内房ぶらり(木ノ根峠、奥山仲尾沢林道、増間林道)
日曜日は房総へ
いつもの東京湾フェリー。前日確認するとドックダイヤで2時間に1便でいつもの7時20分の便がありません。かといって8時20分ではちと遅い。
今回はヘロン号(輪行が早いから)で出動することにして、新逗子から輪行(京急とバス)6時20分の便に間に合わせることとしました。横須賀線では久里浜で少々歩くことになるし。フェリーへのバスは京急バスだから京急からの連絡が便利なようにできています。
前輪だけパセラ(26*1.5 上野原探索後に注文)に交換しました。ロードランナーは外置きでぼろぼろになっているMTB(Bさんから譲ってもらったほう)につけかえました。後日、後輪もそうしようと思います。
金谷まで輪行移動。6時半の便はゴルフ客で混んでいました。
軽く補給してから岩井の海岸で一休み。まるで三戸浜のような海岸。海を隔てるとはいえ近いから当たり前か。
この町は民宿が多いですね。私の大学時代のサークルも春合宿はこの地区でやっています(参加したことはありませんが)。思い起こしてみると、大学のゼミやサークルの合宿は軒並み房総方面だったような・・・・ますます遠くなる昭和の話です。
旧道が内房線線路にぶった切られていたりで迷いつつ、取り付き地点へ。
ちょっと担いで進んだのですが倒木が多かったので、諸般の事情で腰を曲げる動作がつらいこともあり、担ぎ上げはやめときました。戻って自転車を置いて再出発。
木ノ根峠から内房の海がのぞめました。江戸時代の重要な道だったそうです。
江戸時代は海上交通はともかく、海ぞいの道はなかったので盛んに使われたらしく茶店もあったとか。明治以降に素掘りトンネルの林道ができてこの径はすたれたようです。
少し広くなっていたので自転車担いでここで休んでも良かったかなとも思いました。
降りて林道を丹生方面へ。左折して道の駅おおつでトイレ休憩。
実は上野原探索の帰りに横浜線で腰痛に。我慢してると収まったので放っておいたのですが、1週間後の温泉帰りに激痛が。いつもの結石です。その場は10年くらい前に処方してもらったボルタレンで収めて、翌日泌尿器科へ。診断の結果、尿道に1cm近い石がひっかかっているとのこと。腎臓が腫れているのでこの状況が続くなら破砕しないとなりません。運動は差支えないとのことなのでこうして出かけていますが、腰は鈍い痛みがあります。泊りがけはちょっといやかな・・・という感じです。
で、鈍い腰の痛みを少々気にしながら、仲尾沢へ。木ノ根峠が前半のメインで後半は農村巡り(坊滝も行くかも)です。
↑真ん中の道を行くつもり(左上は家)ですがどうも滝田への道がゲロゲロになっていましたので、右側に折れて三芳の道の駅方面への林道へ。あとで集落の方にお話を伺うと、滝田への道は拡張してきれいにする予定であるものの用地買収でもめているとか。小さな集落でもいろいろな事情があるものですね。
仲尾沢は地形図で見ると山の中にぽつりとある感じなので寄ってみたわけです。走るほうは人も車も少ないし青空とのどかそうに見える田圃の対比に癒しを感じたりするのですが、住むほうは大変。
いのししがわなにかかって死んでいました。あちこちで獣害が山積しているのはよく知られている通りです。
ゆるやかなアップダウンを繰り返して麓へ。奥山仲尾沢林道というのですね。静かでいい道でした。
三芳の道の駅で牛乳カステラをお土産で購入。あとは西根、増間あたりの集落をのんびり巡って金谷に行こう。
西根の集落の外れにて、出羽三山、山岳信仰の碑。これも江戸時代なんだろうと思いますが、房総は出羽三山の石碑が多いですね
少し南国っぽい雰囲気を感じさせる路地でした。
地形図だと山の中に家があるのかな?と思ってましたが、想像よりずっと明るい感じで、日光が存分に得られる南側斜面に何軒か農家があったということでした。
さて、さらに進んで、増間林道の標識を前にはたと考えましたが、坊滝に行ってみることにしました。
結構ゲロゲロ林道でしたが何とか乗って行けました。車は無理でしょう。
写真では滝の上部の鮮やかな紅葉が飛んでますがご容赦を。インスタ映えはきらいよ。(学生のころ、クリスタルはきらいよ、という就職活動日記を読んだのを思い出したのですが、用語が入れ替わっただけで、流行に乗れず反発している心境は同じ)
高さは25mくらいかな。この日は水量が少なかったようです。
入り口から滝までだれとも会わず。奥深い場所にあり、インスタ人気にならないことを祈るばかりですが、千葉県は結構売り込みがんばるからねえ。付近のいくつかの景色のようにブレイクしないとも限りません。
さて、15:20のフェリーに間に合いたいところです。県道に出て、海に向かってしゃかりきに漕ぎ、岩井に出ると時間的なめどはたったので、淡々とフェリー乗り場へ走りました。
帰りの船は行きより混んでいて車も満杯でした。自転車もたくさんいましたね。東京湾フェリーの未来も明るいかな?
コース (木ノ根峠、帰りの自走は省略)
冬の房総はすっかり定番。毎回探索し甲斐があります。
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おっしゃるとおり、冬になると房総に行きたくなります。行かれたあたり、コトバにはしにくいのですが、神奈川の奥や秩父とは違う独特の雰囲気があっていろいろ探索するのが楽しそうです。
結石は、これまで幸いにも遭遇していませんが、相当痛いそうですよね、早く完治されることをお祈りします。
投稿: ぱぱろう | 2017/12/04 21:09
ぱぱろうさん、こんにちは。
春ー秋は遠出してしまうので房総は冬になるという面もありますが、案外奥深く、集落も程よく散らばっていて、内から南への走りながらの変化も楽しめますね。
結石の激痛はだいたい1回だけでもう鈍痛くらいだと思いますが、排出までは何かと面倒ではあります
投稿: とし | 2017/12/05 05:37
こんにちは。
結石は父親が若い頃になって脇腹を大きく切った痕を見せられていたので、非常になりたくない病気です。今は治療法がいろいろあるようでお腹は切らなくてもいいようですが、最初の一撃は激痛だと聞きます。早く治るといいですね。
千葉は渡ってしまえば楽しいんですが、フェリーの時間を気にすると後半が落ちつかなくなるので、なかなか脚が向きません。
半島東側は幼少時代に家族旅行で海水浴へ何度か行きました。その時に夕刻の集落内でベンケイガニが闊歩しているのが印象的でした。
投稿: INTER8 | 2017/12/06 12:50
INTER8さん、こんにちは。
結石治療はいまは破砕が主流・・・・・と書きかけて念のために検索してみると内視鏡治療も可能とか。でもどこから内視鏡をつっこむんだと考えると縮みます。まあ、基本は自然排出です。激痛は1クール?通常1回のようですが、腎臓が腫れるので、その痛みはいやな感じです。
フェリーは確かに時間が気になります。かといって内房線では時間も費用もかかるし。ウチからだとJRで西は焼津、北は高崎まで行ける計算です。
投稿: とし | 2017/12/06 14:51