須坂から毛無峠、やむなく中野へ2019/08/24
暑くて遠出をさぼってました。
標高の高いところへ行こうにも平地の暑さがたまらない・・輪行している間に温度はグングン上昇してしまうし・・・なんて思ううちに里帰りマストなお盆も過ぎ、この土曜日あたりは長野あたりならアプローチもそれほど暑くなかろう、と以前(9年ほど前)、分岐を通りながらも立ち寄れなかった毛無峠に行ってみようと思いました。計画では、渋峠は何度も行っているし峠付近の道、車が多いと走るのが少々怖かった記憶もあって、草津へ降りるつもりでした。
日帰りとしてはフンパツして全席指定の始発新幹線で長野へ。長野電鉄へ急いで須坂行に乗り込み8:12須坂着。長野駅は五輪前には仕事でよくでかけましたが、駅はすっかりきれいになって長野電鉄への乗り換えに少々戸惑いました(乗り換え時間が少なく少々焦ってました)。長野電鉄は経営がいまいちなのか様子は以前と変わらず(^^;
須坂駅で組み立て、近くのコンビニで水を補給して9時前に出発。あまり暑くないので助かります。ちなみに食料はパン2個、カロリーメイト、クッキー大1枚、ソイジョイ1本、アミノバイタル1、チョコレート(溶けそう・・)という感じです。
事前にルートラボを引きながらも見てみぬふりをしてましたが、須坂から毛無峠分岐まで1500m超登るのです。久々だけど大丈夫かな?まあ、ゆっくり行けばなんとか。どうしても時間を費やしてしまうようだったら毛無峠からはJBTで使われた林道を下りて来ればいいか。まあ、林道は秋とか新緑の季節のほうがよさそうな印象であるので、今回は避けたいけど。といろいろ考えつつ、実際は草津へ抜けて、長野原草津駅では神保原までの乗車券を買うことを忘れないようにしよう、などと考えていたのでした。(休日おでかけパス+新幹線特急券+本庄早稲田から長野の乗車券で来ました)
果樹園から森林に入り、人家も途絶え、植生も変わり、曇ったり、晴れたり、怪しげな雲に心が翳ったり・・・のろのろと漕ぎつつ・・さすが1500mUPは果てしない。車も少なく、もちろん徒歩もいないのでソラで歌える歌を口ずさみながら登りました。毛無峠への分岐で独演会はおしまい。峠までは下り基調なのです。12時半過ぎに到着。
毛無峠はその名の通り、樹木が少なく荒涼たる風景でした。もともとは原生林だったそうですが、鉱山開発と亜硫酸ガスで裸の山になってしまったそうです。最盛期は2000人もの人々が住んでいたとか、大規模な山津波で200名もの人々がなくなったとか、今では想像することもむずかしいですが、硫黄鉱山として国の発展を支えつつ50年近く前に閉山となりました。
同じような鉱山でも松尾鉱山はまだ廃墟が残っていますが、こちらは施設の痕跡は見あたりますが、住居はもはや想像するしかありません。県境からつづら折りで下りて行くのでそのあたりに住居がたくさんあったのでしょうか?当時は(といってもそんな大昔でもない)どんな暮らしをしていたのでしょうか? 今回の一応の目的地にて大休止としました。 道すがら車は少なかったのですが、ここには結構車が停まっていました。熊谷ナンバーに進路を譲ってやったのに礼の目くばせもない。他の熊谷ナンバーもすれすれに追い抜きやがるし、暑すぎるためか熊谷の連中は頭がイカれてるらしい。麦踏みの先祖の低姿勢を見習ってもらいたい。ボトルの水はいつの間にかほぼ飲んでしまっていて、いずれにしても林道という選択肢は取れず(もともと予定はしてなかったけど)、とにかく万座からまた登って292に出るしかない。白根山に確かレストハウスっぽいのがあったし。そこで休もうと考えました。それに2000m近辺の天気はまずますでしたし。
万座ハイウエーはふだん自転車は通れませんが、こういうイベントに出れば通れるんだね~
292に出ましたが、自転車は草津方面不可。白根山のレストハウスもダメとのこと。これは我ながらうかつでした・・・しかたないので湯田中へ降りることにしました。おっとその前に渋峠。ここからはたいして登らないはず。空気もひんやりしていてのどの渇きも感じません(実際は寒くても水分はとらないと・・・ですが)
渋峠手前でお決まりの写真を撮って渋峠のレストハウスでコーラを購入。そういえば前回(もう6年前)は本降りの前でもちろん何も見えなかったけど、今回は芳ケ平や白根山の噴煙、遠くの山々も眺めることができて、来てよかったと思いました 。気温は14度の表示でした。
路側帯がなくて、左側通行、何か所か怖いところあります(普通の人はどうってことないけど、吊り橋が渡れない高所恐怖症なのと車がどうも信用できなくて。あとループ橋も苦手)。個人的には快適ロードでもないんですが、風景はなかなか素晴らしいものがありました。
信州中野に降りて長野電鉄で長野に出て帰りました。なかなか走りごたえありました。毛無峠、やっぱり行ってよかった。帰りは長野電鉄を使って長野から帰ったので、交通費は休日お出かけパスでも週末パスでもどっこいどっこいといったところでしたが帰りの新幹線がやや想定外ではありました。まあいいさ。
ルートラボhttps://yahoo.jp/Bzi39g
RIDE withGPS
獲得標高に300mほど差がありますね。ルートラボのほうが正しい値に近いんでしょうね。
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こんにちは。
1,500mアップはちょっと飽きそう (^^; でも樹林がない解放感と眺望が得られるのはいいですよね。
狭い道で車とすれ違う時に、自転車で待ってあげても挨拶されることは稀です。その人の人間性を感じる場面です。最近は視線を送らないようにしています。嫌な気持ちになりますので。
ルートラボ と Ride with GPS とで標高に差がありますが、慣れていくしかないんでしょうね。
投稿: INTER8 | 2019/08/27 11:05
INTER8さん、こんにちは。
はてしない登りはしんどかったですが、今回は特異な眺望が得られて満足でした。
個人的には山奥で車に譲ればなんらかのあいさつ(目礼でも)がかえってくることはよくあります。ただし地域性や季節との関連はあります。人間性もそうだけど、地域人としての自覚があれば軽く礼くらいはしそうなものだと思います。
ただ、最近は運転者の気持ちはよくわかりませんね。すれすれに追い抜いても「ぶつかるかも」という想像力がない人格とどう接すればいいのかわからんです。
それにしてもやっぱりルートラボのほうがいいなあ。
投稿: とし | 2019/08/27 13:17