フォト
無料ブログはココログ

« 海サイ | トップページ | 昼鎌 »

2015/03/30

富士見峠

先々週に引き続いて静岡方面へ出かけました

3:20起床。

駅で自転車をばらします。同じ市内で引っ越してから駅から遠くなったので前夜に輪行姿にしておく、或は輪行袋を背負って自宅に戻る、という芸風から卒業せざる得なくなりました。エンペラー号ではフォーク抜きで20-25分ほどで作業完了できるようになり、4:20に駅に到着すれば切符を買ったり新聞を買ったりするゆとりがでてきました。

下の写真は鎌倉駅構内。自転車とペット携行についての注意喚起のポスターが目につくところに掲示されています。

私個人はルール原理主義者ではなく、輪行時のサドルの露出くらい大目に見てくれたらと思いますが、規則は事業者が決めることだし、ほかの乗客や「そのうち輪行してどこかに行きたいな」と考える人たちに迷惑をかけることのないようにしたいとは思っています。まあ、荷姿がでかいと最近の新幹線やあずさ等では居心地が悪いと感じるマスオさん(マスオさんは粋がってタバコの投げ捨てをしますがあとで振り返るのですby昭和40年代)にすぎませんが・・・

それにしてもペットの顔出しもだめなんですね。かわいそうに・・

P3280232_640x480
一番列車(4:57発)で大船、熱海と乗り継いで静岡駅着(7:40ごろ)。組み立てて8:10過ぎにスタート。駿府公園に寄ってみましたが桜はこれからでした。

P3280233_640x480
おみやげを買っておこうとせきべやに寄りましたが、相も変わらず人相の悪いオヤジさんの姿が店内に見えたものの、残念ながら準備中。帰りは閉店してるでしょうし、安倍川もちはあきらめました。

車の多い新東名インター付近まで河川敷を走りました。行き止まりや迂回等もあり県道を走ったほうがほうが早いのですが、車はもちろん歩行者も自転車も少なくて、川幅もあるので空も大きく感じられてひたすら気持ちいいのです。

P3280234_640x480

とはいっても今日はアプローチがやや長めなので東名インターからは県道に戻って「最後のコンビニ」で補給して一路井川へ向かいました。俵沢で安倍川とわかれて茶畑の点在する山あいをゆきます。すぐに口坂本温泉への県道とわかれます。

P3280236_640x480
足が重くてペースが上がりません・・・が、まあいつもの通り、ゆっくり行きます。ひとやすみが多くなってきました(笑)

P3280237_640x480
権現滝でもひとやすみ。昨年、同じような時期に来ていますが、そのときは口坂本温泉に向かい、大日峠で雪に遭遇して口坂本温泉に戻ってしまったので、富士見峠までたどり着いていません。

今回の横沢経由では7年前にも来ています。長々と走り続けることができる近場のコースなのでこれからもたびたび来るかもと思いましたが、県道とはいえ水害による通行止めもあったりしてタイミングが合わず、ずいぶん久しぶりになりました。7年前、立ち寄った横沢のカフェも健在でした。今日は時間の都合で立ち寄らなかったけれど、ほっとしました。廃業してたら寂しいですから。

もうひとのぼり、がんばろう。

P3280239_640x480
ずいぶん時間がかかりましたがようやっと笠張峠に到着(12:30)。登坂でこのペースだとGWのツーリング計画はかなり下方修正が必要なようです。

峠を過ぎると右側に富士山の頭がちょこんと見えました。富士見峠はもうすぐです。

P3280241_640x480
目前に冠雪した赤石岳が見えてきました。7年前は雲がかかっていてクリアに見えなかったのですが、今日はバッチリです。この夏はどれか一座でいいから行きたいぞう。

P3280243_640x480

展望台で南アルプスの山並みと井川の集落を眺めながらパンをほおばりました。車もあまり通らないので静かに楽しめました。

P3280245_640x480
井川湖へ降りて閑蔵線で川根方面へ。このあたりからブルぺっぽい人たちが増えてきました。彼らはこんな静かなイナカでも無言で抜いてくるので車かと思ってびっくりします。最近は車も静かですからね。彼らの中のごくごく一部だと思いますが、ロードバイクに乗って反射ベスト着てないと目に入らない精神構造になっておられるようです。マナーに関しては私も申し上げる資格はありませんが、危ないので一声かけてほしいですね。

話はいきなりさかのぼりますが、中学時代サイクリング人口?は一学年で20数名くらいいたと思いますが、車種ごった煮で遠出していました。私は方向指示器付自転車→ロードレーサーでした。かつて書いていますがランドナーの友人がその後競輪選手になりました。それがどうした?という感じでその頃は不思議にも思いませんでしたが、現代の趣味自転車の世界は車種そして同じ車種でも様式の違いによる断絶が大きいように感じています(この面ではツーリング系のほうが厄介かも)。

この世界も中高年が中心なので、長年培ってきた現実社会での人間の仕分け方を趣味にも反映してしまう面があるのかもしれません。逆にフランクな人も多いのも知っています。たかが趣味にすぎませんが、自転車の楽しみ方を通して現実社会での立ち位置が透けて見えてしまうのです。私も気をつけなければ・・・。気をつけても仕方ないか(笑)

P3280246_640x480
閑話休題。閑蔵線はしばらく狭い、いかにも通行止めになりそうな山腹を進み、接岨峡エリアに入ると道幅は広くなります(アップダウンも結構ある)

接岨峡。この時期は特に何もありませんが、暖かくて気持ちいいので河原のくさっぱらで寝ころびました。空を飛行機が2機。その美しい軌跡を見ながら、操縦士が発狂してもう1機にぶつかろうとしているのではないかと想像してみましたが、空も吸わない五十のこころの精神世界が空中で繰り広げられることはなく、美しい軌跡は視界から消えていきました。

私的にはヒコーキは相対的に安心な乗り物。車から時折感じる殺意のほうが怖いです。

P3280249_640x480
閑話休題が続きますが、大井川の優しい流れに抱かれつつ、島田方面へ。

千頭で山を越えて静岡へ行くか、このまま大井川沿いに行くかどうか迷いましたが、今日はやや時間が押してきたので島田へ向かいました。

久しぶりにナイトランになりましたが、もう寒くないですね。18:45島田駅着。

興津、熱海と長い長い各駅停車の旅でしたが、興津で乗り換えた車内では、花見で?酔っぱらった力石徹のようなおっさんが繰り返し世迷言を繰り出すその様子がなかなかコミカルで、無視するように座っていた女性客がくすくす笑いだしたり、たまたま近くにいた青年が「静岡行くなら反対方向ですよ」と力石をなだめたりと、なかなか和む風景でした。挙句の果てに途中駅で「反対に乗っちゃったよお」と大騒ぎ。駅員が丁寧になだめすかして反対ホームに誘導するうちに電車が5分ほど遅れました。

いろいろな路線がつながってしまった首都圏では乗客はいらだつでしょうが、きょうの車内はギョウジャニンニクを生で食べたような苦笑いであふれていました。まあ、春ですからね。安酒の酔いで毒を吐くのも時々はいいものです。人は毒を薬に変えてきたのですから。

ルート

« 海サイ | トップページ | 昼鎌 »

静岡 愛知」カテゴリの記事

コメント

早起きですね~
僕はどうかすると寝る時間が3時近くになることもあります (^^;
朝は苦手…
井川湖は昔カヤックを浮かべたことがあります。それ以前は友人達と車キャンプ。自転車ではまだ行ったことがありません。
葵区は地図を見ているだけで楽しそうなコースがわんさかな地域ですよね。でも行き止まりも多い。

INTET8さん、こんにちは。
私はもともと寝る時間が早く、もう寒くないので早起きのほうが楽に感じます。輪行も多いですし。
井川地区や安倍周辺は山伏峠、安倍峠越えも崩落中だったり一部の県道も通行止め中で計画がむずかしいですね。それで今回も川根に抜けました。でも集落探索なら、井川や梅ヶ島まで行かなくても魅惑的なサイクリングができそうです(交通費がかかるのでついつい遠くまで走ろうとしてしまいますが)。。

集落では、行き止まりですが有東木というわさび集落も良かったです(5年前)。行き止まりと書きましたが、もしかしたら8さんが先日か行った田代峠、奥山温泉のあたりまでパスハンできるのかもしれません(あてずっぽうですが)

井川から先は、転付峠ももう(越えるのは)難しいようだし、畑薙ダム往復してもなんだかなという感じで自転車で行く機会はないかもしれません。

大井川の広い風景また見たくなりました。鎌倉からだと在来線で静岡に8時前に到着できるのがよいですね。新横からも早く着くことができるが新幹線だと小遣いに足が出てしまいます。
おっしゃるとおり安倍峠や山伏峠を越えるのが課題ですが毎年通行止めで果たすことができないでいます。転付峠を越えて椹島に泊まるコースもいつか行きたいコースのひとつです。

ぱぱろうさん、こんにちは
そうですね。新幹線だと張り切ってモト取らないと・・・モードにならざる得なくなりますね。JR東海のエリアでもあるので、この日も青春18きっぷあればなと思いました。まあ、期間内に5回使う見通しもないのでしかたないですね。
安倍峠は山梨側、山伏峠は両県ともだめないようですね。勘行峰線もだめで周回もできない状況のようです。転付峠はクラシックなコースが迂回でしかも難行になってしまったようで自転車ではなおのこと難しいことになってしまっているようで、「越え」はあきらめモードです
集落探索で私は十分おもしろいと思いますが、距離は走らなくなるので新幹線アプローチはちょっと(財布に)きついかな(笑)

有東木、行きましたかぁ。
僕もあそこには注目していましたが、主稜線までは急峻な斜面のようなので越える計画は断念しました。
さっきGoogleMapとYahooMapを見たら林道が枝尾根を越えて伸びていました。
林道が切れている付近から少し離れた場所に茶畑が確認できましたので、もしかしたら隣の集落へ抜けられるのかもしれません。

有東木から稜線近くまで林道が延びているようですね。
有東木から周回だと結構歩かれているようですが、山梨側はどうかなあ。特に自転車連れだと・・私なら企図してもせいぜい有東木からの周回かな(車ないのでバス輪で)。有東木、いいところですが、最近はやや訪れる観光客も増えているようです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 富士見峠:

« 海サイ | トップページ | 昼鎌 »