上野原まで
土曜日。
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土曜日。
土曜日は歩きです。冬も近郊を歩いちゃいたのですが、この日1日歩いてみてかなり筋肉痛になったのでやはり標高差をある程度こなさないと脚がなまると思いました。サイクリングにも言えますね。
奥多摩(8:14着)から鋸尾根経由で大岳山、サルギ尾根から養沢に降りました。その日は18時過ぎくらいには帰宅したかったので14:55五日市行きのバスに間に合うようにしました。
大岳山は御岳山から来る人が多いので鋸尾根は少な目かなと思ったのですが、案外登山者はいましたね。
昔の山サイの本では御岳から大ダワのコースが紹介されていますね。大ダワから御前山(山頂は行かず)、湯久保尾根へは5,6年前だったか行きました。今度は大ダワに降りるコースで行こうと考え・・結局5,6年たってしまった感じです。で、その頃だったかそのまえだったか山サイで養沢に降りたことがあって、それはたぶん現地で下方修正してそうなった(養沢に降りた)んだろうと思いますが、いい感じの集落でまた来れたら桜の季節に行ってみたいなあと思っていて、ちょうど今回それがかなったのでよかった、と断言したいところですが、バスの時間がギリギリであまり風雅なく車窓から眺めるにとどまったのでした(^^;こういうときはやはり自転車のほうが楽しめます。ただ、この日の行程では奥多摩から大ダワ分岐までと大岳山直下から山頂までは自転車はじゃまなだけではあります。まあ、これからも歩きと自転車の長所を存分に生かして楽しみたいものです。
サルギ尾根は25000図には道がなくて(昭文社奥多摩には記載あります)新しい道かと思ったら炭焼き窯の跡なんかもあって昔の山の生活がしのばれました。
翌日曜日はノートン号を引き取りに。前後リムとBBを交換してもらいました。リムは前と同じでグランボアのスカラベ(在庫限りのようです)。BBはお任せです。リムはだいぶ減って雨ランも少ないのにブレーキシュー交換の頻度が上がっていたし、ボトムブラケットはガタついてたので。ノートン号導入初期のころはサドル抜いて乾かしたりしてたんだけど、最近すっかりサボッてベアリングさびつかせてしまったようです。BB交換のおかげで帰りは快調でした。金目川の桜は見事でいつもより歩いている人が多かったです。桜の季節になると名所に行こうと思いがちですが、身近な桜でも十分ですね。などといいつつ、GWは遠出なのでその前に慣らしである程度走らないと・・・ということでウエザーニュースのさくらマップを眺めたりしています。
日曜日はひさしぶりにヘロン号で都内へ(東京駅まで輪行) 晴れ予報でしたが、鈍色の空からぱらっときそうでした。 土曜日のほうがよかったかもしれないけど、もう日曜日にしたからしかたない。 皇居付近は相変わらずランナーが多いですね。写真を撮るのも一苦労です(彼らの邪魔になるので) さて、 今回は玉川上水を辿ってみることにしました。江戸市中に水を供給していた上水(その経緯、歴史は調べればわかるのでこの駄文ではふれません)で、大半の区間が緑道か痕跡を辿れるらしい。自転車でのんびり走るにぴったりかな?と思って行ってみることにしました。玉川上水についてはサイクリング(ポタリング)の記録も多くあって、なかなかよさそうとは思っていたのですが、昭和のころのイメージがあったのと、ウチからだと輪行になるのでちょっと気楽にというわけにもいかず、結果的に次の年号が明らかになるタイミングとなりました。先述の通りレポートが多いのに甘えてここでは多くをレポートせず、印象批評といえば聞こえはいいけど、要は質の低い主観や思い出まじりグダグダ述べるだけとします。
ちなみに地図は下記のwebの地図を8枚打ち出しました。無断で申し訳ありませんが、感謝いたします。大変横着ですが、この8枚を胸の内ポケットで入れ替えるだけで今回は済ませました。
参考)玉川上水散策地図 印刷配布はご自由にとのこと、ありがとうございました。
自転車でのレポート及び写真はTネットが参考というか、いつも内容が非常に多くて正直に言えばさらっと眺めただけではあるのですが、雰囲気的にいいきっかけになりました。およそ15年前の今頃のようです。Tネット玉川上水ポタ そういえば先だっての阿武隈のオフでも玉川上水の話題が出ていました。 四谷三丁目から出発なので当然といえば当然なんですが新宿を通っていたんですね ~これは新鮮でした。 新宿から笹塚に向かいますが、暗渠をちゃんとたどれるのでウレシイ。水も流れていますが羽村 からかどうかはわからない。 名残の橋、ちょぼちょぼとした流れ、施設がいちいち新鮮に映りました。やはりサイクリングにはテーマが必要ですね。東京の奥深さをまた認識させられます。 代田橋を過ぎると住宅地に。といってもいわゆる武蔵野の雰囲気はまだなくて、 アパートでは赤いちゃんちゃんこを着た若い女性が洗濯物を干していました。緑道からふつうに見えるのでもちろん覗いたわけではありません。でもそれで一気に昭和に引き戻され・・・・・・・学生時代このあたりをうろうろした場面やら何やらがたくさん脳裏に押し寄せてきました。みんなどうしているのだろう?でも・・・学生の時って確かに懐かしいけど、その後は軌道の違う人生を歩んでいるんだから境遇も異なるし、社会観やら価値観もかなりずれがあって、会った後に一抹の虚しさや疲労も覚えるんですよね。特に、私は職業も住居も転々としたので、コースまっすぐで満足している人間と話があわないというかまったく理解されません。同窓会(去年、高校のそれに行きました)の類は脳の活性化は多少あるかもしれないけど、何か発展がなければ行ってもしかたないと思いました。そう考えると、家族はもちろん当然として、趣味などで知り合った現在の知己のほうが大事だと思うのです。
いずれにしても、あのころ玉川上水を意識したことはなかったなあ(笑)意識したのはここくらい。 高校の時見に行ったことあるんですが、 正確な場所がわからずだいたいこのあたりかなーなんて歩いただけです。いずれにしてもこんな干からびた汚いところでよく心中したなあ、大岡川に飛び込めば死体も見つからずもっと神格化されたのに、と思った記憶が。あちらの川もその後ずっときれいになりました。 いまは清流が流れ、道もきれいになり、春になるとどこでもサクラが咲いています。これは明らかに平成のいいところですね。 小金井公園にも寄りましたがすごい人でした。上水沿いはのんびり歩いている人がちらほらいたくらい。 だんだん武蔵野っぽい、佐藤春夫の小説のような雰囲気です(まあ、垣間見えるってことですが)。一休みするにはいい場所です。きょうは霧雨が降ったり晴れたり雲は忙しい様子でしたがサイクリングには差支えなくいいお天気でした。 ここは工事でかつての姿は見られなくなったようです。 水面に降りられる場所があったり、野火止用水(暗渠でした)に入ってみたり、ただ上水沿いといっても都市部から都市住宅地、郊外住宅地へと風景が目まぐるしく変わっていきました。 「みずくらいど」って案内板があったので、なんだ?自転車の施設か?と思ったら関東ローム層の難工事でこういう名前がついたようです。自転車用の施設のわけがないか。 羽村近くは上水沿いに走れない箇所もありました。以前は通れたけど今は通れない箇所もあるようです。まあ、しかたないか・・ もう終わりが近いようです。ここから先、花見客が多くて通るのに難儀しました。サクラはきれいだけど人に酔うよね~ 到着しました~。いやー、有意義な散策でした。思いがけず多摩川の奥まで来ることもできました。関戸橋から上流は行ったことがなかった(と思う)ので、そういう意味でも意義がありました。この前、河口も行ったばかりだし。
玉川上水からは多摩川CRを下流へ流して立川駅から輪行で帰りました。有意義な1日でした。平成ってのはまんざらわるい時代でもなかった。そんな思いもよぎりました。玉川上水もその1つの象徴といえましょう。
最終日は海に出て紀伊大島を巡って昼にはおしまいとします。紀伊大島は1999年にアーチ橋とループ橋がかかり、陸続きになりました。高所恐怖症&構造物を信じない私は、例えば自転車で大黒ふ頭にも行きませんが、今回は最初で最後の機会ということで勇気を振り絞って渡ることにしました(笑)
とりあえず行った証拠です。横風吹いて、車がすり抜け、ああ、やだやだ。バイクツーリングの人が「今日は風が穏やかで最高ですねえ」だって。まあ、そうなんでしょうよ。やさぐれちゃうぜ、こっちは。 まず一番はずれの樫野埼灯台に行ってから、海金剛といくつかの部落や漁港を訪ねてみることにしました。 海金剛の断崖が波にもまれる様子はなかなか見事でした。 近くの路地は迷路のようでした。ここに限らずここ数日というもの海ぞいは土地が少なく家が密集していました。西へ移動して漁港を散歩すると近畿大学のマグロ養殖場もありました(写真はなし)。意外に小さい感じで、世界を股にかけて回遊し続けるマグロ様には狭くないかしら?と思っちゃいました。 昼近くなって風が強まり、冷や汗をかきながらループして島から出ました。ふう。ちなみに吊り橋もダメです、見るだけ(笑)さて、今回はこれでおしまいです。潮岬?今回はいいでしょう、いつでも来れる。
串本駅12:15発で紀伊勝浦で1時間半待って特急に乗り換え、名古屋からひかりで小田原経由で帰りました。のぞみだと新横浜経由で早く帰れますが、前々日位にも書いた通り、行き過ぎて戻ることになるのがいやなもので。もちろんそうじゃないと帰れないということなら受け入れますが、今回は問題ありません。弁当とビールを買えるくらいは節約できるし。弁当とビールで思い出したけれど、紀伊勝浦駅で乗り換え時間の間に駅弁とビールを買いたかったのですが駅にはありません。そとに出ると食堂とお土産屋さんはありますが、お土産屋さんには地元の酒しかありません。自転車などはホームに置いたままなので食堂でゆっくりという気分にもなれず、結局コンビニでスパゲティとビール、日本酒を買い込んで車内でゆっくりいただきました。なにしろ名古屋まで4時間の旅だし。でも飲み食いしたら眠くなって気づくともう桑名でした。
今日のコースhttps://yahoo.jp/tN8T62
和歌山県東牟婁郡古座川町高池 ~ 東牟婁郡串本町串本
距離39.5km
獲得標高上り:499m
4日間とも時間についてあまり記述がありませんが、宿はだいたい8時には出発して、5時から5時半までにだいたい到着しています。泊りがけのツーリングだと基本的にむりな計画はしない(つもり)し、「多少の雨なら計画通り実行」を前提とするよう心掛けてはいます(コースによっては難しいこともあるけど)。GWはもっと長丁場になりますが、今回の旅で何とかなるかなという感触は得ました。春の紀州はGWの予行演習という面はあったけど、それにしても輝く海、古い家並みと椿、山の桜、苔むした道、穏やかな人々・・・今回もさまざまな風景と人情に触れることができました。ありがたいことです。今度の紀州は今年かどうかはわからないけど、晩秋、内陸を走ろうと思います。新緑もいいですが数日欲しいとなると日程がなかなかなので。
ということで拙く手抜きなレポート、とりあえずここまでとします。次はどこへ行こうかな。
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