滝上から遠軽、留辺蘂、塩別つるつる温泉2019/09/16北海道あきぞら2日目
朝食は6:30からOKでありがたかった
(宿近くにて)
地元テレビでの予報ではこの近辺では午後から崩れる感じでした(結果的にまったくあてにならなかった)から早めに出発しよう。
今回や前回の北海道ツアーでも朝食の時間は温泉旅館系が7時から9時のバイキングが多いようで、とほ系は7:30が多いみたい。とほ系は人手の問題やらライダーなど比較的ゆっくりなのもあってなのか、GWや秋ならいいのですが夏だとサイクリストにはやや遅い感じです。もっとも登山者はもっと早いので旅人の都合もいろいろです。私はできる限り宿で朝ごはんをいただいて手洗いなど時間をとってからでかけたいと思うのですが、その日の旅程とか都合で宿での朝食をとったりとらなかったりです。
ゴミ小屋。描かれているのは滝上町のキャラクターです。滝上町のカントリーサイン、和みます。
7:30宿出発。近くのセコマで補給。そういえば10年前来たときは西洋の方が居候?してましたが消息を聞きそびれました。大雨で、外に働きに行く道すがらということで紋別まで送ってもらったことがあったのです。
もう10年もたったのか・・・あのころは自転車イベントなどもいってました(このときは紋別ハーフセンチュリーランというのに参加)が、ロングライド系ヒルクライム系に飽きて、結局のところ現状のツーリング、その中でも、仲間のおかげでだんだん林道ツーリングや山サイなどに夢中になり、それもだんだん一段落ついたような感じになって(林道ツーリングはまだまだでしょうけどいっときの熱気はやや薄れたかも)遠くへ行きたい系のツーリングに回帰してきました。回帰という表現が適当かどうかわからないけど、ロングライド系のイベントも結局のところ遠くへ行きたいという願望を果たす口実であったように思うので、自分の中ではなんだか原点に戻ってきた感じはあります。まあ、後付けでいろいろ言ってるだけだと我ながら思うのですが。
今日は道の駅からまもなくして道道137号に入って遠軽まで行き、遠軽からは国道サイクリングです。道道137は遠軽雄武線というのですが、西興部から雄武までは未開通で、開通する見込みはなさそうです。だいぶ前に読んだ三浦綾子さんの自伝(キリスト教門外漢の私にはどれも同じような題ですが、3部作の第2部)では夫の実家の北見滝の上まで名寄から峠を越えてバスで行ったとあります(記憶はあいまいですがたぶん)。今なら旭川から浮島トンネル経由でしょうが、当時はトンネルはなく浮島湿原経由でしたのでバスはなかったのでしょう。また、旭川に住んでいる人が名寄からバスとのことなので上紋峠経由でもなく、名寄出発で西興部から瀬戸牛峠、サクルー峠経由でそのころはバスがあったのでしょう。もっとも紋別を回れば当時は鉄道もあったはずですが、旭川からえらく時間がかかったことでしょう。そんなことをつらつら考えながら・・・遠軽まで3つほど峠っぽいアップダウンがありますが、着実に歩を進めていこう。
山には霧がかかってきて中立牛で雨が降りだしました。雨雲レーダーを見ようと思ったけど電波が届かないようで見ることができません。予報より早いなあ、これからずっと雨かなあと思ったりもしたけど、滝上は午後から雨の予報で、北見周辺は曇り予報だったので137号をがまんすればいけるんじゃないかと思い、雨具を着こんで先に進むことにしました。エスケープといっても結局紋別に逃げるんじゃ距離も長くなるし、道もつまらない。バス輪するほどの雨ではないし、行っちゃえ行っちゃえ。
中立牛の次のピークを越えると雨が霧雨程度になり、3つめのピークの上原峠に着くと雨はやみました。ちなみに2つめのピーク付近は天気が良ければ遠景がなかなかいいのですが今日は霧で遠くは見えませんでした。
上原峠を降りて行くとロードが一台また一台登ってきました。男女の地元仲間といった風情で、上原峠までヒルクライムということのようでした。
峠を下りて行くと、森の中からサナブチという広々とした空間にぽんと放り出されました。空は厚い雲に覆われているけど暑くもなく寒くもなく気分爽快です。
遠軽の町に出て生協で400円の親子丼弁当を食して郵便局で若干お金をおろしました。明日は平日ですがコース上に郵便局はないので。そうそう、これまでのツーリングはだいたい祝日か休日なのでATMをやっている郵便局をあらかじめ調べておいたのですが今回は平日もあるし国道サイクリングも多いのであまり考えてませんでした。
国道242で留辺蘂方面へ。それまでの道道137より車が多くなりました。137も意外に車は通ってましたが(数分に1台くらい)。道道137ではクマ鈴鳴らしてましたが国道では消音としました。数年前になりますが、渚滑あたりでデントコーン畑で座りこんでむしゃむしゃ400kgまで巨大化したクマが捕殺されたというニュースがありましたし、車の少ない道道ではクマ鈴鳴らしています。ただ、繋がれていない犬が走ってきたりもするので困ることもありますが。ただ、現実にはクマより車のほうがこわいですね。地元のトラックはたいてい大儀そうに自転車と車間取って抜いてってくれますが、対向車線から追い抜き車がはみ出して猛スピードで迫ってくるのがコワイです。
留辺蘂からは国道38号で温根湯方面へ。38号というからどんだけ車がいるんかいな、と戦々恐々でしたが祝日のためかそれほどのこともなく路側帯も広く走りやすかったです。
温根湯の道の駅では水族館に立ち寄りました。
カラフトマス、巨大なイトウ、ヒメマス、ヤマメ(サクラマス)など北海道の川や海辺に生息する 魚たちでこれがまた面白かったです。 もうちょっとゆっくりしてもよかったかも。またよれる機会があればじっくり観察したい。
きょうは温根湯先の塩別つるつる温泉宿泊です。山の水族館で30分ほど過ごしたこともあって、5時過ぎに到着。時間のロスとしてはほかに中立牛で雨に降られて雨宿りしたり雨雲レーダーを見たいと農家近くへ戻ったりというウダウダがあったり、遠軽でコープや郵便局に寄ったりというのがありましたが、国道区間は着実に進んだと思います。5時20分には日が暮れるし、この季節は2時くらいになるともう日暮れの気配がします。いくら暑くもなく寒くもなくとはいってもそこは秋の北海道、場所によっては油断禁物、5時過ぎたら動かないほうがいいんじゃないかと思います。きょうはまあ安全地帯なので夕方ちょっとのんびり進んで宿に到着しました。自転車は外ではあるものの、雨をしのげるスペースを確保できました。
コインランドリーはなくて、旅館で使っている洗濯機を貸してくれました。
コース参考)ルートラボ
北海道紋別郡滝上町元町 ~ 北見市留辺蘂町滝の湯
距離114.7km
最大標高差391m
獲得標高上り:1223m
滝上 末広旅館 国道237-道道137で遠軽 国道242で西留辺蘂 国道38で温根湯 塩別つるつる温泉
せっかくおしながきをもらったので追記で)
先付 海老と夏野菜のゼリー寄せ 前菜 サーモンカルパッチョ 造里 本日のお造里
焼物 焼き茄子の田楽風 蒸し物 茶碗蒸し 煮物 鴨つみれ大根煮
火のもの 塩別スタミナ火鍋 酢のもの もずく酢 食事 白飯(道産米ふっくりんこ)
香の物 白菜漬 止椀 しじみ味噌汁 水菓子 特製杏仁豆腐(興部有機豆腐)
温泉は気持ちいいですが、夜中、浴衣をはいで寝込んでしまい、あやうく風邪をひくところでした。予備の長袖のアンダーとタイツに着替えてふとん被って汗を出して朝までになんとか回復できました。これもまた油断禁物(^^;
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