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2014/09/17

林道湯之奥猪之頭線

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連休3日目は久々の輪行。

 犬越路の翌日の連休2日目は自転車のお出かけはなし。3連休の最終日、一番列車から乗り継いで富士宮駅へ(8:00前に到着)。天気予報ではだんだん芳しくない方向に・・・・・。連休初日は5時前には自宅に戻れたので、連続出動にはなるけど昨日に前倒しすればよかったかも。

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帰りが混むかなと思ったのでモンベルリンコウバックによる横着輪行はやめて通常仕様で。それにモンベルリンコウバックだとフレームに傷がつきやすい感じだし。(単なる不慣れかもしれないけど・・薄いのと、自立しないので倒れやすい)まあ、傷に関しては時すでに遅し(^^;

私はモンベルリンコウバックを試用するくらいなので、JR規則など民営企業の規定を尊重しながらも絶対遵守すべきものとは考えませんが、まず物理的にコンパクトにしないと電車内で置く場所がないケースが多いと思います。

先日、帰省時にはやぶさで輪行しましたがどうも置く場所が見つからず、進行方向後部座席も確保できなかったので、結局、頭を下げて人様の後部座席の後ろに入れさせてもらいました(快く応じてくれましたが(^_^;)。

フォーク抜きでさらに小さくすると、普通列車で運よく長椅子のはしっこに座れれば、左手で輪行袋をだっこして(ひもは繋ぐ)安心して眠れます!?今日の東海道線はそうしてきました(^_^;)

私は自分に子供がいないせいか、電車でズカズカ乳母車が乗ってきたり大声で泣かれたりすると憂鬱な気分になるのですが、輪行スタイルも同じように視られている可能性はありましょう。乳母車の主と違って将来性もありませんし(笑)せいぜい気を付けたいと思います。

さて・・

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またまた本音をいえばわたくし超不器用(+老眼が進んでみづらい)なので、後ろ泥除けを装着するこの作業↑めんどくさ~い。

少年時の記憶がかろうじて残っているので、なんとかおつきあいしてみるかと思ってはいるものの、まったく背景がない+不器用なかたには単なる修行のように感じられるのではないだろうか。

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おまけに自分が悪いんだけど、ドロヨケを緩めたり締めたりする小ネジ(どう表現するんだっけ?)を落としたらしい。昨日、輪行時間短縮のため後ろ泥除けを外しておいたのだが、そのときに緩めすぎたらしい(^^; とりあえずクリートの予備ネジで代用(小ねじは翌日部屋で発見(^^;)

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不格好である。

天気もどんよりで富士山の近くに来たのに富士山が見えない。

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そんなこんなで、テンションもペースも上がりませんが、とりあえず白糸の滝を見学。

ここで待っててな ちゃんとお座りしてるんだよ<ノートン号

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観たことはあるけどせっかくなので滝つぼの近くまで行ってみました。ホントに白い絹糸のようで優美でした。

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白糸の滝+音止めの滝の近くには曽我の隠れ岩がありました。曽我兄弟が仇討の際に身を隠したとされる岩です。仇討された工藤祐経の墓もすぐ近くにあります。有名な仇討話ですが、鎌倉時代というのは裏切りと流血の歴史といえなくもない。この仇討美談も背景はそう単純ではないらしい。なぜこの話がつとに後世に伝わったのだろう。

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その後相変わらずテンションもペースも上がらぬまま田貫湖へ

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富士山は肩だけちょこっと見えた。

富士の眺望がウリ?の湯之奥猪之頭線・・・どうしようかな・・・

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浮かぬ気分で湿原を歩いていたけど、まあ行ってみよう。

林道というものは眺望のために建設されたのではない、と気分を切り替えた。

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ここが入り口?(12:00 あちらこちらでずいぶんのんびりしてしまったためである)

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なんだかちょっと違う感じだったけど、そのうち林道に合流。どうやら知らずショートカットしたみたい。パラグライダーがひとつふたつ飛んでいた。

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特に通行止めではないようだけど、車はほとんど通らない。時折、パラグライダーの送り迎え?の車が通るくらい。

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車の通らない道を登るのはさびしいけどたのしい。旅の最初はちょっとうつだったけど、空より先に気分が晴れてきました。

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「富士よ!姿を見せい!」

大きく息を吹きかけてみたけどさすがに雲を吹き飛ばすことはできなかった。にんにくを食べないと効き目がないらしい。

富士山が目の前に広がると感動は一段と深まると思うけど、きょうはしかたない。登山道の排泄物も見えるような快晴にまた来よう。

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林道は全面舗装で石の類も片付いていて非常に走りやすい。なお、相対比較対象は犬越路である。

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トンネルに到着(13:00)

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今度は晩秋に下部温泉側から来るかな

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トンネルを出て山梨側へ下ります。

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谷はどこまでもどこまでも底なしのように深く、林道はその奥へ下へどこまでもどこまでも延びています。

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谷の深さは写真で表現しがたいけれど、500mほど急降下して下部川のたもとに着地するのである。

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このあたりは昔、金山があったという。そして集落が見えてきました。湯之奥です。

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予備知識なくたどり着いた湯之奥のたたずまいは感動的でした。

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集落の中心には重要文化財となっている門西家があります。

*住居として使用されていますので内部見学は許可が必要

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住民の女性が湧水で洗濯していました。すみません、お邪魔しました。

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敷石道に並ぶ家並み。狭い集落にはわずかに畑がある。忘れられない農村風景でした

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湯之奥という地名は下部温泉の奥だから、ということらしい。単純・・・

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林道三石山線。総延長38kmとのこと。完成しているのかな?

(後で確認すると昨年秋に全線開通したとか。全線舗装らしい。奥まった集落をつないだ林道のようだ。今度行ってみよう)

林道三石山線入り口の橋の上でパチリ

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下部温泉でまだ2時半でしたが、ここからどこへ行くにも中途半端になってしまうし、電車の本数も少なく、なんだかんだ地元駅まで3時間半から4時間ほどかかるので、身延駅まで走って切り上げることにしました。

3時25分の列車は特急(以前は急行じゃなかったっけ?)でちょっともったいなかったのでプシューはやめておきました(^^;

やっぱりサイクリングは面白い。甲州側の農村風景や次のサイクリングのネタなど、距離は短いけれど、なかなか収穫の多い1日でした。コース

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コメント

こんばんは!とても楽しく拝読させていただきました。泥除けのネジがそこにあると外すのが面倒くさそうなことがよくわかりました(ワタクシも老眼で泥除けのネジを外すのに毎度苦労しています)!行かれた林道は、2~3年ほど前に下部温泉から上がったことがあり、なめてかかったが思ったより長く急で苦労した覚えがあります。湯之奥にはゆっくり寄らなかったので、今後行ってみたいと思いました。サイクリングって楽しいですね!

ぱぱろうさん、こんにちは
愚痴にもおつきあいいただきありがとうございます。
今回下って思いましたが、下部温泉からのほうが長い道のりです。でも眺望が期待できそうなときは下部温泉からのほうが感動が大きいでしょうね。涼しくなってきたのでまた前のめりに楽しんでいきたいと思います。

としさん 私もホーク抜きのコンパクト輪行に戻りつつあります。東北新幹線の新車両はデッキの荷物置き場(スキー置き場)が無くなり、後部座席後に置かざるを得ません。この頃はデカい旅行バッグを持った旅行者が多くてここもふさがっていることがあります。この前は輪行袋とキャリーバッグを両方入れてしのいだこともありました。
10月には全国クラブラリーで足柄に行きます。としさんのブログを参考にしてコース立案中です。

栗さん、こんにちは
新幹線のデッキの荷物置き場がなくなったのは戸惑いました。かたやスキーやゴルフも廃れたり別途送りが多くなって、JRも省スペースということでなくなってしまったのでしょうね。かたやサイクルトレインも観られることだし、小さくするかそのままのせるかということでしょうか。ハンパなのは左沢線か花輪線にのってくれということかも(笑)
足柄に来られるのですね。参考だなんて畏れ多くも光栄です。走るところは丹沢 道志 箱根、富士周辺等たくさんありますが、車が多いところも通らざる得ないのでお気をつけていらしてください。

月曜に出かけたんですか? そしたら僕と近いところを走っていたことになりますね (^^;
湯之奥の集落はよさそうですね。僕も行ってみたくなりました。
山を越えて降り立つ集落はどこもよい雰囲気をもった所が多いです。

INTER8さん、こんにちは。
そうですね。出発場所が近いですね。身延線沿いは移動を富士川沿いだけにしてしまうと単純ですが、じっさいは結構奥深い地域ですよね。
湯之奥はとてもよい雰囲気で行くと気に入ると思います・。

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