九州4日目 高森から高千穂 2019/04/29
この日から2日あるいは3日ほど天気予報が芳しくありません
前日までの3日間。初日は空港から温泉地へいわば小手調べというか前相撲というか、体調を整えるくらいの旅程(そのわりに風邪をひきかけましたが)。2日目はくじゅう、3日目は阿蘇へメジャーな、日帰りか1泊程度ならロードかスポルティーフで走るのが妥当ともいえるコースです。くじゅうや阿蘇ではオルトリーブのサドルバックのロードだかグラベルロード(シクロクロスとどう違うのかな?定義はよく知りませんが乗っている人が自らの自転車をそのように称するのでそのまま引用しました)をよく見ました。防水性もすばらしいようなので合理的でわるくないバックだと思いますが、今のところ色や素材感があんまりすきじゃないです。私は別にランドナー愛好者ではありません(偏愛や排他をしないという意味です)が、長い旅行だと荷物も多いし体もラクだしどの道でも雨降りでもOK(ブレーキは効かなくなるけど)だし自転車はともかく自分の服は汚れたりしみたりもしないので旅館や電車にもそのまま乗れるし・・進歩は望んでいるけど現状に落ち着いている感じです。
さて、ツーリングコース的には今日あたりからちょっと趣向を変えていく算段ではありましたが、朝からちょぼちょぼと雨が降っています。下方修正で短縮国道直行コースとするか。 とりあえず小やみではあったので高森峠の旧国道を登ってみることにしました(晴れてれば高森峠西側の峠行を考えていました。そこから適当に里山めぐりをしながら東進という方向で)。現国道でも結局同じくらいまで登るようだし。といいつつまた降ってきて缶コーヒーを飲みながら雨宿り。雨宿りって嫌いじゃないですけどね。
いつまでも雨宿りしててもらちが明かないので出発しましょう。旧道は車が通らないので雨音と自分の自転車の音しか聞こえません。山桜はすでに散っていました。づづら折を登り切ると現国道に出ました。そのからさき、旧高森峠への旧道は整備されていない感じでした。この時点では本降りだったので国道に戻っておとなしく高千穂へ向かうことにしました。 といってもループ橋交じりの国道走りも飽きるので長いトンネル手前で右折して里山に入り込んでみました。山間の棚田や霞む山々が美しくも幻想的でした。地元の方に道を聞いて進むのも楽しい。雨は断続的に降っていたので適当なところで国道に戻りました。里山に人はまばらですが、国道はそれなりに交通量はあり、高千穂の道の駅はにぎやかでした。ドライブだと雨は関係ないですね。 きょうは高千穂ユースホステルです。30年ほど前に宿泊したことがあって、近くの駅から歩いてすぐだった記憶があって、天岩戸駅(廃線となっています)に行きましたがどうも道が見つかりません。電話するとその道はもうないとのこと。ザーザー本降りでちょっとうんざりでしたが、迂回して2時には到着しました。さて、当ユースホステルは夕食の提供がありません(数年前からだそうです)。歩いて15分ほどでファミリマートがありますが・・・・幸いペアレントさんが温泉と買い物の送迎をしてくださるとのことなのでありがたく便乗させていただきました。鉄道の廃線でいまではすっかり辺鄙な立地になっていますが、常連さんが何人かいました。
ちなみにこれまでの4泊は全部ユースホステルでしたが、洗濯は有料無料含めてすべてOKです(洗濯機あり)。洗剤は持参の小袋を使ったりYHのを使ったりしました。
風呂は村田屋さんだけ自分の家で他は温泉送迎または歩き(歩きは別府ゆけむりYH 歩いて5分程度)でした。温泉送迎は遅い時間だと難しいと思います。
朝食はだいたい7時からで、阿蘇くじゅうは6時からでした。高千穂YHの朝食は7時半とのことで辞退しました。やっぱり朝食は早いほうがいいですので。といっても私は8時前出発4時半上がりが理想なので、朝食7時なら許容範囲です。
自転車はこれまですべて屋根のあるところ、(特に町中の場合)外から露骨に見えないところに置くことができました。
コースhttps://yahoo.jp/A21wkp
コースへのリンク
熊本県阿蘇郡高森町大字高森 ~ 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井
距離55.1km
最大標高差570m(下り)
獲得標高上り:1248m
高森-県道28と国道旧道で高森トンネル-国道325で宮崎県-玄武山トンネル直前で農道へ-国道325-高千穂内迷走で高千穂ユースホステル
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コメント
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横浜のロートル自転車乗りです。
久しぶりにとしさんのブログを拝見したら、高森から高千穂。
昭和45年3月九州一周の時に逆を走りました。
横浜からブルートレインで下関に入り2週間でのんびり一周し、高千穂から阿蘇、別府が終着でした。
一周ですので国道が主体でしたが、高千穂から高森が唯一土道でした。
高千穂側からトンネルを抜けての旧高森峠からの阿蘇の雄大な眺めは圧巻でした。
ユースホステル、国民宿舎を使っての旅でしたが、とうとう利用した処は全て無くなりました。
高千穂は太和屋ユース、阿蘇は阿蘇町営ユースでした。
暇に任せて、当時の写真と現在のストリートビューを比較して見るのも面白いものです。
全体的に言えることは当時は木々の背が低く国道からの眺望が良かったのですが現在は見晴らしが良く有りません。
道路脇の建物等状況は変わっても遠くの山容は変わることなく場所を特定するのに役立ちます。
しまなみ海道は何度も走っていますが、最近は少しさぼっています。
季節もよくなりましたので少々頑張りたいと思います。
投稿: 北斗の星 | 2019/05/14 22:51
北斗の星さん、こんにちは。
訪問&コメント、ありがとうございます。
北斗の星さんが九州一周をされたのは50年前ということになりますね。旧高森峠が眺望抜群だったときき、行かなかった(雨で現国道の新トンネルをゆきました)ことをちょっと後悔しましたが、繁茂し放題の樹木を思うと、現在は眺望はきかないんじゃないかなあとも思いました。高千穂-高森間は走られた当時と比べると舗装はもちろん、バイパス化、多くのトンネル、陸橋と隔世の感があるはずです。当時はどこでもぽつりぽつり人が住んでいたと思いますが、いうまでもなく高齢化、過疎化も進んでいます。書かれた通り、変わらないのは遠くの山容だけではないかと想像しています。
九州は3月から5月、10-11月がベストシーズンで海ぞいなら冬もいけるといったところでしょうか。
高千穂周辺の里山はまた探索してみたいと考えているところです。文章の通り、私は体力技術さほどありませんが、気力体力を適宜保って、あちこちゆるゆる行きたいと思っています。
北斗の星さんも元気でご活躍くださいませ。
投稿: とし | 2019/05/15 08:13
こんばんは。楽しく拝読させていただいてます。わたしも、若いころ、九州を縦断したことがあります。確か中津まで夜行で移動してから、ずっと、内陸の道を通って、屋久島まで。阿蘇、霧島、桜島、屋久島と、ひとつの山を越えると、また新しい火山が向こうに見えるところに、九州は火山の国だなあといたく感動したことを覚えています。椎葉村も訪れましたが、あまり覚えていません。このあたりの市房山という山が、思いのほか深かったことが印象に残っています。長いツーリングは楽しそうですね。日程が長くなるとどうしても雨と遭遇しますが、なんとか雨嫌いを克服して、定年後(?)にはツアーしたいです。椎矢峠にも行ってみたいですね。
投稿: ぱぱろう | 2019/05/18 18:27
ぱぱろうさん、こんにちは
今回、くじゅう、阿蘇、霧島と確かに火山ばかり、しかも人々の生活のまんなかにでんと座っている山ばかりで、切っても切り離せないものだと思いました。いっぽうで市房山のようなたおやかな山もあり、多様な顔を持っているとも感じました。
長いツーリングでは雨が大敵ですが、雨で不快に思う部分に対して1つ1つ対策を立てておくのがよいのではないかと思います。それでも1mm以上だと走るのがおっくうにはなるし、安全も損なわれるので、走るかどうかは程度問題とも思いますね。
投稿: とし | 2019/05/20 07:59