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2010/11/16

赤石温泉-右左口宿-峠-鶯宿-芦川-若彦トンネル-河口湖 2010/11/14

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朝は露天風呂に入って、朝食後、宿近くの妙連の滝へ。(写真はNさん撮影)

宿主お手製の遊歩道(高所恐怖症だとちょっと怖いかも?)を歩いて10分くらい。高さ20mくらいとはいえ、目の前にばばーんと広がるとド迫力です。

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私も滝壺まで行きたかったですが金具が滑ってミジメでした。

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旅館は外観もさることながら、フィールドアスレチック跡、ゲートボール場(どこだ?)、釣り堀、プール等、宿主の創意工夫と悪戦苦闘を重ねた歴史であふれている宿でした。滝への遊歩道はフィールドアスレチックのセンスが残っているような。ところどころにほほえましいセンスが光っていて楽しい宿です。そのシュールな魅力とともに、ぜひ再訪したい宿となりました。

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甲斐犬だと思います。萌死にそう^^

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そんなこんな10時まで遊んでましたが出発しましょう。

今日のルートは一応来る前にだいたい考えておいたのですが、

Sさんによるとこうなっていました

市川大門まで下りきって盆地際の広域農道のアップダウンを経て右左口宿到着です。

ここは鎌倉で晩年を過ごした歌人 方代さんの故郷で、今日は菩提寺は行きませんが、歌碑は見ておきたいなーと思ってました。歌から勝手に想像した右左口宿にほぼ近いイメージでうれしかったです。さらにうれしかったのは地元の女性(外からの嫁さんだと思うけど)が「方代さんの歌碑ならちびっこ広場の・・・」と「方代さん」と親しく呼んで、道を教えてくれたことです。

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歌碑はこの茫々のちびっこ広場の隅に点々とあります。

念のため書いておきますが、鎌倉に住んでいた歌人といっても堅苦しいことはなく、私の好きな歌を以下並べると(精神構造がばれそうでちょっと恥ずかしいですが^^)

死ぬ程のかなしいこともほがらかに二日一夜で忘れてしまう

わからなくなれば夜霧に垂れさがる黒きのれんを分けて出でゆく

菜の花のような便りをいただいて腕こまねいてむせている

私が死んでしまえばわたくしの心の父はどうなるのだろう

こんなところに釘が一本打たれていていじればほとりと落ちてしもうた  

ふるさとの右左口郷は骨壺の底にゆられてわがかえる村

そこだけが 黄昏ていて 一本の 指が歩いて ゆくではないか

夕日の中をへんな男が歩いていった 俗名山崎方代である

というような感じで、私にはとっても親しみやすい歌人。

言葉というものが誰かを感動させたり説き伏せるためにあるわけではなくて、自分にとって言葉が必要で、自分の中から生まれ出るものなのだということを教えてくれた人でもあります(矢野顕子とともに)・・・・どうってことはないのですが、くだけた例で言えば、くだらぬ冗談を言いたいというのもその範疇かなと(笑)少しシリアスに言えば他人に理解される言葉をつむぐ必要もないということでもあるかなと。

いうことで閑話休題で右左口峠を登ります。

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右左口宿の集落を抜けて旧国道を登っていくと、中道往還への山道に分岐しますが今日のところは研究不足で旧国道をそのまま進み、右左口トンネルへ通じる国道358の下をくぐり、舗装が切れたり、また舗装になったり。やがて完全ダートに。

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高度があがるにつれて甲府盆地が開けて、自然な紅葉(ヘンな表現ですがなぜかそう感じた)も見事でした。やがて右左口峠に到着。葉の落ちる音だけが聞こえる静かな峠で珈琲を沸かす幸せに浸りました。峠には「上九一色村」の標識が残っていて、中道往還についての案内板もあってNさんが偵察したところ、踏み固められた道だったとのこと(峠付近だけかもしれませんが^^)。

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峠珈琲でゆっくりしたあとはダートの下り、Nさんは水を得た魚ならぬ砂利を得たダンプのようにだだーと下り、三浦一族は闇討ちを恐れて慎重に下って行ったのでした。下記の写真はNさんの闇討ちによる著者近影です

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古関で国道に出ると車の流れが多いのに閉口したものの、2km程度で、鶯宿方面に曲がると車の流れはまた途絶えてまたまたのんびりほんわかサイクリングで鶯宿、芦川、上芦川と素朴な家並の集落を徐々に標高を上げて、上芦川では1000m近くになっていました。(若彦トンネルでは1000m超えていました)

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若彦トンネルができるまではドン詰まり集落だった上芦川でこんにゃくをお土産に購入(おいしかった!!貿易自由化でどうなるのか心配・・・)。4月に供用開始になった若彦トンネル(全長3kmくらい。河口湖へ下りこう配)を河口湖に出ると、黄砂も去ってでっかな富士山が目前に!

そしてやはり温泉〆。

最近の国際的諸問題で観光客が減ったそうですが、それでも多くの中国人観光客が湯船にいてわいわいべちゃくちゃ楽しそうでした。ライトアップされている紅葉見物(こういうケバケバしているのが好きだからねー)や温泉を堪能しているようです。休憩室では中国人のカップルがかぼちゃほうとうを前に 男が「料理が不味い(云々)」女は「じゃ食べるよ」と黙りこくって険悪ムードでしたが、個人的諸問題でしょう。旅先でネガティブな批評発言を繰り返せば中国の女性もプリプリしますね^^ちなみに女性は完食で汁も飲んでました。

お風呂では地元の観光旗振り役らしい人がいて、中国からの観光客誘致について熱く語っていました。休憩室のテレビには不機嫌顔の胡さんが映し出されご夫人はファーストレディ外交にも顔を出さなかったようですが、現場は国と国との関係に惑わされつつもたくましいようで救われる面持です。

のんびりしているうちにとっぷり夜になり、ケバケバライトアップ紅葉の湖畔からやや迷走しつつ河口湖駅へ。

旅の終わりの寂しさを感じつつ、輪行の支度を始めるとさっきの中国男性が一人ぽつんと座っていました。女性はグループ(?)のほかの男性と話していました。彼の運命はいかに?男女の仲も負のスパイラルにはまると大変ですねー^^

ワインを買い込むと富士急、中央線等乗り継いで帰りました。温泉宿ももちろん、紅葉の山々、素朴な味わいの集落、と大満足の1日で日帰り組のみなさんになんだか申し訳ないほどでした--

(今日の写真はNさんとSさんにいただきました。写真&同行ありがとうございました)

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コメント

まったり、のんびりが楽しそうな2日目ですね。
3人のオヤジトークと笑い声が聞こえてきそうです(笑)。

掲載は三日ぐらいでお願いします(笑)

それにしても、楽しいサイクリングをありがとうございました〜!
まだ、二日間の余韻にひたっております。

ついしん
乙女トークしかしてないですよ☆

atsさん。
いつもお写真ありがとうございます。
そうですねー楽しかったですよ。atsさんも泊まればよかったかもですねーでも発表会大事ですから^^また次回ですね。
まじめに反応しますと、右左口峠はatsさんも気に入ると思います。甲府起点で鶯宿峠と組み合わせるとよいルートかも&その周囲にいくつか気になる峠も発見、課題噴出でたいへんです-

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