九州7日目 通潤橋から二本杉峠、泉村、子別峠、五家荘へ 2019/05/02
通潤橋は江戸時代に造られた石造りのアーチ橋。
宿はその隣にあります(橋の写真は前エントリーに)。熊本地震の影響で放水は中止されていて立ち入りも制限されていました。
今回宿泊した通潤山荘、山荘と称する国民宿舎ですが、実際はホテルと旅館を併せ持った感じでした。今回は高かったけどリフレッシュできました。やめときやいいのに、朝風呂も入りました(^^;また内大臣からアプローチするときにお世話になるかもしれません。熊本市から案外近いためかこのあたり適当な宿泊施設が少ないです。
8時過ぎ出発。予定獲得標高を考えるともうちょっと早く出発する算段でしたが、ついゆっくり。まあ、今日は夕食までに到着すればOKです。あしたは椎葉に戻るので峠1つあるものの、旅程自体は緩めだし。
内大臣方面をみやりながらパチリ・・ちょっと未練はありますね。国道ではなく、川沿いの魅力的な細道もありますが時間がかかるし一部通行止め情報もあるので今回はやめておきました。
旧矢部町(現在は山都町。あとからもともとは矢部町だったのだと知りました。椎矢峠というのは椎葉と矢部を結ぶからなんですね)から美里町へ。霊台橋を過ぎて国道445に入りました。こちらは国道といっても細道ウネウネ道です。445にはいったあたりでコンビニがあったので補給しました。
コンビニはこの先、数日ありません。ちなみに今回1-3日目は麓とか市街地もあるのでコンビニや補給は問題ありません(山間部に入ると何もないけど補給場所はあるということです)。高森から高千穂の移動は途中は何もないですが旅程が短いので問題ありませんでした。高千穂から椎葉は点々とヤマザキはありました。椎葉に入るとたぶん中心部のAコープ以外はないと思います。それでもここ数年から10年でコンビニがだいぶ増えたんじゃないでしょうか。
二本杉峠への登りにたどり着くと一段と細道になり、道端にタケノコが落っこちたりしています。靴と一緒に写真撮ろうとしたけど後ろから車がきちゃいました。ちぇっ。車はでかいタケノコを見つけて往生してましたが、どうも失敬したようです。
あくせく登って二本杉峠に到着しましたが眺望はちょっと残念でした。まだ、すっきりと晴れてはくれませんね。峠はそれまでの狭い道がうそのようにちいさな高原状になっていてドライブインのような建物が2つありました。静かな切通しを期待してましたが勝手な思い込みでした。まっすぐ行くと実は今日の宿はすぐです。順調に来たので今日は右折して県道に入ります。
横手、河合場など、魅力的な里山を眺めながら気持ちのいいサイクリングでした。旧泉村の役場あたりまでずっと下り勾配です。四国でも思いましたが、過疎とか限界集落とか言われそうな里山でも「ずっと昔から住んでいる」感があります。そういう印象は北東北では希薄です。
泉村の郵便局で幸いATM が作動していたので、お金をおろしました。長い旅程だとこうして途中でお金をおろしますが10連休でなかなかタイミングよく郵便局がありません。宿があるのは多少は町だからですが、出発が早く到着は遅いのでATMはやってないことが多いです。旧役場のあるような場所では休日でも9-12時または15時くらいまではATMをやっているところが多く、幸い15時まで作動していたのでおろすことができました。まあ、2泊分はぎりぎり持っていたのであさって椎葉の中心部に出れば何とかなるかなとも思っていましたが、この時点では疲労具合で中心部を通らないコースも検討していたので、やはりほっとしました。現金がいるのはほとんど宿です。コンビニはスイカかエディで間に合うし、クオカードも持っていました(途中で使いきりましたが)。あとは自動販売機とか村の商店とかです。椎葉のお土産屋さんはカードが使えました。
さて、旧泉村役場のある地区から子別峠への登りが始まります。かなり下りてきてまた1000mまで登るのでしんどいですが、一番軽いギアでだらだらいきましょう。
栗本川沿いにぽつりぽつりと家屋や田畑があり、川はやがて狭くゴツゴツとした流れとなり、沢を離陸、高度を上げていきました。
やがて子別峠到着。こべっとうと読むのだそうです。ここからふもとまでは五木村となります。 名前に引き寄せられてこの峠道に来てみましたが、途中の峠道からは遠望がききましたが、峠自体は眺望はありませんでした。かつて五木村の小さな娘たちは町へ奉公に出るときこの峠でわかれをおしんだとか。看板の説明によるといくつかの伝承があるようです。峠付近はわずかに生活感があります。そのときは左側の県道(左の写真)を進んだのできづかなかったのですが、右側の道を進むと民宿もあるようです。右側の写真に通行止とありますが重量制限です。2トン以上通行止めという道が今回は何度もありました。
左の道をゆき、少しだけ登って、あとはずんずん下っていきます
平沢津、椎葉(地区名)、下鶴などの部落を通って国道に出ました。
通潤橋と同様に水路橋のようです。
民宿佐倉荘到着。民宿の名前は千葉の佐倉の義民、佐倉惣五郎と大いに関係があるそうです。宿に着くとおかみさんから、椎葉との境で自転車で旅行中とみられる男性が意識混濁(頭を打ったらしく記憶があやふやになっているらしい)した状態で見つかったとのことで私のことではないかと心配したとのことでした。聞けば現場は明日行くコースです。まあ、慎重に行こうと思います(もともと慎重なつもりではありますが)。
この宿は山菜料理が豪華で山菜・うずら・そば・天ぷら・やまめの塩焼きなど、途中でご飯を食べてちょっと失敗だったかな~と思ったほど。この日は盛況でしたがほとんどの人がごはんどころかおかず全部は食べられなかった様子でした。サイクリストは腹減りなので、私は完食でしたが、腹きつ~い感じでした。ふう。でもおいしかったです。
おかみさんの話だと東京からNフレンドの代表(80代の方だと思います)がよく来られるとのこと。お孫さんも自転車の選手?とのことで、満員のお客さんや孫(ひ孫?)の里帰りなどでてんやわんやの中、自転車旅行に理解を示してくれました。
ルートhttps://yahoo.jp/axv0DH
熊本県上益城郡山都町下市 ~ 八代市泉町葉木
距離82.2km
最大標高差
獲得標高上り:2352m
通潤山荘(山都町)国道218など-美里町-国道445-二本杉峠-県道159-52で泉町-県道247で子別峠-247-五家荘トンネル-国道445-佐倉荘
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