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2010/12/09

「つぶやき岩の秘密」を訪ねた(2010/12/4)

土曜日、荒崎に行った折に、三戸浜周辺で、「つぶやき岩の秘密」ロケ場所を訪ねてみました。

「つぶやき岩の秘密」は1973年に放送された少年ドラマシリーズの異色作(私にとっては少年ドラマシリーズの最高傑作です)

後半のサスペンスタッチの盛り上がりやラストシーンの光り輝く海と石川セリの歌った主題歌「遠い海の記憶」。ずっと記憶から消えませんでした。そして数年前にDVDを購入して再度視聴すると、このドラマは少年が大人になるせつなさと決意を描いた快作だったと思い至ったのでした。

あらすじ:三浦半島の海岸近くに祖父母と住む少年・紫郎。
紫郎は毎日のように洞窟へ入り岩肌に耳を近づけ、
亡き母の泣き声を聞こうとする。
そんなある日、紫郎は海沿いの断崖に不気味な老人の姿を見る。
その日を境に、つぶやき岩に秘められた謎が、恐ろしい事件を引き起こし、
紫郎を巻き込んでゆくのだった…。

紫郎の名字は「三浦」で義澄の直系の子孫という設定です。そして、海の話なのに、原作はなんと!新田次郎なのです。私は中学時代に新田次郎の一連の山の小説を読み漁ったのですが、いちばん先に目にしていたのは「つぶやき岩の秘密」(新潮の少年文庫にあったと思う。すでに絶版)なのでした。新潮社の保養所か何かが三戸浜のあたりにあって、新田次郎は一時滞在していたようです。

紫郎の担任の小林先生(菊容子さん。魅力的な先生役でしたが、出演1年後に元恋人・・今でいうストーカーということのようですが・・・に殺されて24歳で夭折してしまいました。合掌)の弟役が断崖にハーケン打ち込むシーンがあって、ああ、そんなところが新田次郎という感じで、現場には今でも捨て縄が残っているのだそう(今回場所の特定はできず)。

さて、今回はまず小学校から

Imgp7522

撮影は大楠小学校だったようですが、改築されて当時の面影はあまり感じられませんでした。そのまま佐島から荒崎へ。

Imgp7543

「どんどんびき」 紫郎がボートを漕いで、つぶやき岩に出かけて行った場所です。

三戸浜からちょっと離れた荒崎にあります。

海沿いに歩いてちょっとした史跡めぐりです(以下は歩いた順番ではありません)

Imgp7597

地下要塞

Imgp7600

諏訪神社

Imgp7603

ドラマで「白髯さん」の家に通じていた洞穴。穴はふさがっているが様子は当時のままです

Imgp7606

台地に広がる大根畑。ドラマの重要な場面、白髯さんの別荘はこのあたりだと思うんだけど・・・・ロケ現場を歩いた人のwebでは半崩壊状態だったとのこと。今回、特定できず、残念。

Imgp7611

このあたりもシーンがあったような。。

Imgp7581

小さい路地の集落

Imgp7582

大潮の日に現れるという、つぶやき岩はどこかなあ。

Imgp7589

「いつか思い出すだろう 大人になったときに あのかがやく 青い海と 通り過ぎた 冷たい風を 君をはぐくみ みつめてくれた かなしみに 似た風景 追憶の片隅で そうっと とけてしまうのだろう いまだ みつめておけ きみのふるさとを その美しさの中の 本当の姿を」

番組のデータ

*放送日時:1973年7/9~7/19 月~水曜18:05~18:30・6回 
*原作:新田次郎「つぶやき岩の秘密」 
*演出:佐藤和哉 
*脚本:鎌田敏夫 
*出演:三浦紫郎(佐瀬陽一) 三浦源造(巌金四郎) 三浦ぬい(西口紀代子) 白髭さん(美川陽一郎) 小林先生(菊 容子) 山下志津子(吉岡いずみ) 

Imgp7592

DVDは持っているので、興味を持った方に貸出します(郵送OK。但し直に会ったことのあって、顔と名前が一致する方のみ)。この話の面白さを知ってもらえれば、ちょっとした探索ツアーも面白いと思います(万人受けはしないでしょうけど)。

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じもとあれこれ」カテゴリの記事

コメント

またまたすごいお宝の昭和ネタですね。
新田次郎は、新潮文庫で私も殆んど読みましたが、
あのオレンジの背表紙に、この作品ありましたっけ?

atsさん、おはようございます。

あ、オレンジの背表紙の文庫ではなく、
「新潮少年文庫」という文庫本よりやや大きめサイズのシリーズです。今は少年文庫自体ないようです。地元の図書館でも見つかりませんでした。国会図書館には
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000795405-00
あるようです。

はじめまして。がろっと、と申します。
以前ホームページを公開してまして、三戸浜も何度か訪れたことがあります。

偶然ですが、先日数年ぶりに「つぶやき岩」の舞台を訪れました。(12月9日のことで、としさんがこの記事をアップされた日で…偶然ですね)

噂にはきいていたのですが、紫郎の家が建て替わってたりして、ちょっと残念。
白髭さんの家は、7年前、既に崩壊寸前だったのですが、今は完全に崩壊して、痕跡を見つけることも不可能な状態でした。亀さんの家は、リフォームされてきれいになっててビックリ。

「つぶやき岩」の場所は、多分ご自分で探されるのが好きな方だと思うので、ここでは書きませんね(^^ゞ
もし探しに行かれるなら、干潮の水位の低い日(と時間)に行ってみてください…きっとハーケンの跡も見つかると思います。

はじめましてがろっとさん
丁重なコメント、ありがとうございます。
ホームページはつぶやき岩の秘密のことを書かれていたのですね?参考にしたかったので残念ですが今後また公開されることがありましたら、と楽しみにすることといたします。

近い日時に再訪されているとのこと。
そうですか。白髯さんの家はもう跡形もないのですね。
紫郎の家は道路の形状からここかな?というところがあったのですが、家の面影が感じられず、結局わかりませんでした。

彼岸の大潮ならつぶやき岩が見れるでしょうか。連休(特に3連休)は県外に旅行に行くことが多いのですが、もしいるようならぜひ行ってみようと思います。
ありがとうございました。(うーん、でもどこだろう・・?つぶやき岩・・・カメさんやしらひげさんの家)

小三の頃に地元でロケがありました。生徒役で地元の子供も出演しています。DVDで30数年ぶりに観て感激です。
当時と一番変化したのは道が舗装されたのと港が出来た事、紫郎の家は2年前に火事で焼失しました。
石蔵は今もあります。あと船はFRP製になりましたね。 
劇中で鵜の島と呼ばれている岩は、地元では、すずめ島と呼んでいます。今も地元に住んでいますが、このドラマを好きだと思う人が沢山いてくれて嬉しく思います。三戸浜は今でもロケが多くて昨年は龍馬伝のロケが大大てきにありました。海は今も綺麗だと思います。
      

三戸浜の昔の少年さん、こんにちは。
訪問ありがとうございます!
「つぶやき岩の秘密」小学3年の時に観たと思いますので、「昔の少年」さんは同年輩かやや先輩の方のようですね
このドラマのしらひげさんがカーテンから現れるシーン、ラスト、そして輝く海、今でも強く印象に残っています。そして私がいままで進路で区切りをつけるときに大事な何かを捨てる癖は、ここから影響を受けた気がします<幼稚な原点(^_^;)
それはともかく、三浦紫郎家のあの味のある家屋が焼失したとは残念です。でも三戸浜の海は本当にきれいですね。今も「海はいい!海はいい!」と、しらひげさんの真似をしています(笑)折に触れてまた探索したいと思います!

昨年コメントを書き込みましたが…以前公開していた「つぶやき岩の秘密」についてのホームページを復活しました。もしよかったらご覧ください(つぶやき岩の場所も載せています)。

がろっとさん、コメントありがとうございます!
URLさっそく拝見させていただきます~

なるほど、つぶやき岩はあのあたりなのですね。
冬場でも行ってみます。
原作との比較も参考になります。
新潮少年文庫の原作持っていたのですが手放してしまっていました。
ありがとうございました

こんにちは、新田次郎生誕100年記念で新潮文庫からつぶやき岩の秘密再版されました。とっても嬉しいです。

のんたさん、コメントと情報ありがとうございます。
ホントですね!
さっそく再読してみようと思います。

「つぶやき岩の秘密」新潮文庫 書店にあったのでさっそく買ってきました。のんたさん、情報ありがとうございました!

初めまして。
今朝の朝日新聞の書店さんのお勧め本で「つぶやき岩の秘密」の文庫本が紹介されていました。懐かしくなりググっていたら、このブログ発見。同じようなこと思っている人がいるんだな~と・・・
思わず、コメントを。
昔、弟を一緒にテレビで見て、何故か大人になっても印象に強く残っているドラマでした。数年前地元の図書館でビデオテープを借りて何回か見ました。
新田次郎生誕100年を記念して文庫本がでたとのことなので、買って読んでみようと思います。学校の図書室でもお勧めしてみようかな。

みゃんこさん、はじめまして。
ビデオテープが出ていたのですね。
私もDVDを入手して何回か観ました。
みゃんこさんのような思いを持つ方が多くて、今回の復刊につながったのかなーと思います。成長する子供の心に深く染み入るいい本だと思います。地味ですが潮の満ち引きのついての記述も作品に厚みを加えていると思います。学校の図書室にももちろんおすすめですね。

はじめまして
4年ほど前まで三浦海岸に住んでいました。
NHKの放送があったのは、私が中学2年か3年生の頃だったと記憶しています。
6年ほど前偶然に「つぶやき岩」が近くにあることを知り、何度か出かけました。 その頃はまだ「紫朗の家」も「捨て縄」も健在でしたが、残念ながら「白髭さんの家」は分かりませんでした。
ドラマの撮影があった季節は多分今頃かな?(紫朗が走っている畑に菜の花らしきものがあるので)
もう少し暖かくなったら、久しぶりに三戸浜に行ってみようと思います。
もちろん「大潮の日」に

めいきゅーさん、はじめまして。訪問ありがとうございます。
おっしゃる通り菜の花畑を駆け下りるシーンもあったので撮影は今ごろから春先にかけてのようですね。ドラマでは白髯さんの別荘も屋根など所々剥げているようでしたが、現在はもうないようです。防空壕もふさがっていたり、家も道も新しくなっていますが、磯や小路に当時の雰囲気が残っていますね。このドラマに共感を持っている方が結構おられるようで、うれしく思います。潮時表です(笑)
http://www.shinsyuumaru.com/sio/2013/sio1303.html

初めまして。
ふとしたことで、「つぶやき岩の秘密」というドラマのHPやユーチューブがあることを知り、40年前の記憶がよみがえってきました。

何か、なくしていた大切な宝物を40年ぶりに見つけた気がしてうれしくなりました。さっそくDVDを買って食い入るように見て、やはり、子供の時と同じようにラストに感動しました。登場人物の人たちの演技も実に素晴らしい。

私は小学校に入った直ぐの頃でしたか、このドラマを見まして、そのテーマ音楽が大好きでしたが、、40年もずっと忘れていました。でもその曲はなぜか鮮明に覚えていました。

このドラマについては、学校で話題になることもなく、誰にもこの話をクラスメートにすることもなく、大好きなのは自分だけじゃないかとも思っていましたが、こうして、多くの人がこのドラマと音楽を心の中で大切に思っているということを知って嬉しくなりました。

テーマ曲といい、ドラマといい、なぜこんなに切なく感じるのでしょうか。大人になる悲しみと切なさ。。。

少年は事件を経て、ひとつ大人に成長したが、しかし同時に大人の醜さも知ってしまった。少年はいったいどのような大人になっていったのだろう。

アッキーさん、はじめまして。
訪問と丁重なコメントありがとうございます。

私も(準地元が舞台だったのですが)「つぶやき岩の秘密」の話を学校ですることはなかったと記憶しています。自身内向的だったこともありますが、どんな子供も受け入れるドラマではないと感じていたからでしょう。
でも紫郎への感情移入は意識に沈殿していて、その後、折に触れての決断や行動に微妙に反映していた気がします。
このドラマを大切に覚えている人が少なくないことを私もとてもうれしく思います。

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