紅葉のクリスタルライン再び
きのうの晴天と打って変わって空はドンヨル、じゃなくてドンヨリ
超長い下りの記憶がある木賊峠-甲府を今日は登っていきます。
て、いっても超長い下り、ということは斜度はきつくないはず?
ホントかなあ?
といいつつ朝は小さな旅「徳本峠」で、
霞沢岳からの穂高連峰にうっとりしているうちに、
朝食後ということもあってか、うっかり眠ってしまい、
小原庄助の真似なら泥湯温泉でしたいぞ、と思いつつ
なんとなくテンションの上がらない寝ぼけ眼のまま出発。
道路標識に従い(地図ももちろん持っていますよ。ところでこのあたり、ツーリングマップルと山と高原地図と5万図とで微妙に道の名前やら林道のコースやらが異なる気がします。出かける前にちゃんと点検しないと、ですね)、だんだん集落が点在する静かな道に。
しし滝を過ぎた集落あたりで左足のない白い犬が道路わきでさびしそうな顔をしていたので(写真は撮ってません)、近寄ろうとするととたんにおびえた顔になって片足でひょこひょこ立ち上がって逃げて行ってしまいました。地元の人に聞けば、山でトラバサミにかかったとか。野良犬ということなのでそのうち処分されるかも。その犬のおびえた眼を思い出し、私はまたまた余計なことをしたなー、と悲しい気持ちに。ちょっと某集団とニアミスをもくろんでいたのですが、気分がマイナスになったので、ペースを落としちゃいました。
標高を稼いでいくと葉の色付きが鮮やかになってきました。一面の紅葉もさることながら、どこかにポチッと紅い色というような??ちらほら鮮やかな紅、黄を見つけて楽しむ方が好きです。自然な感じだし。それとも私の人間が地味だからですかね?
まあ、どうあっても峠には着くのです
ここからは黄葉、紅葉、満喫です。だんだん平常心を取り戻してきました。静かな静かな道なのにちっぽけな人の気分だけが揺れ動くのが可笑しい(笑)おさびし山のような風景にちょっと感化されてしまってたかもしれませんね。
雨が降り出したので雨具の上下を装着したり、木賊峠で雨宿り&ごはんにしたりしながら、静かな峠道を楽しみました。
降りていくと金峰山も見えて、来年の目標かなと思いつつ(山歩きで、です)。
紅葉も見事
みずがき湖で雨宿りしながらちょっと今後の身の振り方を考えましたが、紅葉には満足したし、今日はこのくらいでいいや。雨もちょい本降りだし。 だだーんと降りて穴山温泉へ
宿のおばあさんによると、百名山の深田久弥さんが生涯最後に泊まった宿とか。ちょうど40年前の3月21日に茅が岳でなくなったそうですね。私は百名山の完登に興味はありませんが、「百名山かどうか」は人が多いか少ないかを判断する重要なファクターとして脳裏に刻まれています。そして、しがない中年男の生まれた日でもあるので、その命日も脳裏に刻まれたのでした。
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