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2014/10/22

十文字峠2日目

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きょうは十文字峠から栃本までの長丁場です。

4時半に起きるとまだ暗く満天の星空でしたが、薄明るくなってくるとだんだん遠ざかるように消えてゆきました。

朝食を食べて出発準備をすませると今日もくっきり快晴となりました。

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自転車は玄関横に重ねて立てかけています。お世話になりました。

コーヒーを飲んで7時前(6:50ごろ?)に出発。ほかの登山者はすでに出発していて我々が一番遅いようで。

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すぐに甲武信ヶ岳への道を分けて、写真ぼやけちゃったけど、印象的に苔むした原生林を上り下り。

栃本分岐を分けます(7:11)。柳小屋へのコースは通行止めになっていました。

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ここらあたりはまだ明瞭です。空も明るくて気持ちいい。基本、尾根道(山は巻く)のアップダウンです。

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四里観音(7:16)。今日の無事を祈りました。

道は一見乗れそうですが、倒木や根っこなどあって私には乗れません。

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四里観音避難小屋のあたり(7:48)山地図のコースタイム(昭文社山と高原地図25番では栃本から避難小屋30分)より自転車を担いでいる分じゃっかん時間がかかっている感じです。

分岐には奥秩父林道への登山道と書かれています。

奥秩父林道は通行困難という情報も見聞していますが、この分岐から徒歩で奥秩父林道に出て中津川林道の分岐まで行けるようです(登山者のブログで見ただけなので信じ込むのもよくないですが)。見たところ急斜面下っていくし、地図上でも等高線詰まっていて、奥秩父林道まで自転車もって行けるかどうかは知りませんが。

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さて、この先、台風の影響か経年的にそうなっているのかわかりませんが、道がところどころわかりにくくなり、目をこらして、踏み跡や赤いテープ、進む方位を確認しながら進む場面が増えてきました。赤いテープが随所にあってありがたい(のちの白泰山では赤テープにつられて山頂に行ってしまいましたが)。

四里観音過ぎて大山を巻く前あたりで「だいぶ下がりすぎているが方角これでいいのか」と鳩首会議をして進行方向が正しいかどうか検討したりしました。

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やがて大山を南から巻くと道が広くなりました。かつて林道の建設をしていたようで形跡が残っています。林道建設は頓挫したようですが・・

この先、広場になっていてそこが奥秩父林道の終点ということのようで1本の林道が延びていました。大山沢林道への登山(下山)道にもなっているようです。

地名をちょろちょろ書いても行ったことがないとぴんとこないかもしれませんが、コース上のポイントや地形を地図で確認しつつ進むことが今日はより一層大事でした。

やがて三里観音到着(9:34)。 倒木が多くなり、鳩首会議もしたので、昭文社1:15に対して1時間50分(休みも算入)かかっています。

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ここからまた登り、赤沢山を北に巻きます。ここは踏み跡と赤いテープに頼らせてもらいました。時間をかけて慎重にトラバース。

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赤沢山の巻きを過ぎ、ちょっと一息

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この先も倒木やキレ落ちた道など時間がかかりました。

1か所2m超の岩場があって、谷にキレ落ちていて1人で自転車担いで通過するのは結構難しい(危ない)です。我々は自転車受け渡しで通過しました。ちょっとびっくりしました。女子単独でここを歩いた先駆者がいるので、まさか自転車受け渡しが必要な局面があるとは思わなかったのです。うかつでした。なめてました。すみません(^^

下の写真でもキレ落ちているのがわかります。(写真お借りしました)

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受け渡しで岩場をクリア。

三里観音から二里観音まで山地図コースタイムは1時間半ほどですが、2時間経過しています。不安を感じてきたころ、木々の間からやっとのぞき岩らしき断崖が見えてきました。

時間は正確ではありませんが12時15分ごろ、のぞき岩到着。二里観音と白泰山避難小屋もあります。この区間に2時間半ほどかかりました(小休止や岩場含)

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ここで昼食にしました。避難小屋にはほかの登山者グループも休んでいました。昨晩、小屋横でキャンプしていた人たちです。やはり栃本に行くそうです。

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のぞき岩からの景色も最高です。山を見上げるだけでも下界を見下ろすだけでもない、独特の景観に感動しました。ここまで苦労しただけになおさら!疲労も吹っ飛びました。といいつつそこではおっかないので私は避難小屋付近で食事にしました。さきほど遠巻きにのぞき岩の断崖を見ているだけに。

雁坂の手前に地蔵岩があるのかなあという感じだけどよくわからなかった。谷も深いけど、そう遠くない昔、森林軌道を建設したり、いまは森林しか見えない沢筋でも人々のさまざまな営みがあったんだねえ、と思うと感慨深いものがあります。

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白泰山避難小屋12:50出発。

ここでミスコースで白泰山に登っちゃいました。なんだかもくろみより登っているなあ・・・でも白泰山に登るくらいならいいか、と思っているうちに山頂に(古い看板あり)。

地形図的には正しいといえなくもないですがなにぶん情報が古く、現在の山地図では直下から山頂へ往復する道しか残っていません(山頂を通過するコースも薄く破線はありますが、実際は山頂から先の踏み跡は発見できず)。

ということで少し戻って下に降りる道を見つけてなんとか分岐に降りてきました(^^;  (分岐13:45)

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ここまではなんで自転車持ってきたの?と言われちゃいそうな道のりでしたが、ようやっと快適に乗れるようになりました。

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一里観音(14:24)。さきほどの登山グループに追いつきました。我々が白泰山で奮闘している間に追い抜かれたようです。

ここからは快調に下って栃本へ。ただし枝があるとすぐに降りる私は2人に後れをとります。

1か所、崩落地を慎重に通過

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もう植林の道なので林道に出たところで私とTさんは林道を栃本へ。MTBのSさんは山道を降りて下で合流することにしました。

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栃本到着!(14:58)

安堵です(笑) いやー、疲れました。でもスリルもあって楽しかったです。いにしえの街道を満喫しました。昔の人が牛馬を連れて往来していたなんて信じられないほど険しい・・・自転車もってたからそう感じたのでしょうけど・・道のりでしたが、終わってしまうとああ、いい道だったなあ~とちょっと寂しい感じです。

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栃本関所付近でほかの登山者と歓談ののち、秩父へ。

ホルモン焼きの時間に間に合わせるべく?大滝でバス輪(助かりました(^^;)。高砂屋で打ち上げと相なりました。

お誘いととりまとめいただいた幹事Sさん、特に後半怒涛の常任幹事ぶり発揮の常任幹事Tさん、ありがとうございました!

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メモ

今回の装備について

食糧 

水2リットル+ボトル(ポカリ粉末) おにぎり3つ(1合)1日目に消化

フランスパン(2日目に半分食べた) カップラーメン 2日目に消化

今回持って行っただけ・・補給食5ピースくらい コンビーフと果物の缶詰 チョコレート 

着るもの(アンダー以外)

 メリノウールシャツ 2枚重ね着+カッターシャツ(ほとんど着なかった)+雨具上下(使わず) ニッカー、靴下(2枚) 登山靴

予備靴下+下着 帽子。バンダナ。手ぬぐい。手袋(薄手の特に登山用ではないものと雨用手袋)。

薄手のウール、穴をあけてしまった(涙)山サイは過酷である・・

ヘッドライト。クマ鈴。車道用にサングラス。カメラ。地図(昭文社の山地図と25000図中津峡、居倉)。コンパス。ちり紙。濡れティッシュ。バンドエイド、オロナイン等。予備電池。ウイスキーは十文字小屋の露と化す(笑)

コンロ一式。工具、チューブ類。ポンプ。簡易ツエルト(お守りのようなもの。小屋で自転車にかぶせようと思ったけど使わなかった)。スパッツ(あまりいらなかった。靴下保護用?)。輪行袋。スマホ。お金。

ちなみに十文字小屋でスマホ通じます。もちろんドコモ。周囲のお仲間はソフトバンクが多いけど、不便じゃないかなあ。

野営道具など持って行ったら持病の腰痛がひどくなりそう。もう若くないから小屋どまりじゃないとムリ(少なくとも私には)。

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3日たって疲労は抜けましたがまだ腰や足が痛いです(^^;

通常のサイクリングと違ってあちらこちら痛くなります。

いま振り返るとホント味わい深い道のりでした。少し時間をおいて、今度はシャクナゲの季節に行ってみたいと思います。

10/28追記:常任幹事Tさんの怒涛の記録です

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コメント

先日は困難な道程をお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
ひとりで越えられない難所も仲間がいると、なんとかなるものだなあと痛感致しました。
十文字峠、印象深い峠越えになりました。また、季節をかえて出かけたいと思いますので、その際は宜しくお願いします。

一里観音の写真に載っている登山者です。何度もお会いするうちに、仲間のような感覚になりました。・・・楽しかったですね。

我々は、栃本の最終バスに乗り遅れ(事前調査ミスで、時刻が違っていました)、タクシーのお世話になりました。

それでは、お元気で。

すどうさん、今回はお誘い、とりまとめ、ありがとうございました。
私にとっても徳本峠に続いて印象深い旅となりました。行っている時は緊張感で自覚しませんでしたが、乗り越えるたびに腰や肩がに負担がかかったらしく、まだ痛いです(笑)
また季節を変えて出かけたいですね。またあちこちよろしくお願いします。

あっ。写真、無断で掲載してすみませんでした。
コメントありがとうございます
栃本でバスの時刻、違っていたので心配しておりました。そしれにしてもたのしかったですね。ときおり山中で声が聞こえるので心強く思っておりました。お元気でまたよい山旅を。

おぉ~っ! 十文字峠でしたかぁ。
ここは行ったことがありません。下りが長いけれど乗車率が低いという情報だったので、途中から奥秩父林道へ抜ける計画を練ったことがありました。でもネット上の情報を収集したら林道に谷底まで崩れた場所があるとのことで諦めました。
後半は踏み後が薄くなっているんですね。途中でトラブルがあったりすると時間的に危ういかもしれませんので、完全に上級者向けコースでしょう。
書かれている装備と経験豊かな仲間が集まって初めて実行に移せるコースだと思いました。

INTER8さん、おはようございます
いわゆる乗車率はかなり低いですが二里観音からは下りも楽しめます。どちらかというと1里ごとの観音様に見守られながら古い往還を楽しむという感じです。2日目は倒木等で踏み跡がわかりにくい箇所が多く、おそらく以前よりも細くなっているのではないかと思われました。
奥秩父林道は十文字小屋から進むと最初に登山道で接続する道があってそこはだいじょうぶかなと思うのですがよくわかりません。林道の終点から行くほうがかなり崩壊していると聞いているのですが、これもよくわかりません。いずれにしてもエスケープに適してはいないようです。今回のコースは1人だとかなり心細いと思いました。
奥秩父の原生林はおすすめです~

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