黒野田林道、旧笹子峠、大志戸林道、高山荘へ 2010/11/06

おすまし甲斐犬（Aさん撮影）。もう宿です。犬はやっぱり日本犬に限る。今日はここまで。

と横着しようと思ったのですが、前泊したルートに触れておきます。簡単に書きますが、黒野田林道行ったことがなかったし、快晴で紅葉も山容もすばらしく、一般車は入れないから静かで、皆さんが評価するだけのことはある、まさに自転車ツーリングにぴったりの道であると思いました。

翌日は大菩薩から松姫峠に抜ける山岳サイクリングオフなのですが、アプローチが結構きつそう（坂が）だったので、前泊組に便乗させていただき、さらに早く家を出て、９時には初狩へ。泥除けも外しているので、輪行の組み立ても早く終わりました。

初狩からゴルフ場の坂（昭文社　大菩薩嶺によると「大幡峠」とある）を登って下りて大幡で右折、このへん少なくとも土曜日は交通量が多い。どん詰まりのはずだけど事業所がいくつかあるらしい。高畑谷村停車場線の終着から右折してキリキリ登るあたりが黒野田林道の始まり。まもなくゲートがあってそこからはクルマは入ってこない。

ゲートがしまっている割に路面もきれいでゴキゲンなサイクリングロードである。傾斜的には高畑の集落からきつくなって取り付き（700m超）からピーク(1100弱）までは350mほどUPする感じ（標高は山地図からのナナメ読みです。以下ずっと同じ。GPSは使いません。海外での少数民族抑圧にGPSが応用されている現実を連想してしまい、多少仕事でのかかわりがある者として無邪気に使う気になれないだけで、便利だし、オフではGPSお持ちの方にいまの標高を尋ねたりしています）

ピークのあたりにある東屋で一休みして前の日に買って切断しておいたフランスパン（バケットと書いてあったけど塩味ではなかった。キリキリ登っていたので塩味を感じなかったのかもしれないし、種類の定義などいい加減でよいのかもしれませんが）にジャムをつけると虻ちゃんがよってきたので早々に食べて退散。

しばらくくねくねと紅葉の山景色を楽しむとやがて下り。下りきった笹子のあたりでフロントバック姿のツーリング車とすれ違った。笹子峠へ。こちらも5kmほどの登り。矢立のスギも見学して、笹子とんねるに到着。景色は黒野田ほどではないものの、トンネルのあたりでたたずむと葉がはらはらと落ちてきて落ち着いたいい雰囲気でした。

甲斐大和に下りると輪行してきたＡさんを発見。同じ前泊組のＳさんは大月下車（後から聞いたが少年以来の国道20号走りだったそうで。センチメンタルジャーニー？）、Ｔさんは２日酔いとのこと。

宿に向かうＡさんと途中でわかれて、私は大志戸林道へ。途中で犬が２匹走ってきたけど後から来た車のおじさんの犬で猟犬でした。おじさんによると景色はまあどこも同じだけど上は紅葉がキレイだよとのこと。確かに、200mほど登ると紅葉が綺麗でした。

偵察完了し、林道を下りて、日川渓谷沿いを宿「高山荘」に向かいました。宿は1150mほどの場所にあってやどの周辺の紅葉がちょうど盛り。ちょうどいい時期ですねー食事も美味しいし、犬もかわしいし、前泊に便乗させていただき、感謝感激です。

（↑Ａさん撮影）

９時半には就寝。濁流に呑まれる夢で目が覚めたらやっぱり隣のいびきでした。足を出して冷えたのとあいまって、変な夢をみたようです。