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2018/12/05

塙から鮫川、古殿、三和、小川郷へ

2日目。正確な気温はわかりませんが、朝は結構冷え込みました。

旅館の女将さんにいわき方面に行くと告げると「いわきはここよりずいぶん暖かいですよ」とのこと。天気予報など見ても県内でずいぶん気温差がありますね。

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8時出発。この日11時過ぎくらいまでは雲一つない、まさに快晴でした。

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水郡線をくぐってまずは鮫川方面へ。7年前だったか同じような時期に入道の湯に宿泊。この道も通ったはずですが、記憶にありません。もっともそのときは本降りだったので同じ季節でも印象は異なりますね。

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9時過ぎ。まだ霜で白くなっています。

鮫川で国道349に出て、今回は2度ほど走った入道の湯経由でなく349で古殿へ。

古殿の道の駅で補給と簡単なお土産を購入しました。

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今日のコース

今日は間違えてないんじゃないかと思います(^^;

塙から地242国289地242で鮫川村中心部脇道/国349で古殿/地14ときてここからは地135中心で小川郷方面に向かいます。135に入ると細道が多くなり、車も少なくときたますれ違う車の速度もゆっくりとしています。

国349号も震災前と比べると拡幅、高速化が進んだように見えます(海ぞいの状況考えれば当然ですが)が、まだ細道区間もあるのでしょうか?ひなびたサイクリングでは、着実に時間計算&補給したいときに349号を利用するのがよさそうです。

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135号は部落をつなぐ細道を組み合わせ、主な県道や国道を横断しつつ、未通区間に道を造って数珠つなぎに県道にしましたという感じです。ところどころ大型車通行不能となっているので、自転車ツーリングにはもってこいです。もっとも県道ではない部落間の細道も縦横にあるので、春になったら古殿桜巡りなんてのもよさそうです。

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立派なサクラ。立派に咲くのは5か月後。

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どんなキャラ?

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混沌とした道のようです。

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昨日の奥久慈巡りは農家にぶら下がる柿や大根、昔からあるような家屋が何とも優しい感じでしたが、今日は何とはなしに荒涼とした雰囲気を感じました。このあたりは奥久慈より歴史が浅い開拓農家が多いのでは?という先入観もあるかもしれません。中学生のころ、吉野せいさんの小説を読んでその筆圧の強そうな肉厚の文章がとても印象に残ったからです。ま、文系にしかなれない人間の散漫な想像ではありますが、いずれにしても里山の雰囲気は昨日の奥久慈と今日の阿武隈で異なります。

(昨日のコメント通り、奥久慈と阿武隈の範囲はあいまいで重複もあると思いますが、ここでは単に雰囲気で区別しています(^^; )

Pc026434_640x480雲は広がってきたものの、車の少ない、集落をつなぐ狭い道をいつまでも走っていたいとも思いました。

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49号と交差したあたり。好間川にて。旧三和村の中心部のようです

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阿武隈には何でもある。カオスもノルマもある。人の業のすべてがある。

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三和小付近からまた135に入り差塩に抜けました。ツーリングマップルでは135号が分断されているようですが、ルートラボでは差塩に抜ける道がしっかりあるのでそちらをゆきました。

いつもそうですが、今回、ツーリングマップルのカラーコピーと該当の50000図を持ってきています。GPSは使いません(持ってませんし)。紙の50000図は更新されないので古かろうが何だろうがそのままで、事前にはルートラボで計画はしてみますが、当日はルートラボの線はぼんやり記憶しているのみです。ツーリングマップルは情報があるので重宝しています。ツーリングマップルについては関東や東北に関しては数年ごとに新しいのを買って古いものは処分しています。

上の写真。遠くに見えるすらりとなだらかな山は水石山であろうか?

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県道65号を南下(正確には東南方向へ)して小玉ダムへ。このあたりはまだ紅葉の盛りでした。東北でももっとも遅いのではないでしょうか?

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ダムから下がると草野心平文学館があったのでせっかくなので20分ほど立ち寄ることにしました。草野氏について、吉野せいさんに書くようにすすめたとか、LT貿易の廖承志氏と同窓生だったとかそういう断片的な話は見聞していましたが、その作品は記憶にありません。詩人というより文士という印象です。言葉は悪いですが長い期間活躍して交友関係も広いから名を残した面もあるのかなあと思っておりました。百名山を世に広めた人もそうですが、この時代の文学者って玉石混淆というか何というか・・・

この日は猪狩満直さんの特別展でした。その詩のフレーズ コロコロコロっていい音して膳の端へころがつてゆくのはばっちりしたぐりぐりしたいい種子だ(引用) って聞いたことがある人も結構おられるのでは?戦前、北海道に開拓農民として移住した詩人で、とほ宿のどこかで詩集がおいてあったと記憶しています。

文学館には吉野せいさんの原稿も展示してありました。筆圧が強そう、なんてとんでもない偏見で・・・優しい、たおやかな筆跡でした。

ああ、でも、草野氏の文学館があるからこそ、吉野氏、猪狩氏の再評価もなされるという面は多々ありますね。

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小川郷でおしまい。いわきで始発の特急に乗り換えて帰鎌しました。

冬の奥久慈、阿武隈を堪能しましたが、帰ってみるとまた行きたくなりました。次は春かな?冬でも行けるのだけど、北国だと愛車が除雪剤にまみれてしまうのが嫌なんです。

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コメント

としさん 2日目はどこに出るのかと思ったら小川郷でしたか。49号線を走らないコース取りはさすがです。県道から小玉ダムへの細道の紅葉がすばらしかった記憶があります。
それにしても、塙付近の鉱泉宿が泊まれないとは残念でしたね。

kuriさん、こんにちは。
小玉ダムへの細道の紅葉が今回で一番素晴らしかったです。黒い猟犬が走ってましたが、ハンターさんもすぐ近くにいました。阿武隈も放し飼いの犬がいなくなったようで。
鉱泉、温泉宿のうち、志保の湯、谷川、湯の田温泉は休業のようで、湯岐は片方は満員、入道の湯も2名以上とのことでした。ほかは1名だと1万超えるのでデンワしてません。またの機会に。。。といっても事実上1軒しかないようです。

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