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2015/10/19

足尾 粕尾峠

日曜日。Pさんの計画に便乗する形で足尾へ

お当初は最初の細尾峠からご一緒の予定でしたが、先週3連休サイクリングのあと風邪をひいてしまい、咳が残っている以外は回復したのですが体力的に細尾峠はパスさせてもらい、昼食場所となる足尾銅山奥の銅親水公園でお待ちすることに。

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浅草から特急りょうもう号に乗って、相老からわたらせ渓谷鉄道へ。

わたらせ渓谷鉄道はたぶん初めてです。自転車持ち込み(輪行)は280円。個人的にはこうして手荷物切符を切られたほうが気楽です。別にだからといって威張って占拠していいわけではありませんが。

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車内では観光案内や車内販売など、観光列車の装いです。トロッコ列車でもないのにほぼ満席でした。

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私も里芋の山椒味噌田楽を購入しました。300円。

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楽しい鉄道旅を満喫して間藤へ。

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自転車を組み立てて合流場所の銅親水公園へ

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時間があったので少し歩いて登ってみました。

かつて銅山開発による荒廃ではげ山だったという山々は地元の方々の植林等のご努力で急速に自然を取り戻し、今ではクマもやってくるようになったそうです。明治時代の足尾鉱毒事件で有名ですが閉山は40年ほど前で、鉱山は観光施設として再生され、現在もリサイクル事業が行われているとのこと。

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やがて、Pさんと、車で車中泊したというIさんが細尾峠を越えてやってきました。

合流してここで昼ごはんです。

おふたりは火器持参でしたが、私は今回はパンと里芋(と親水公園の食堂で目の前で握ってくれたおにぎりを先ほど食べていた)ですませました。

ここでまったり、細尾峠を振り返りつつ、サイクリング終了(笑)というような雰囲気でしたが、13:00すぎに出発となりました。

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再生しつつある山々とかつての営みをほうふつさせる古ぼけた鉱山施設、廃線、くたびれた家々などが一種独特の景観を生み出していました。

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産業の盛衰を振り返るサイクリングもいいですね。

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足尾駅のあたりでIさんの愛車がパンク。器用に修理されていました。

雰囲気を感じる足尾駅にちょっとお邪魔してから粕尾峠に向かいます。たくさん走ってきたような書き方をしていますが、私はほんの数キロしか走っていません(^^;

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通行可能県道なので車やバイクが時折通りますが、静かな道でした。だんだん彩鮮やかになってきました

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前回は5年前のやはり10月でしたが、そのときは紅葉はまだでした。観光客わんさかであろう中禅寺湖や華厳の滝とは比べられませんが、落ち着いたいろどりです。

ゆるやかなつづら折りをへて峠着。静かないい峠です。

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峠で3時過ぎ。下りとはいえ、駅またはデポ地までは距離がある。そろそろと下りましょう・・・

気づかなかったが、下りで先行していたPさんが途中で転んだらしい。舗装路の下りは案外コントロールがきかないですよね

山の神、発光路など、珍しい集落を走り抜けて、粕尾の道の駅を過ぎて栃木との分岐あたりでお二人と別れました。Iさんは西方にデポしているのでまだちょっと距離がありますね。


時間的なめどがついたので、直売所でブルーベリージャムと山椒の佃煮を買って栃木駅に向かいました。

お誘いいただいたPさん、Iさん、ありがとうございました!Pさんと同じような感想を書いてすみませんが、きままな単独旅もいいけど、輪友とのツーリングは楽しく旅先の思い出も深くなりますね。

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ところで前回(2011年細尾峠粕尾峠)の記録を見ると何かの都合で新幹線を利用したらしい。日光までの到着時間もほぼ同じなのにぜいたくなことである。私より財政豊かな故aさんにひきづられたのか、浅草駅での乗り換え時間が短すぎると考えたのか記憶にないが、いずれにしても現在の財政状況では、日帰りサイクリングの新幹線利用にあたっては、合理的理由と財政の裏付け、そして決断する勇気という三本の矢が必要である。

もっとも合理的理由とは旅程中自転車にまたがる時間を増やすということだから、多くのプランに当てはまる気がしないでもない。財政の裏付けというのも小遣いを旅費が上回る場合は残り生涯元気時間との兼ね合いを考慮して我が大蔵省の国庫から次元の低い金融緩和を行うのもやぶさかではないし、我が家的景気マインドと体調が好転すれば決断する勇気も湧いてくるので、私的三本の矢も政府のそれよりは、案外頼りになる気もする。

ただ、家庭内収入格差もさることながら、パートナーもだんだん仕事も家事もはきつくなる。ということで在宅の多い私の家事割合が高く、しかも家事というのはまじめにやりだすと限りないので、平日のプランニング時間及び地元探索時間が以前より少なくなった。また、副作用というべきか自炊に魅力を感じなくなってきた。家で食材と格闘しているので、外ではカップラーメンと補給食で十分と思えるようになってきたのである。

そんなこんなで数年前より、遠くからやや近く、泊りがけから日帰りへという傾向は出てきたが、どういった形態でも自転車小旅を楽しみたいところである。

ブログは備忘録として大変重要である。読み手不在の書き飛ばしでいいから書いておかないと、いつどこへだれといったのか、何に感動したのかさっぱりわからなくなる。5W1Hへの意識を持つことが、若い時のように人に理解してもらうためだけではなく、自分自身の脳の涵養のためにも必要だと自覚するようになったのである。

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といいつつ、内容は今までもこれからも散漫ですが、今後ともよろしければおつきあいくださいませ。今週はどこへ行こうかな。

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コメント

先日はありがとうございました。備忘録としてのブログのこと、私も同感です。思ったことや印象に残ったことを忘れないうちに記録するようにしていますが、そんなことが脳味噌の衰え防止にちょっとでも役立つのではないかと思ったりもしています。
またごいっしょできればと思っていますのでそのときはよろしくお願いします。

ぱぱろうさん、おはようございます。今回はお誘いありがとうございました。また、当方の体調不良で後半からの参加になって、あれこれ気を遣わせてしまってすみません。粕尾峠と長い下り、楽しかったですね。また宜しくお願いします。
ブログは備忘録とはいえ、全部なんでもかんでも書ききれていないのが現実ですが、本文があればそれをきっかけに枝葉を思い出すこともあるので、まあ、とりあえず不ぞろいの幹だけでも打ち込んでいこうという感じです。時折前のエントリーを見て細部を思い出そうとするとシナプスがチカチカするような感覚が生じることがあります。サイクリングは体はもちろん脳が健康でないとできないですよね。ほかの方のブログを拝見してその情景や気持ちを想像して自分も追体験しようと考えるのも脳にイイと思っています。

今回のツーリング、とても楽しいものとなりました。ご一緒できて嬉しかったです。
ツーリスト同士だと先々での興味が共通なので道草が多くなりますね。それがツーリングの醍醐味。立ち止まってその場所で時間を過ごすことで回りに溶け込んでゆくように思います。
備忘録は僕も同じです。コメントに期待して文章を誇張したりせず、その時の気持ちやあったことを記しています。数年前の日記でも読み返すと新鮮に感じます。年末あたりにまとめて読み返すことが多いかな。

INTER8さん、おはようございます
楽しいツーリングありがとうございました。細尾峠も紅葉バッチリだったということでよかったです。確かに足尾でまったりしていたときは今日はこれでいいか、という雰囲気でしたね。私はまだ数キロしか走ってなかったですが(^^;
パセラの1.25くらいだとこれまで頼りない印象(体重が73kgなので)を持ってましたが、考えてみればパンクしたら修理すればよいので今度は(26HE 現在はパスハンぽい仕様のヘロン号に)つけてみようかなと思いました。
私は似たような方面に行くときに前のエントリーを見返しています。あと行きたい方面に行くときにほかのかたのブログを検索してみています。これまでの経験でほかの方のコメントは0から4までが適正と感じています。それ以上だと誇張や迎合、思考や不都合の省略が増えるようです。趣味の備忘録なので、自分のペースで長続きするようにしたいものですね。

ブログが掲示板化しているものもありますよね。
僕の友達のとこがそんな感じです。まぁ、自営の仕事が増えることを期待してる部分もあるそうなので仕方ないかなって思っています。
26HEは650Aや650Bとリムの互換性がないので注意してください。ブレーキシューがリムに届かなくなります。径は 26HE < 650B < 650A < 700C の順に大きくなります。

INTER8さん、おはようございます
あ、はい。実は26HEのランドナー(以前は主力でしたが、いまは目的が山サイか町歩きのみとなっています)を持っているのですが、そちらのタイヤをそろそろ付け替えようと考えていたところでした。話があっちこっち飛んですみません。今回乗ってきた650Bはもちろんそのままです。でも、おっしゃるように互換性がないので予備的在庫の古いタイやが増えてしまうので逡巡もするのですが。

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