手代奥山林道と朝日スーパーライン 2日目
夜半には雨音も聞こえましたが6時にはやんでました。雲は多いけれど崩れない予報。
30kmダートのあと、80kmほど移動する予定なので、鳥海荘を6時出発。5時に朝ご飯にしてもらいました。山小屋でもないのに(名前は山小屋っぽいけど)、5時に朝食出してくれるなんてありがたい。前日におにぎりも頼んでおきました。
猿倉の集落。写真ではなんだかうすぼんやりしてますが、広々とした佇まいでした。
出がけは寒かったのでミレーの雨具も来てましたが、昨日よりいくぶん暖かいのか身体が慣れたのか、ほどなく不要に。
県道から百宅(ももやけ)へ登り。宿から県道を経て林道入り口までだいたい14キロほど。
百宅(ももやけ)集落から鳥海山を臨む。すっきりは見えないけどその雄大さを感じました。
林道に入ってからも振り返ってみた。地元の軽トラが入ってきた。アオミズなど山菜取りかキノコ採りのようで、この後も何台か入ってきました。地元の生活も感じる林道なのがうれしい。ロングダートなどと書いてしまうと生活感ないね。
橋も素敵です。
今回のツーリングはもともと7月の連休に計画しましたが、直前の豪雨による手代橋崩壊、小黒瀬橋架け替え工事予定、朝日スーパーラインも通行止めと散々な情報の羅列により延期を余儀なくされ、この秋の3連休に実行となったものです。
↑右側が仮の橋(管轄当局への事前ヒアリングのとおり、鉄板を渡してあるので車両も通れる 通行止めゲートもなかった)。左奥が壊れている橋。
仮の橋もなければ、車やバイクは渡れません(自転車はまあ渡れないことはないけど・・)
この先に地形図にない林道分岐があって車のタイヤ痕は右(下玉田川林道)に流れていました。伐採作業のためか林道建設のためか、とにかくそういう作業する車のために急ぎ手代橋に仮橋を架けたということのようです。我々はその分岐は赤沢川沿いに左方向へ進むことになります。
鳥海山はやはりてっぺんは雲がかかったままですが、時折太陽が顔を出すようになってきました。体感的に昨日より暖かいようです(但し、樹木の生い茂った山中での感覚で、平野の移動では寒さも感じましたが)。
しばらく車があまり通っていないためか、道がだんだん荒れてきましたが、乗車はOK。
百宅登山口に着きました(8:47)。ようやっと鳥海山の懐にたどり着いた感じです。上の方は紅葉の盛りでしょう。
でも、登山の車はなく、広々とした場所に自転車とサイクリストがぽつん。
ここで赤沢川とお別れ。
県境までこのような狭い道。直線!1kmくらい続いています。見とれてしまいました。
県境から、工事中の小黒瀬橋まで荒れていました。
下の写真では(わかりにくいけど)橋に水が溜まっています。こういうとき、泥除け付だと気になりませんね。ないと泥はねで下界で残念な姿になってしまいます。自分が汚くなるのは許せても、他人(特にオッサン 若者は汚くてもそんなに醜く見えないよねー口惜しいけど)の汚い恰好は見たくないのが人間というもの?なので、ワンオブザオサンとしてはできる限り気を使いたいものです。
さらに下って下って・・
↓小黒瀬川。橋の架け替え工事をしていて、仮の鉄板が渡してあります。
この小黒瀬橋は情報が少なくて(事前に管轄にヒアリングしたところ、橋は解体して作業員は渡渉しているという言い方だったので、仮の橋が架かっているとは思いませんでした)通行可能かどうかやや気をもんでいました。公式には通行止めですが、自分の小さな経験の範囲内での話となりますが北東北では、歩行でも危険!という状況でなければ、通行禁止だから通るな、といういい方はされないようで。もちろん何があっても勝手に通行するこちらの責任であることが大前提。
林道終了です(11:00ごろ 林道を出た2つ目くらいの集落で自販機をみつけておにぎりタイム)。楽しかった!
鳥海山、今度来たときは全景を見せてね。
午前の部は終了!30kmダートはやっぱり達成感ありました。
楽しい林道の思い出を胸に、こんどは平野の移動です(11:20出発)最近、長い距離走ってないし、西風が強く、ちょっと試練かも・・
向う方向は大まかには南下ですが、時折西に進路をとると向かい風でしんどいです。が、広々とした風景と最上川に癒されつつ、淡々と・・・時折しんどい気分になりながら、走りました。
ちなみに今日のコース
5万図は矢島から始まって鳥海山、大沢、酒田、鶴岡、湯殿山、大鳥池で今日は地図の多い日です。(ちなみに昨日は象潟と矢島、明日は大鳥池、塩野町、小国、手ノ子)
酒田、鶴岡郊外の田園地帯や赤川沿いをひた走り、朝日スーパーラインへの県道へ。
国道(田麦俣など六十里越への道)交差の落合にコンビニがあったので一休みして緩やかな登りに備えます。といってもここから一本道になるので私は手抜き(足抜き?)で自分のペースにさせてもらいましたが(^_^;)
意外に人家の途切れない山あいの集落をのんびり走り、大鳥のダムまで一気に登ってダムサイトで一休み。落合からのんびりだったけど、平地での自称快速ペースが貯金になったかも。自分の心づもりより早く到着です。(5時半くらい宿到着かなーと思ってたのです。林道の順調な通過も要因)
交通の関係で輪行もままならず平地をとにかく走るしかなかったわけですが、ときどきはこんな走りも悪くないですね(自画自賛?)
朝日屋旅館4時着。 前日に引き続いて洗濯する時間もあるし、洗濯機が回るのを待つ間にビールも飲めて幸せです。
食事は6時前から。写真はありませんが、前日に引き続いて質量とも申し分なしです。お米もピカピカ輝いていました。
ほかの泊り客は仕事の人ばかりで遊びに来ているのは我々と隣の登山客くらいでした。大朝日岳行くにはここからも1泊必要なようで、先だって泊まった古寺鉱泉まで縦走となると山小屋2泊となるそうです。いつか古寺から朝日屋へ縦走なんぞ行けるといいのだけれど。
明日の昼おにぎりも頼んだし、例によってたらふく飲んで喰って満足。あしたは山形も新潟も降水確率ゼロ!絶好の天気で朝日スーパーラインへ突入できそうです。
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