妻坂峠と鳥首峠
私はこれらの峠を知りませんでしたが、この世界(どの世界(笑)だ?)ではメイジャーな峠たちなのですね。ということでお誘いいただき、久々に行動食のみで火器は持たずがっつり覚悟で行ってきました。
横瀬駅(私のブレーキの不整備でお待たせしました。すみません)から武甲山の北から時計回りで12時から4時まで、ブル道ならぬダンプ道をいきます。震災がらみでフル稼働なのかな?などと石灰砕石場を横目に、一の鳥居へ。ここらから山道です
雨上がりですが特にぬかるんでおらず快適でした
まずは妻坂峠。畠山重忠の妻がここまで見送ったのが由来とか。重忠は模範的な武士として表現されることが多いので、その人柄を慕ったこの地域の人たちが伝説化したという面があるかもしれません。
ここから大持山に行くのではなく、下ります。道は整備されていて、慣れている方なら80%ほどは乗れる感じです(私は歩きが多いですが)
下るとパンクラッシュ。原因はバルブもげと宿命。
何やら高そうなチューブです。
JFEミネラルの脇から鳥首峠登山道に。
公衆トイレではないのですが、ごめんなさい。お借りさせていただきました。ジュースも買わせていただきました。
工場わきのモノレール?沿いを登っていきます
トロッコ列車らしきものが見えました
やがて白岩の集落跡へ
外からのぞかせていただくと、室内に飾られた観光地の長三角ペナントとともに、70年代の生活感が感じられました(80年代までは住んでいたようでしたが)。所有はそのままでしょうから、家屋への立ち入りはダメですよ。
おみやげやさん。60-70年代にはすでに炭焼きはすたれていたと思いますが、秩父ハイキングでにぎわっていたのでしょうか。
再び山道へ。ややきつめの九十九折でした。時折倒木が行く手を阻みますが、歩行なら特に障害にならない程度です。
鳥首峠到着です。全行程通じて中高年登山者と結構すれ違いました。
峠から少し行くと麓までよく見えます。ちょっとシュールですが
峠は風が吹き抜けて寒くなってきたので、そろそろ下りましょう
私は落ち葉に人がたたずむ風景を見て、ねむの木学園の子供の絵を思い出していました。
冠岩も廃村。外には打ち捨てられた自転車が。
有馬峠から降りる道に合流、山掴、武士平など、秩父さくら湖沿いの変わった地名群に心魅かれつつ、鉱泉宿の湯につかって、秩父駅前で定食を食べて輪行で帰途につきました。
突拍子もないですが、岩手にも、有名な松尾鉱山跡だけでなく、花輪鉱山跡や旧安代町袰部など開拓や農山村などの廃村があるので訪ねたくなりました。地元にもヤビツから降りて札掛のあたり、丹沢湖付近の地蔵平など廃村があるようです。
今日はふたつの由緒ある峠を自転車で越えることができて楽しかったです。自宅に戻ると午前様でした。日が長い春から夏にかけては朝早くから夜遅くまで動くことが増えます。平日の酒飲みはホドホドにして節制(というほどのことはしませんが)しようと思います。
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コメント
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としさん 亀レスですみません。
これまた大昔のこと。私が学生時代に千葉の流山に住んでいた頃。冬のある日延々と乗って出かけました。正丸峠への道から少し入った辺りで、上から鉄砲を持った人たちがドヤドヤと降りてきました。「獣狩りに来たけど雪があった。」とのことばにあっさり引き返したことがあります。
タイトルを見てふと思い出しました。もう行くチャンスは無いでしょうね。
投稿: 栗原 | 2012/04/29 17:58
栗原さん、こんにちは。
いえいえ、まだ行くチャンスはありますよ。
もし遠征でお考えでしたらお供させていただきます。
それにしてもたくさんのサイクリストの思い入れある峠のようですね。
投稿: とし | 2012/05/01 00:45