糠平から上士幌 池田 豊頃 大樹町へ2019/09/18北海道あきぞら4日目
朝は地元NPO のタウシュベツ早朝ツアーに参加
連れてってもらうツアーなので写真のみとしますが、行ってよかったです。ツアーは毎日なかなか盛況のようです。士幌線廃線跡地を観光に有効に活用できているようです。このタウシュベツ橋はもともとの士幌線跡ですが、糠平ダム建設で士幌線が付け替えとなり、使われなくなりました。そして付け替えられた士幌線も三股の衰退で使われなくなり、ついには糠平からの士幌線全線も廃線という経緯を辿っています。
北海道というと大自然の魅力が語られることが多いですが、私自身は北海道というところは近現代の匂いがぷんぷんする人間の大地であることが魅力なんだと感じています。
8:00に糠平に帰ってきて、歩いてユースへ。パッキングは済ませてあったのですが、トイレに行ったりして8:15過ぎに出発しました。
朝方は晴れてましたがまもなく曇り空に。天気のアプリを見ると台風が発生していて23日に北海道を直撃するような予報になっていました。現時点では23日の便に予約しています。22日の午後のJAL便に変更ができそうですが、もう1日様子を見ることにしました。
10:00に上士幌のセイコーマートに到着。初日からのBB付近(たぶん・・)異音が解決しないので、歯だの靴の裏だのペダルだのアーレンキーやレンチで〆られるものはしめたり、ペダルのガタなのかなんだか、BBはガタついてないし、さっぱりわからず・・・まあ悪化はしてないので旅行の継続に問題はなかろう、と出発。まあ、どうしても気分がね・・・巡航に乗るとカタ、カタ、いうので気になります。
きょうは南十勝の大樹町までです。基本的に南下すればいいわけです。風が出ていてやや南風です・・・南風なのに冷たい。そうです。リップクリームが必要となります。セコマには何でもあります。便利だなあ。
上士幌町の国道273からまっすぐ農道を進み、道道134にぶつかったところで左折、しほろ温泉道の駅でお手洗いを借りて右 道道496を進んで池田町高島へ。昨日からさっきまでの山岳地帯とは一変、上士幌からは広大な酪農あるいは畑作地帯の連続となります。
こうやってアップしちゃうと同じような風景に見えてしまうけど、それはこちらの腕とかカメラがいうこと聞いてくれなかったりとかのせいです。今のカメラは10年くらい使っていますが、どうも使いこなせず、最近はシャッターが下りなくなったり、ぶれたり、ストレスがたまります。スマホのほうがよっぽどよい出来です。倦怠期になったらちょっと浮気すればいいのだというものの、お大尽じゃないからねえ。でも最近は荷物のコンパクト化を進めているので、小さいカメラに買い換えようかなと考えています。
12:30に池田のセコマでザンギとパスタを食べました。セコマを渡り歩いているようなもんですが、パスタも量が少なくてサイクリストには手頃です。一回になんまり食べられないし、草餅ならともかく、汁が漏れる弁当の類を持ち歩くのはいやですから。それにお菓子類もちょこっと安かったりするし。そして御多分に漏れずスイカなど電子マネーもクレジットカードも使えます。現金は主に宿(旅宿)で使うくらいで、ホント便利なツーリング事情となりました。
河原土手の道に突っ込んでいきましたが、道間違いでした。数キロのロス(^^;まあ、いいけど。
セコマセコマと書きましたが豊頃では地元のパン屋さんでタマネギマヨとウインナーパンを買いました。お店の女性が1日どのくらい走るんですかあ、荷物少ないんですね、と表にまで出てきて興味を示してくれました。男性にはちょくちょく「1日何キロ走るんですか?」と聞かれますが、やはりおっさんより女性や若い人に興味を持ってもらったほうがうれしいですね。
きょうはハルニレの木は遠くから見るだけにして先に進みます。牛首別を過ぎて道道318を湧洞方面へ左折。時折ぽつりぽつり雨粒が落ちてきますが本降りにはなりません。
やがて湧洞の酪農地帯に達すると国道336にぶつかり、左折してゆるやかなアップダウンを経て生花でまた左折。ここに来るとなんとなく五十嵐商店の前でひとやすみしちゃいます。晩成温泉方面へ行きますが、温泉には宿が5時発で連れて行ってくれるのでそこ(温泉)までは行きません。途中の風景が好きなので、休み休み、のんびり流しました。
4時半前にはセキレイ館に到着しました。きょうは登りはほとんどなかったけど、風があったのでちょっと疲れました。思ったより距離もありました。8時15分くらいの出発で途中でなんやかんやロスもあって、上士幌から牛首別あたりまではシャカシャカ走った影響もありますね。
参考)ルートラボ
北海道河東郡上士幌町字ぬかびら源泉郷 ~ 広尾郡大樹町字晩成
距離133.8km
獲得標高上り:370m
糠平から国道273で上士幌 広域農道で士幌町にて道道134 しほろ温泉から道道496 国道242にぶつかり高島 高島から道道237で池田町 道道73、道道882で豊頃 道道210道道318で湧洞 国道336で生花 道道882などでセキレイ館
セキレイ館隣の大規模農場ではアパートを2棟建設工事中でした。ベトナム人研修生を受け入れるらしい。ああいう研修生受け入れを熱心にやるのは補助金が出るからなんでしょうね。だって普通に考えればペイしないでしょうから。あちこち事業、教育、災害にお金が出るけど、税収はバブル期と同じ程度。法人税はあの頃より少ないし、所得税もやっとこ横ばいといったところらしい。伸びてるのは消費税ですね。いったい、この国の財政はどうなるのかな?まあ、私ごときがいってもしかたないのだけれど。。。。停電の件で世の中のひずみが象徴的に表れているけど、あちらこちら旅していると、ブルーカラーと呼ばれる人たちの兵站線が完全に伸びきっていることは感じます。少し皮肉な言い方になりますが、ホワイトカラーの多くは(特に中高年)組織内のマウンティングで給料のかなりの部分をもらってると思います。この国のひずみを糺す一環として、かなり多くのホワイトカラーが青い部分に移るべきなんでしょうね。
そんなことは別に口にせず考えているだけですが、のどかな旅をしているつもりでもいやおうなく厳しい現実が目につきます。
へそまがったことを考えていてもお風呂でのマッサージ最近は欠かせません。といいつつ五右衛門風呂だと忘れちゃいますが、今日は温泉だし迎えの車は1時間後なのでゆっくり湯船につかりました。
セキレイ館は3度目です。女将さんの26HEランドナーが見当たらない、ロードはあるけど・・・と思ったら外の農機具入れ倉庫から屋内保管に格上げされていました。ロードを譲ってもらってランドナーを室内に移すことにしたんだそうです。明日の朝食は保留してありましたが明日の宿泊先を告げると「そこまでは98kmだから余裕でしょう」とのご託宣で、朝食をいただいてから出発することにしました。もうちょっと寄り道するつもりなんだけど・・まあいいいでしょう(^^;
客の中高年ライダーたちは最初は黙りこくってましたが、夜になると調子がでてきたようで遅くまで談話していたようです。唯一のサイクリストは早寝としました。秋の北海道の旅も前半はおしまいです。ここまではまず順調で,雨続きの初夏ツアーのちょっとさえない印象はすっかり払しょくされたのでした。
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