大上峠
前後しますが、星尾峠行の前日土曜日、日曜日信州新幹線アプローチでの日帰りがもったいないような気がして(わかるかな?この気持ち)下仁田へ。
休日の出ずっぱりがちょっと後ろ髪ひかれる面持はあるものの、ロンゲじゃないから大丈夫と言い聞かせて、来たら来たで期待を裏切らぬ好天気!うれしくなります。
田口峠に向う県道の脇道をせっせと漕いでちょっと高いところから集落を俯瞰するのも楽しい。煙草を吸っていた頃ならここで一服したくなるというもの。
いい気になっていた私ですがなんと!空気入れをわすれていたことに気づきました。あまりパンクはしないほうですが、気分が落ち着きません。エンペラーから移し忘れていました。Fバッグの中にも1本あるのですが、日曜日に備えてザックにしたのでこちらも忘れ。 大上峠を越えたらちょこっと八ヶ岳山麓の林道に行こうともくろんでいましたが、これはもうヤメヤメ。得意の下方修正7日続落といったところです。
岩壁に挟まれた麓の道から離陸して大上峠を登りだすと風が冷たくなってきました。途中の余地峠分岐のあたりのバンガローで明日行くあたりを眺めながらおそばを。
雲がどんどん流れて、風が木々を揺らしています。ほどなく大上峠へ(といっても超ゆっくりペースだけど)。 峠は道幅が広くなっていますが、車はほとんど通らず、静かでした。
峠越えはどんな峠でも楽しいですね。もちろん予想外に眺望が良ければうれしいですが、峠のこちらと向こう-ここだと上州と信州-あるいは北側と南側-の表情の違いなどちょっとした発見や峠にまつわるエピソードに思いを馳せたりするだけで十分。 その楽しさは人によって、また同じ人でもそのときの状況(ツーリングか練習か等)によってさまざまだと思いますが、個人的には、さ迷い歩く(土日を使うだけだし、計画もたててやって来るわけだから、さ迷い歩くといっても擬似的なものだけど)旅を象徴する大事な構成要素だからそこに向うのかなあなどと、特にソロの時は走っている現実と頭の中で考えていることが分離しがちなもので、そんなふうにぼんやり考えています。要は目標地点じゃん!と言われれば全くもってその通り、身もふたもありませんが、どうもそこまで簡単に言い切れないようにも思います。
岩がゴツゴツと険しい西上州に比して、信州側はなんともいえない伸びやかな光景です。上州にも信州にも大日向地区があるけど、対照的な風土のようで。おもわず、しんしゅう~って言いたくなります。でも風は冷たいし、佐久に近づくにつれて強めの西風に見舞われました。
そうそう、先日も函館五稜郭に行ったばかり。当地の五稜郭にも行かなくては。
龍岡城五稜郭は稜が星形に突き出た洋式城郭。函館の五稜郭についで慶応3年(1867年)に藩主松平乗謨によって築かれたそうです。明治政府の取り壊し令で城は4年のはかない命でしたが、御台所のみ、学校の一部としての使用が認めれて今も田口小学校の敷地内に残っています
市民や観光客が憩う函館五稜郭と違って、龍岡城五稜郭は学校や畑?や住宅など市民生活の一部に組み込まれていました。
だらだら短い距離を走ったですが、後半の冷たい風で疲労感が残ったらしく、宿では部屋の電気も消さずに寝入ってしまい、夜中寒くて目が覚める始末でした。
この日の経路↓
翌日はこちら。ふざけた題ですが、要はウッディテールのまねです。もちろんウッディテールのニッカーを履いて出かけましたよ。
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