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2011/12/25

夏沢峠から横岳 2011/07/30-8/1

むかし八ヶ岳を縦走しているので夏沢峠自体は通過しているはず・・
記憶にないなんて情けないけど、30年前の縦走で覚えているのは

*唐沢鉱泉から入ったこと

*横岳のハシゴでその先の取つきがみつからず往生、怖かったこと
(間違えたんだろうと思う)

*赤岳に到着して「やった!」と思ったこと

くらいです

高校生のときは毎月山に行ってたけど、個々の山行のコースはあまり覚えてなくて。
景色はどこも素晴らしいし、時間に追われたり、ばてたり、雨で粛々と歩いたり、テンバに着いたら何をすべきかとか、そんなこんなであまり余裕がなかったような。
でも、たまに(といってもここ3年くらい会ってないかな)同級生に会うと、結構細かいディテールまで覚えているのに感心します。
彼らの多くはその後も八つに行っているので、記憶がしっかり重ね塗りされてるに違いない!
と日々ぼんやり気味の私は言い訳するのでした。
夏沢峠にたどり着くと何か思い出すのだろうか??

さて、閑話休題。
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茅野から桜平までなんとタクシーで移動(7,000円くらい)
中学生集団登山をやり過ごしてからしとしと雨のなか出発。

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といいつついきなり夏沢鉱泉で立ち寄り湯(^_^;)
太陽光、風力、水力何でもありの近代的な山小屋ですね~お風呂にはせっけんやシャンプーもありました。
トイレもきれいでびっくりです。
30年前はどこもなんというか・・・・・・自粛です~

ちなみにトイレは20年前の中国でどこでもそうだったように紙は捨てちゃダメ方式です。世界最速など目指さずにエコ大国を目指していれば今ごろ我が国の人たちも彼らを尊敬したと思うんですが。人間の欲望は悲しいものですね。せめて私たちはジラールの洞察から解き放たれたいものです。

さて、書生じみたことを書いちゃいましたが、再び閑話休題。

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外は強い雨が降ってましたが、出るころにはやみました。晴れ間も見えたり。

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コケ観察したり、しとしと雨で雨具を着たりしながら、のんびり歩きました。

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鉱泉からたぶん40分足らずでオーレン小屋に到着です。雨予報でも登山者が結構いますねー

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かなり早く着いたので、風呂だの午睡だの散歩だのしつつ、馬肉のしゃぶしゃぶなんぞをいただき、いつものように?いびきに苦労しつつ就寝。

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翌朝。峰の松目経由で硫黄岳を目指しますが、峰の松目への分岐で通行不可(という意味だと理解して進みませんでした 未検証)のようでしたのでまっすぐ、赤岩の頭の下あたり経由で硫黄岳へ。

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山地図には白い砂地の分岐点とあるのですが、ちょっと赤土っぽい気も。硫黄岳までは少しです

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硫黄岳手前あたりから雨になりました。

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コマクサが稜線のそこここに咲いていました

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硫黄岳小屋にたどり着くと本降り。コーヒーを飲みつつ、このへんで引き返してもいいかなーという感じでしたが、小屋のおじさんの「奥之院まではすぐ。手前の岩場の壁の花も見事ですよ。荷物は置いてってどうぞ」というお言葉で、発奮。やっぱり行ってみることに。 外に出ると小降りになっていました

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コマクサの群生地、圧巻でした。白いコマクサも発見!(写真は失敗しているのでありません(^_^;) ピンクのコマクサの群れに1輪の白いコマクサが輝くように咲いているさまは神秘的でさえありました。

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横岳到着(となにげなく書いちゃいましたが結構スリルありました)!やった!やっぱりウレシイですね

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帰りも慎重に通過

晴れていたらクサリ場渋滞だったかも、ですね。小屋のおじさんが言っていた壁面の高山植物も見事でした。よくぞこんなところに咲くよね・・・と感動。

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無事、小屋に戻りまして小屋奥の石室(いまは談話室)でラーメンを食べました。歴史を感じさせる部屋です。

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7つのケルンに導かれて硫黄岳へ。硫黄岳の火口、迫力~

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そして夏沢峠へ降りてきました。うーん、通った記憶は・・・・・思い出せなかったですね(^_^;)

なんとなく人が多い小屋をすり抜けて歩いた記憶があるのですが、それがここなのかなあ??うーん。感慨の有無はともかく、本降りになりつつあったので、そそくさと下ります。

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本澤温泉近くで土砂降りにさすがに野外風呂は危ないので夕方は行きませんでした。

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翌朝は一転してピーカン。

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自転車だと海尻方面へ降りるのが定番のようですが、歩きということで稲子湯へ。木々に光がさしこんできれいでした。分岐からしばらく登って、あとは平たんか下りです。自転車でも乗れるところはありそう。

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道中、森林軌道の跡がそこここに。

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木道なんぞも通過しつつ、みどり湖ほとりのしらびそ小屋で珈琲をいただきました

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しらびそ小屋あたりはホシガラスやウソ(ホント?)などの鳥が飛びまわっていて微笑ましいです。

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再び出発してしばらく歩くと再び(先ほども見ました)カモシカ発見!というか行く手をふさいでいます(笑)

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おかあさんとこどもでしょうね。こどもの振り返ってこちらをじっと見ているさまがめちゃくちゃ萌えます~

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萌え死んだところで稲子湯へ。一風呂浴びてからバスで小海駅へ向い、新幹線経由で東京へ戻りました。さまざまな山の表情が楽しめて、充実した山行きでした。縦走もしたい~と思っちゃいました(笑)

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