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2015/06/01

十谷峠、林道富士見山線

土曜日は3人で甲州:十谷峠へ行きました。

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でsIさんのブログ上で、Pさんと十谷峠行きたいですねーという話になり、この日実現となったものです。

五開茂倉林道(十谷峠)だけだとちょっと物足りないかもしれないので山中の集落をつなぐ林道富士見山線をくっつけて周回する計画としました。。。と実はIさんの7年ほど前の走行記録のほぼトレースなので少し気が引けたのですが、5万図を検討したところ、周回だとやっぱりこの経路がよさそう。

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鰍沢口駅で車載のIさん、Pさんとおちあいました。私の準備が完了して9:30出発。Pさんとはオフ含めて3回目。Iさんと走るのは初めてですが、都留のコンビニで偶然お会いしたことがあります。実走やブログでお二人とも健脚なのはわかっていたので、やや劣る私としてはせめて途中で大きくへたらないように、国道から十谷峠へのアプローチに入ってからは自分のペース厳守でいきました。というより暑くて熱中症にならないように注意しないと・・・でも、十谷集落から林道に入って木陰が増えると熱中症の懸念は薄らいでいきました。

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それにしても目の覚めるような青空。暑くて死にそう~と文句を言いながらも初夏のサイクリングに気分はどんどん盛り上がります。

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事前に管轄にお聞きしたところでは、水の出やすい地勢で何か所か法面が崩れていて落石が多いとのこと。電話では感触では自転車の通行は物理的には可能な印象ですが、いずれにしても自分の責任でひっそりと通らせていただく、ということになります。まあ、そんなところばかり好んで走っているわけですが・・・(^^; 

関係車両なのかその先の支線にご用事なのか、2台ほどすれ違いました。五開茂倉林道、修繕工事の入札がされたようでちゃんと直すつもりのようです。法面もきれいにするということなので、様子は変貌するかもしれません。天然水場が何か所かあって水には困らなかったのですが、工事してからもそのままであってくれれば、と思いました。

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林道は当初大柳川に沿って北向きに進みますが、沢からの離陸とともに進路を南寄りに変えて緩やかに登っていきます。緩やかにといっても国道から峠の標高差はおおよそ1200m(十谷集落から峠の標高差がだいたい900M弱)あります。ただ今日はしゃべりながらゆったり登れたので息遣いとは裏腹にきつい感じはないですね。

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だいぶ登ったらしく、眺望が開けてきました。富士山もバッチリ。こちら側は雪が少ないのですね(先週行った塔ノ岳からの富士山のほうが雪が多かった)

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梨木沢筋からは十谷集落がはるか下に見えました。ここからは東に、西に、北に、山を巻きながら登り詰めて行きます。櫛形山から南へ源氏山、いくつかの小ピーク、御殿山、富士見山と連なっていて、十谷峠は小ピークと御殿山の鞍部となります。その昔から早川への往来の山道があったとのこと(5万図には今でも十谷から十谷峠への登山道が掲載されていますがほとんど歩かれていないので通れるかどうかは不明)。地味ながら歴史ある峠なのですね。

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吹き渡る風を感じるようになってくると峠が見えてきました。峠着12:55

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早川町への登山道(下山道)はしっかりあるようです。車道もこの先は車も通行できますが、結果として茂倉まで車も見なかったような。

峠で昼ごはんとしました。そういえばサイクリング中に昼ごはんの時間をしっかりとってしゃべりながら食事するのも久しぶりです。きょうはコンロは持参せずパンと缶詰ですけどね。

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木々にさえぎられていますが南アルプスも見えました。南アルプスが見えたことで思い出しました。一昨年秋、aさんと丸山林道を走った後、「十谷峠も行きたいだよね~」とaさんが話していたのを。そのときはお元気だったのでいつでも行けると思っていたのですが。

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下りは見え隠れする遠くの山々を眺めながら。

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雲は多少出てきましたが崩れる様子はありません。

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山腹の茂倉集落です。さきほどから「十谷集落」と便宜上そのように書いてきましたが、あちら(林道の起点)はおそらく五開という地区なんでしょう。

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早川が見えてきました。下り切ったところで自販機休憩としました。きょうはダブルボトルに天然水場で水分を結構とっています。

県道を南下して転付峠入り口を通り過ぎ、早川の集落も通り過ぎます。林道富士見山林道は7年前より延長されていて、早川の集落が起点となっていますが、早川から塩之上まで結構なアップダウンなのと、集落もなく、塩之上集落も集落は通らずにその上を通過するようなので、それもまた味気ない感じもしたので、早川の次の草塩から塩之上に上がることにしました。塩の道みたいだし!

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県道から集落内を進むと京ヶ島の夫婦杉なる樹齢800年のゆうに高さ30mはある立派な体格の杉の木が鎮座していました。いいですね~

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さて、「塩の道」のほうは・・・生活道路で使われている感じはありませんでした。Iさんも「前回通行時より荒れている」とのことでした。

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廃道になりそうな塩の道を登り詰めると塩之上集落です。家は十数軒あるものの、住んでる気配のない家ばかり。

やっとおじいさんが出てきてくれました。「いま住んでるのは俺1人だよ」とのこと。

あとで2010年の国勢調査を検索してみると15名住んでいるとのことでしたが、たった5年でほとんど離れてしまったということでしょうか。

オヤジ自転車隊の徘徊はおじいさんにとってもニュースに違い有りませんが、それを話す相手もいません。

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林道に出て、笹走、梨子、亀久保、屋敷平、平須、萩とつないで(アップダウンに這う這うの体になりながら)、最後の塩の道、大塩に降りることにしました。

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夕涼みでおばちゃんたちがゆったりとおしゃべりに興じているのを見ると心底ほっとしました。この集落は生きている、と感じたのです。自転車徘徊隊も彼女たちの恰好の話題としてその脳細胞のさらなる活性化に役だったに違いありません。

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集落には日蓮宗のお寺がありました。身延に近いためか日蓮宗のお寺が多いようです。

いまは富士川、早川沿いが交通の要衝ですが、このあたり、もともとは重要な街道筋だったのでしょうか?古い甲州の一端に触れた気がします。

趣ある集落の余韻を感じながら、デポ地に向かいました。PさんとIさんは道の駅に車を置いていて、ここでお別れです。

おふたりのおかげで、念願の十谷峠越え、そして山奥の集落を巡るサイクリングを満喫できました。ありがとうございました!

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私はもともと前泊のつもりで取っていた東横インをキャンセルしなかったため、甲府に向かいました。日曜日も天気もつかも?と思ったので。久しぶりにライト走行。

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ホテルに到着すると長めの地震がありました。交通機関が混乱したようで、結果として日帰り輪行にしないでよかったようです。

ルート

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コメント

楽しい一日でしたね。僕は年に1~2回しか友達と一緒に走りませんが、こうして数人と走るのもいいなぁって思いました。
多くが以前に走ったルートでしたが、お二人のおかげでとても新鮮な感覚でした。写真をたくさん撮ったので持っていってください。
富士見山林道沿いの集落は塩で繋がっていたんですね。どうりで地名に塩が多いわけだ。
そうそう、地震があったんですよね。
車の中ではもちろん感じませんでしたが、スマホに届く緊急メールがけたたましかったです。

おはようございます。直前まで降水確率80%とかいっていたのに2日目も快晴だったようですね。TVでは降る降るサギだと誰かがいっていましたが、この季節は予報が難しいのでしょうか。2日目も楽しまれたことと思います。よいエリアプランしていただき楽しかったです。また、よろしくお願いします!

INTER8さん、こんにちは
土曜日はありがとうございました。天気にも仲間にも新緑の輝きにも恵まれ、楽しいツーリングになりました。いくつかの集落も印象に残りました。
地震があったので、帰りは車でよかったですね。私の場合は後泊でよかった、という感じです。翌日も昼くらいまでは天気はもちました。まあ、朝からバテバテでしたが(^^;
写真、昼間拝見していくつかお借りします。また宜しくお願いします!


ぱぱろうさん、おはようございます
土曜日はありがとうございました。日曜日も天気は持ちました。しかも土曜日より暑かったようで・・沿岸はやや降られたらしいですが、まあ予報は難しいでしょうね。楽しい1日、ありがとうございました。こちらこそまた宜しくお願いします~

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