。
食堂につながれた犬は経営者の飼い犬だと思われますが、きょうは天気も良くて暑いのに水もなく、大変そう。でも人と目線があうとけなげに尻尾を振って寄ってきてくれます。
種市から岩手県に入りました。民俗資料館に寄って潜水夫の展示を見学(写真撮っていますが、後から撮影ダメなのに気づきました。ですので掲載はしません)。種市は南部潜水夫で知られ、県立種市高校には全国で唯一の潜水士養成の海洋開発科があります。
漁港には美味そうな海鮮定食やさん「はまなす亭」もありましたが10時半で昼食にはまだ早いので先に進むことにしました。まあ、うにも終わっているし、ほやも盛りは過ぎていますね、と自分を納得させ・・・ですが。
といいつつ結局、有家の商店で100円の南部せんべいを買って昼食代わりにしてしまった貧乏性の私ではあります。
昆布が民家の庭先、道路、小路などいたるところに干されています。干していたおじいさんに聞くとだし昆布とのこと。
昔は国道だったと思われる県道279号で麦生経由で久慈市内へ入り
海沿いの細道を小袖海岸へ。かぶと岩、つりがね岩など奇岩、巨岩の連続です。
トンネルに入ると波の音がどばーん、ばしゃーんと聞こえます。トンネルが素彫りで、岩場が洞窟のようになっているため反響するのだと思いますが、なんだかうれしくなる、不思議な感覚でした。
やがて小袖海岸に到着しました。もう夕方近いし、うにの季節もほぼ終わりで、「北限の海女さん」はいませんでした。予想はしていましたがちょっと残念かなー主に7-8月の午前が活動時間で他は予約制だそうです。今度は7月に来て実演を見てみたいです。
気を取り直して海から渓流沿いに200mほど登り。あっという間に深い山に入り込んだ感覚です。ほどなく登りは終わり、海までくだりです。海に出ると右折して野田へ・・・が順路ですが、左折してどんづまり集落に行ってみたくなりました。
どんづまり集落では道でいわしを干していました。おばさんたち朝から干していてそろそろ倉庫にしまおうかというタイミングだったようです。なんとひとつかみふたつかみして「日本酒するかい」とビニールに入れてくれました。親切にありがとうございます^^ 翌日の補給食になりましたー何よりその心がうれしいです。どんづまりの集落に行って思わぬ人情に触れて本当にラッキーでした。
ところで後から「日本酒するかい」は私の聞き間違いで「日本一周かい」の間違いだったのでは?という重大疑惑がわきました。私の「つまみにしますね」はとんだトンチンカンな回答だったようです。
野田に入って明日の補給にとひゅうずもちを買って、道の駅のだの前にあるマルサお魚センター 嵯峨商店さんで、さんま、ほや、やりいかなどを買って実家に送りました。
買い物などでなんだかんだ、国民宿舎えぼし荘到着は5時半になりました。えぼし荘では海の見える露天風呂(温泉)もあって朝風呂もOK、夕食も地元の食材をふんだんに使った豪勢な内容(豚しゃぶ、ほたて炊き込みご飯、ほたてなどの刺身、鮭など)で、私としては十分満足でした。夜は雨が降りましたが自転車は軒下におけるので濡れませんでした。
明日あさっては天気がいまひとつのようですが、旅程は緩めなのでまあどうにかなるでしょう。。と8時には就寝していました。(走行は100km弱程度)
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