薩埵峠 宇津ノ谷峠 富厚里峠
今日の軽いテーマは旧東海道。ひとつのテーマに深入りすると距離走れなくなってしまうのであくまでも軽く、ということで事前の調査不足による内容の薄さを「軽い」のひとことで糊塗しておく防衛話法です(^_^;)
きょうはなんと!今季初の一番電車での輪行です・・・・・・・4:57鎌倉発の横須賀線に乗ったというだけの話ですが。
ここ数日暖かくなってきたとはいえ早朝はまだ肌寒かったものですが、今朝は鎌倉駅までの道中からして生暖かい感じでした。
各駅停車で約2時間強かけて蒲原駅着。7:30スタート。
まずはのんびり蒲原宿から由比宿へ
漁港に立ち寄ってから薩埵峠への取り付きへ。えらい急坂です。
暑くなってきました。もうシャツ1枚でいいね。
海が眼下に見えてくると傾斜はなだらかになります。
急な斜面にみかんの木が植えられています。おいしそうでした・・
薩埵峠着。きょうは富士山もやや霞んでしまっていますが、肉眼では見えます。本来、有名な絶景なのですが、きょうは海も霞んでいるのが残念。海がまばゆい冬晴れの時にまた来たい。そのときは浜石岳に行こうとも思いました。
さて、興津宿へ降りましょう。(写真を撮る構えを見せてもスマホに夢中な女性は荷物をどけてくれず、それらが写りこんでいます)
そういえば、先日来ニュースになっている冤罪事件の舞台はおおざっぱにいえばこのあたりです。寄るつもりはなかったのですが旧東海道からすぐにところなので寄ってみました。すると、地元の女性たちがそれぞれ花を持って出てきていました。聞くとこの事件のある関係者がなくなったそうです(詳細は報道された通り)。うーん・・どう表現しても重くなるのでこの話はここまでにしますが、これも旧東海道の無数の歴史の1つなのだとも思いました。
清水駅付近からは清水港線に沿って三保へ
上の写真は旧三保駅です。この鉄道は物心ついたころから運行本数が少なくて旅行計画には使えなかったような記憶が・・・廃止後は自転車と歩道が整備されていて、自転車道を辿ってきました。清水港や埠頭、工場コンビナートから垣間見える海や富士山がシュールな味を醸し出していました。
東海大学の海洋調査船東海大学丸二世です。でかいですね。海洋科学博物館も見学したい誘惑に駆られました。
真崎からサイクリングロードへ
三保の松原。肉眼では見えるのですが、富士山霞んで残念。
実感としては高田の松原のほうが広いけどあちらはなくなってしまった。
風景的には防波堤が邪魔ではあるけど、しかたないところでしょうか。下の写真の真ん中にどでんと構える富士山については脳内で想像してください~
松原からサイクリングロードを西に進むも向かい風が強くシンドイ。
いちごでも食べたいけど、サイクリングロードは隔絶されていて渡れないのだ(寄り道をあきらめる口実にはなるけど)。
途中から海沿いを脱出して、やっとのことで穏やかな丸子川へ
鞠子宿。丁子屋。今日はソロなので寄りません。やっぱりこういうところでの食事はひとりでは落ち着きませんね
ということで腹が減ったので宇津ノ谷峠下のサークルKで捕給してから・・どう組み合わせようかちょっと考えて、
きょうは明治のトンネルと旧東海道の峠に行くことにしました
。大正のトンネル(完成は昭和初期)は確か4年前のブルベで通ったし、いつでも行けそうだし。
階段からはつたの細道。こちらが古道となっています。今日は右の舗装路を(バイパスから左折)。
まもなく旧東海道へ。(明治のトンネルへと看板あり)
さらに明治トンネル、旧東海道(山道)への登りへ。眼下に旧東海道が見えます。明治トンネルへの坂道の途中から旧東海道(山道)が分岐しています。まず明治トンネルへ。
明治トンネル到着。歴史を感じる風情です。
また戻って旧東海道へ。ちょっとした山道となります
切通しが見えてきました。どのくらいの人数がここをどんな表情で何をしゃべりながら往来したのでしょうか?商売や旅行のため、時には戦のために。
無数の魂の往来を全身で感じました。
立ち止まって感慨にふけっているとMTBのかたとすれ違いました。
坂下へ。岡部宿へ降ります。
きょうのメインイベントはこれでだいたい終わり。あとは宿場巡りでなく、もうちょっと走りたい気分です
朝比奈川沿いに上流へ進みました。玉露の里を過ぎると車もあまり通らなくなりました。
西又峠は確か通ったことがあるので、今日はそのひとつ奥の富厚里峠に行きましょう
。サッタ峠の取り付きほどではありませんが、結構キリキリ急坂です
峠近くに「林道ダイラボウ線」の表示が。なんだそれ?地形図では「ダイラボウ山」とあり、道は途中までの表記でしたが時間はまだあるし富厚里峠は眺望はなさそうだし・・・ということで登ってみました。
この林道は峠との分岐から標高差200m
ほどのようですが、ピークまで全舗装でした。まもなく風景がひらけてきました。
ピーク到着です。一気に青空が拡がりました。
静岡市内がよく見えます。霞がなければ富士山も見えるでしょう。
左に目を移せばこれも霞んでなければ南アルプスも見えるはず。
なかなか素晴らしいところでした。
だいらぼうの言われ、だそうです
峠分岐まで降りてちょっと登り返すと 富厚里峠です。
富厚里はふこうりと読むのですが、服織(ふくおり)が由来とされています。しずおかがしぞーかに聞こえるのと同じような流れでしょうか?それにしても富が厚い里とは縁起がいいですね。
富の厚い里であじろ焼きなるお菓子を買って小さい公園で一休みしました
藁科川沿いに静岡市内へ走りました。駿府公園では市民が花見酒。今日はまだ満開ではありませんでした。静岡まつりは来週だそうで、ちょうど満開あるいは散り始めの風情が楽しめることでしょう。
冬の山ポタ?で宇津ノ谷峠周辺の古道を組み合わせて歩いても面白そうだと思いました。
帰りは湯河原で強風立ち往生する一コマもありました。日曜日は雨風予報なので走りません。
「静岡 愛知」カテゴリの記事
- 三遠南信サイクリング 5/11 根羽村、大桑、明智大正村、岩村へ(2024.05.22)
- 三遠南信サイクリング 5/10 東栄から豊根村、売木村、茶臼山高原(2024.05.20)
- 三遠南信サイクリング 5/9 浜松から棚田など巡って東栄まで (2024.05.16)
- 南伊豆から西伊豆へ1泊、3年ぶりくらいにハンドメイドバイシクル展行った(2023.01.21)
- 伊豆の北条氏ポタ 本年もありがとうございました(2022.12.30)
お~、由比。その地域も言ってみたいところで、何度も地図とにらめっこしています。僕は車載になりますけどね。
こういう人の営みがあるところをツーリングするのは楽しいですよね。
投稿: | 2014/03/30 17:29
こんにちは。お名前がありませんが、たぶん・・・・・さん、こんにちは。
今回は旧東海道沿いでしたので降りるとすぐに町ではありましたが、少し内陸に目を向けると甲州との境付近は未開拓。地図では魅力的な感じのどんづまり(あとは山サイで越えるしかない感じの)集落がありそうですね。
投稿: とし | 2014/03/31 06:47