鍋割山

予定していた奥多摩の山サイが積雪予想で流れたので（山道もそうですが、アプローチの車道が凍結きつそうだし妥当だったと思います）、自転車と工具を置いて山歩きに。

昨晩は大倉（最寄は渋沢駅）から出発しようと考えていましたが、御殿場線で松田駅に着くと気が変わり、小田急線に乗り換えずに駅から7:55発の寄行きのバスに乗りました。寄（標高300m程度）には何もない（グランドにトイレがあります）ので、松田駅でそばを食べたりパンを買ったり。

寄8:25出発。茶畑と蠟梅（ロウバイ祭りがあるそうです）の木々の傍らを歩き、やがて茶畑の脇から山道へ。いくつかの鹿ネットの開け閉めを繰り返すとだんだん登山道っぽくなっていきます。

櫟山（9：50）、栗の木洞（10:22）、後沢乗越（10:50）あたりまでは雪はあまりありません。きのうの高尾では500m程度で結構な積雪が残ってましたが、こちらは南斜面だからでしょうか

後沢乗越に到着（写真下）。ここからは人が増えてちょっと華やいだ？雰囲気に。雑誌に紹介されている鍋割山の登山ルートは多くが二俣から後沢乗越に登るルート。寄から後沢乗越までは静かでした。左側は崖なので落ちないようにしましょう(^_^;)

山地図によると後沢乗越から鍋割山（1272m）まで１時間２０分。320mほど上がります。

だんだん雪が増えてきました。1000mくらいから登山道も積雪が増えてきた感じです。凍結はしてないのでアイゼン装着は頂上でよいだろうと思い、そのまま歩きました。

鍋割山到着！（12:05）

鍋焼きうどん（1000￥）食べてる人、多いです（笑）

ちょっと雲かかってるけど富士山も見えるし、南アルプスも見えます。朝方やや曇ってたけど、天気も好転。雪が眩しくてゴーグル持ってきてよかったです。

山頂は色とりどりの山ウエアで華やか。私はとりあえず富士山と蛭ケ岳を眺めつつ、最近パターン化しつつある？生姜湯+カップラーメンを準備します。

気持ちいいですねー。素晴らしい景色と、温かい飲み物とカップラーメンで幸福度ＵＰです。

山頂で結構ゆっくりして13:10出発。

鍋割山稜は積雪がありますが、登山者の多いエリアで快適に歩けました。それにビューポイントも目白押しで人気ルートなのもうなづけます

今日は小丸過ぎで右折して小丸尾根から下ります（13:55)。遮るものなく相模湾が一望されます

しばらくアイゼンがあったほうがいいですが、やはり1000m切ると外しました。シカの親子を見かけたりしつつ、ジグザグと高度を下げます

１時間４０分ほど休みを入れながら、膝に負担がかからぬようにテレテレと。やがて西山林道にでました(15:30)。

林道歩きは退屈と思う人もいるかもしれませんが、沢の音を聞きながら、チョロチョロ流れる水場を眺めたり、ガサガサ落ちてくる小さな土砂にビビったり、石碑や看板の類を見ていつごろのものだろうなどど思いを馳せたり、翳りゆく林道で今日の山行を振り返ったり物思いに耽りつつ・・・激下りに疲労困憊のふくらはぎストライキをなだめたりと。脳内はなかなか退屈しないものです。

大倉に到着（16:30過ぎ）。農家の軒先でネギやはっさくを買って（100円を缶に入れるだけ）、バス停に。ここはブラシの置いてある水道があって、登山靴を洗ったりできます。私も靴だけでなく食器やアイゼンも洗って、拭いて乾くのを待ってからバスに乗りました。大倉から渋沢のバスはたくさん出ています。ちょっとゆっくりしすぎたか、バスが出るころにはすっかり宵闇に覆われていました。