清水町から新得、石勝峠、日高町へ2019/09/20北海道あきぞら6日目
北海道ツアーも6日目
残るはあと2日+αということになった。ここまで、初夏の毎日さえない天気のツアーと異なり、まずまずのお天気である。昨日今日と風が強めなのがたまにキズではあるけどこのくらいはしかたない。夏のリベンジはできつつある。22日に十勝岳方面に行けず帰ることになるのはちょっと残念だけど次の口実ができたと思えばよい。
年年、体力の衰えというか、身体の不具合・・・・例えば思わぬ部分が痛くなる、癖になった筋肉の痛みがなかなか取れない、歯がぼろぼろ、地主が痛い、疲れが取れないとかそんなところであろうか・・・は増えているけど、北海道ツーリングは今年はたぶんもうおしまいだけど来年も2回行ければと思います。
さて、まだ途中なのに総括っぽいことを書いていますが、今日も旅は続きます。
きょうは新得の共働学舎でチーズを買って家に送るつもりなので、出発はゆっくりです。同宿は釧路から来た若い男性と北九州からの引退夫婦ライダーでした。男性は仕事で来たんだそうです。仕事でとほ宿に泊まる人にあうのは私は初めてですが、平日は案外いるのかもしれません。彼はもともとは首都圏の出身で自転車にも興味を持ってくれたようです。ライダーの奥様のほうは北海道のいろいろな風物、例えば牧草ロール、てんさい、黄色い作物(いも)、デントコーンに興味しんしんのようでした。牧草ロール、つい見慣れて写真も撮らなくなっていますが、その構造、用途、出荷のしくみなど私もわかってません。最初の感動をついつい忘れてしまいますが忘れないようにしたいし、当たり前のようになってしまった風景でもまだまだ知らないことのほうが多いし、できるだけ知る努力をしないとなーと反省させられました。
まずは新得に向かいます。台地をおりていくと新得の町や山々が見えてきますが、新得はまだ10kmほど走ります。台地を上り下りして新得へ。途中で農道空港があったはずだけど見逃してしまった、残念。ただ、台地は突如として風が強くなって、しのぐので手一杯になってしまった。
新得の町を過ぎて新得農場にある共働学舎へ。空は晴れているのに突如雨粒があたってきたりおかしな天気です。
画像が暗くなっちゃいましたが共働学舎です。10時過ぎたのでチーズなどを購入して家に送ってもらいました。後からラクレットはもっと分量が多くても良かった、ホエイジャムも買えばよかった等思いました
web (共働学舎新得農場) 注)音が出るかもしれません 通信販売も可能なようです。ただしクリームチーズは通販ではないようです(売店にはありました)。などなど季節や状況によって変わるのだろうと思います。
畜産試験場を回るときりがないのでやめようかなと思いましたが朝ドラ「なつぞら」のロケ場所があるというので行ってみました。畜産試験場のふもとでは特等席のような場所でのロケだったようです。いったときはちょうど石勝線が右後方から試験場を巻くようにやってきてトンネルもぐって目の前でちらっとその影を見せて左へさらに山裾の森林を登りながら牧場を巻いていったところでした。石勝線が見えたのはほんとうに一瞬だけ。なかなかかっこいいシチュエーションではありませんか!
俳優っていろいろなところに行けるのね。すずちゃんも(地元舞台の映画も見てたから勝手に親近感)今はまだぼんやり棒読みで、巻き巻き石勝線を見てもへえという感じかもしれないけど、こうしてたくさんの経験を積み重ねて、人間としても滋味のある女優さんになるといいですね。
いつのまにか晴れ上がっていました。
朝ドラの舞台を見に来たけど、風景に感動しておなかいっぱいです。
舞台を見に来たと言ってるけど、ながら試聴でまじめに見てない(^^;それにBSのおしんを見てからなのでメルヘンぽくて・・まあ、ご当地ドラマと思えばいいのだと思う。
ということで成果に満足して清水へ。
今日は日勝峠を越えて日高に向かうだけです。いくら1000m越といっても国道だし粛々と漕げばどうということはない。時間も十分ある。そんな終わった気分でした。しかし西風の試練はこれからでした。
清水のコンビニで補給してから出発。峠方面に足を向けるといきなり吹き付けてきました。北海道の国道峠としてはやや斜度もあります。大型車も結構ありました。自動車道のインターチェンジが見えたのでそこで多少はいなくなるようです。車は車間をとってくれますが、私のほうが風でバランスを崩したら大変です。場所によっては進めなくなるほどの、しかも冷たい風が吹いてきました。後日知ったことですが、この日は十勝岳で吹雪による遭難もあったらしい。薄いウインドブレーカーだけでは足りずその上に雨具を着こんでちょうどいいくらいです。
日勝峠をなのる展望台やらレストハウスがあったけど、お手洗いとひとやすみだけにとどめて、先へ。写真を撮る気にもならず。
確か石北峠にもあったけど1合目2合目・・・の看板は結構励みになりました。やっとこすっとこ峠へ。道路の向こう側からの眺望もわるくなさそうでしたが、寒くてその気にならずトンネルへ。
清水側は山岳地帯の風景でしたが日高側はまもなく樹林帯となり、沙流川沿いにゆるやかにくだっていきます。ほぼ下り切った千栄地区の立派な公民館前でひとやすみ。過疎集落ですが、むかしは結構(例えば1000人くらいとか?)人が住んでいた雰囲気が感じられました。
まだ、3時半くらいだったと思いますが、山間の道なので夕暮れの雰囲気。いい雰囲気だなあ・・と思いつつ、日高町の中心へ漕いでいきました。中心部は道の駅などもありひやかしてみました。おなかがすいたのでザンギパンを買って食べながら宿に向かいました。
きょうの宿は沙流川温泉ひだか高原荘。自転車スペースは外ですが、スコップ等積んであった宿の備品をどけてくださるなど、場所に気をつかってくださいました。ありがとうございます。
参考)コース
北海道上川郡清水町字美蔓 ~ 沙流郡日高町字富岡
距離87.2km
獲得標高上り:1121m
宿こもれびから農道 道道75、農道で新得 道道136、農道などで共働学舎、朝ドラロケ場所 農道、国道38で十勝清水 国道274で日勝峠、日高町 道道847で沙流川温泉ひだか高原荘
お風呂は夜と翌朝入りました。仕事で泊まっている割合が半分くらいのようでした。あとはドライブ旅行とか釣りとか山歩きでしょうか。今回は自転車旅行での泊り客には遭遇しませんね。
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