GW四国最終日 矢筈峠から京柱峠(2018/05/05)
前泊と結果としてそうなった休養日を除くとサイクリング7日目となりました。
緑豊かな山々と深い谷。その深い谷を挟んで向こうがわの山にへばりつく集落とこちらがわの水の入った棚田群。山あいの狭い土地に息づく生活と、かつての生活痕。大きな空が広がる四国カルスト、大川嶺。深い印象を胸に刻んだ愛媛高知ツーリングもとうとう最終日となりました。
GWは6日まで続くので、明日も目いっぱい走って夜行に乗っても往復割引もギリギリ適応OKだけど、1日ちゃんと片づけをしようとも思ったので、今日で終わらせることにしました。
最終日は京柱峠で〆ることは決めてましたが京柱峠自体は3年前にも行ったので同じように行くのは面白くありません。まずは矢筈峠を目指し、林道経由で京柱峠に出ることにしました。
ビジネスホテルダイワを朝7時出発。もっと早く出ようと思ったけど、単独行だとついダラダラしちゃいます。
朝の国道はまだ車が少なかったのでアンパンマンミュージアムのある道の駅あたりまで国道で行くことにしました。アンパンマンに興味はないのだけど、手洗いと何か補給ができればとも思ったので。なくてもパンや高知屋のミレービスケットもあるから大丈夫だけど。
ミレービスケット、何回か買いました^^ 腹持ちもいいし、味も美味しいけど美味しすぎることもなく飽きない。補給にぴったり。ポロポロ割れないのもいい。
(9時前で)開館してなかったので寄らなかったですが、吉井勇記念館があります。あります、といっても作品を読んだことはない、というか少なくとも記憶にありません。GW後に行った地元の文学館によると私の自宅のすぐ近くで幼少期を過ごしたらしい。wikiを見てみるとダンスホール事件とか白蓮というキーワードはフックしますが、本人のことはまったくフックせず。幕末の志士か?と思ってました。年とっても知らないことばかりでお恥ずかしい(^^;ダンスホール事件で妻が連座したため隠棲したのがここ猪野々だったということで記念館ができたようです。
雰囲気のある地区です。上のほうにも行ってみようかなと思ったけれど、先を急ぐことにしました。
道を間違えてロスしましたが復帰(林道楮佐古線のほうに入り込んでいました。それはそれで大豊側には抜けられるけど、事前調べをしてなかったのでやめときました)。橋の向こうの地区もいい感じですが、私は吊り橋のような橋が怖いので渡りません。
国鉄バスって懐かしい。いつのまにか平成も終わってしまうのに。
大栃から矢筈峠への道は大雑把にいえばこんな細道と木々ばかりですが、私から見えないだけで天空の集落もいくつかあるようです。西熊渓谷との分岐まで地元ナンバーが結構往来していました。釣り客もいるのでしょうが、天空の里に吸い込まれていくのかもしれません。
畑はすでに耕していないけど草の手入れをするおじさんがいました。
大きな岩がゴロゴロしている笹渓谷ぞいには施設もあった(笹渓谷温泉というのがあったらしい)けれど廃墟となっていました。四国にも温泉は結構あるのだけれど昔ながらの温泉は次々と廃業しているようです。
矢筈峠への最後の集落にさしかかりました。森の中に小さな神社が見えました。
集落までが県道で矢筈峠までは林道となります。県道のほうがまっすぐ急坂で林道はくねくね緩い坂。
林道をつめていくとやがて空は広がりたおやかな稜線が見えてきました。矢筈山ということでしょうか。
木々の間から見える稜線。なかなか見事なささっぱらのようで、歩いてみたいと思わせる山です。
林道を作った時は東笹林道という名前だったようです。いまは祖谷山林道笹谷線というようですが。林道に歴史あり、ですね。
ここから徳島県。今回矢筈峠から京柱峠までが今回のツーリング唯一の徳島県入りです。
矢筈峠からはコンクリ舗装の道を2kmくらい降りる。
分岐から未舗装の上りが2kmくらいだったかな・・・当初、深砂利でやや斜度もあったので押し歩きましたが、途中からは乗って行けました。
矢筈峠までの林道では車やバイクは見かけませんでしたがここでは数台バイクが往来していました。京柱峠から来るのかな?
ピーク地点から下っていくと時折眺望が開けました。途中からはおおむね走りやすい路面でした。もっとも、時間は余裕があり、もう急ぐ理由もありません。
祖谷側がよく見えました。京柱峠からは高知県側の眺望がいいのですが、徳島県側は京柱から数キロ(2kmくらいかな・・)入ったこのあたりがベストではないかなと思います。
舗装と未舗装をへて京柱峠に出ました。
峠にはバイクがたくさんいてそろいもそろってスマホをいじっていたのでちょっと興醒めでした。しんみり振り返ろうと思っていたんだけどね。
バイクがぞろぞろいたものの、往来の車は少なかったです。
ちなみに茶屋は営業してませんでした。(前回はちょうど帰るところでした)
スマホをいじっているライダーをどかして1枚。手前の杭に座っていたもんですから、舌打ちしてどかしました。我ながら大人げない(^^;
旅もこれでほぼおしまい。大豊の天空の集落も訪問してみたいけれど、それは林道楮佐古線とセットとしてまたの機会とします。
風景に見とれつつ、長い長い下りで事故らないようにしないと・・・
近くの駅で終了とします。駅の近くには商店がなかったので、国道沿いの商店で買い込んでから、再び駅へ。
各駅停車で大歩危へ。特急に乗り換えて岡山から新幹線で帰りました。ちなみに特急と新幹線の乗り継ぎ特急券は前の日に土佐山田駅で買っておきました(特急券が半額になりますが、豊永駅や大歩危駅では売ってません)
矢筈峠からの林道が正確に反映されず以下の数字は不正確ですが
距離78.3km
最大標高差1359m
獲得標高上り:2165m下り:1994m
コース:土佐山田駅国道195号/県道217で大栃(道間違いを経て)県道49明賀/祖谷山林道笹谷線/笹谷林道20支線・京柱線/京柱峠から与作/豊永駅
長いようであっという間に四国ツアーはおしまいです。
読んでくださった方にはありがとうございました。
それにしても、次のツーリングまでに四国の記録が終了するとは思ってませんでした。梅雨になってしまう。腰痛や所用もあるからしかたないのだけど、パソコンに向かってる場合じゃないね!(ってほとんど昼間の仕事時間中に書いているのだが)
といいつつ腰痛は治りかけだったのに先週の飛行機やら立ち行事やらで予想通りぶり返してしまいました。聞くところによると先週末もお天気はまずまずだったようで、今週も予報は晴れ。なんだか恨めしいけどしかたがない。
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