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2019/10/25

津軽ツアー 津軽峠 赤石渓流線 2019/10/20

きょうは弘西林道を津軽峠の向こうまで降りて、赤石渓流沿いに鯵ヶ沢に抜けます

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手前の2台は台湾(北京語でも広東語でもない中国系の言語のようで+自転車も盛んなので推測。津軽方言もさっぱり聞き取れないので津軽人である可能性も0.1%くらいはある?)の老夫婦でした。元気ですね!サイコンの具合を見ながらあーでもないこーでもないとぼそぼそ話していました。

東横イン、朝食無料サービスに長蛇の列でしたが、ざっと半分は外国からの観光客でした。東横インの朝食もすっかりホテル並みのクオリティです。いや、あぐらをかいてるホテルよりずっと美味いのでは?

7:30に出発してまずは西目屋へ。今日のコース 昨日の郷土文学館にあった太宰が下宿していた当時の地図を見るとたんぼになっていて、町の中心は西側に2キロほど広がる城下町でした。大学やたくさんの古いお寺さんがあります。昔田んぼだった駅周辺は現在は普通の地方都市と同様のありふれた町並みとなっています。私は輪行でアプローチすることが多いので、ついつい駅前の様子で町全体を判断しがちですが、どこの町でも成り立ちから現在までの歴史に裏打ちされた奥行きというものがありますね。ゆっくり走ってきょろきょろ目をこらしてみないと見えてこないものですが、目的地や自転車の具合のことばかり考えているとぼんやりと通り過ぎてしまいます。

城下町の町並みをすぎると住宅地、リンゴ畑やたんぼが広がってきました。幸い、このあたりは台風の被害は軽微だったようです。そういえば、昨夜のテレビのローカルニュースでは香港デモを心配するリンゴ農家の声が聞かれました。地方の農家のほうがよほど国際的ですね。

Img_20191020_074038-640x362 ひたすら県道28号線をゆきます。走ったのは3度目かな。本日は快晴で岩木山もきれいに見えました。やがて家は少なくなって、一面リンゴ畑が続き、だんだんと白神山地に分け入っていくのです。

Img_20191020_091529-640x362 ここは津軽白神湖となっています。建設中だった巨大なダムが完成していたのです。(津軽ダム)(釣瓶落峠分岐9:15)

 

以前、白神ライン(自転車旅をする人なら弘西林道というべきなんでしょうが、いまや弘西林道という呼称が地元では見当たりません、旧弘西林道という呼び名が散見されるくらいです)10年ほど前、弘西林道に行きたいなと思ったときほかのツーレポをいくつか読んでいたのですが印象に残ったツーレポがありました。検索すると今もありました。こちら 

そのツーレポでは実走は2003年だったようで、そのときと今では釣瓶落峠分岐は完全に変わってしまいました。

以前は家屋がちらほらありましたが、このダムの完成で砂子瀬地区は完全に水没していました。その奥の川原平地区も同様です。

ちなみに4年前のレポート 7年前のレポート

4年前には新しい橋ができていましたが家屋がまだ見えました。7年前は分岐で写真は撮っていませんが、新しい橋は少なくともまだ供用されてなくて下の道を通ったようです。

以前から人など住んでなかったかのように、ダムは満々と水を湛えて青空を映していました。かつては百数十の家屋があったはずなのに。

専門家でないのでダムの意義は知りませんが、結局のところバラ色の未来などなく功罪相半ばで、時代や環境の変化で新たな災禍を生むことになるのでしょう。はっきりした因果関係が証明できてないだけで。自然への過度な挑戦は結局手ひどいしっぺ返しを食うことになる。昨今の台風被害など見てもそう思います。理系工学系の人たちは「何の根拠があって」と思うかもしれませんが、精緻に証明できなければ根拠ではない、という言い草がただの傲慢なのは原発事故でも明らかです。自然災害にしても野山の炭焼き小屋で自給自足していればたいした被害はないのだから、災害での被害は文明が進んだ結果受けるべき代償であるとしか言いようがありません。それでも文明の営為というものを止められない人間の存在そのものが罪深いのでしょう。もちろん自分もそのひとりです。

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津軽ダムの水は地区の奥深く、もともとあったダムをも水没させていきました。皮肉なことにダム湖の紅葉はどこも美しいのです。ここも早晩紅葉の名所ということになっていくのでしょう。

ドライバーが走り行く私に「自転車、最高ですね」と声をかけてきました。

ダムからは道が細くなり、斜度が増しました。いよいよ暗門の滝(前の台風被害で散策路は歩けななかったけど、この日から開通)、津軽峠へ。暗門(10:00)では大型バスが何台か停まっていて私もトイレ休憩。いよいろ未舗装路へ。

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未舗装路とはいえ、路面は整備されていて、普通の車も入ってきます。タイヤもオープンサイドで問題ないでしょうが、今回の旅の前に新しいアメサイドに交換してきました。前に書いた通り、古いアメサイドと迷いましたが、新しいタイヤの美しさに抗せず、前後とも新しいタイヤにしました。古いタイヤは予備と言い訳しつつ、そのうち捨てられる運命でしょう。まだトレッドも薄くあるのでもったいないのですが・・・

路面は時折舗装されています。橋の前後とか急なカーブとか、あとは過去に崩れたか所でしょうか。

前日までの雨で水たまりはところどころあります。(泥除けがあるのであまり意識しませんが、自転車はだいぶ汚れました)

標高を稼いでいくとやがて遠望も利くようになってきました。きょうは1日快晴のようです。風もそれほど冷たくない。半そでジャージと長袖アンダーで気持ちいい。重ねた長袖ジャージは登りでは暑いので脱ぎました。下は七分丈で長い靴下です。

ゆっくり漕いでいくとやがて津軽峠へ。(11:10)路線バスが停まっていたのでバスの運転手さんと二言三言会話しました。バスのたもとには輪行袋が置いてあります。誰かマザーツリーでも見てからバス輪するらしい。自転車壊れたのかな?

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バス停の向こうに車を停める場所があって、白神山地が連なる雄大な景観、ブナ、コナラなどの紅葉が見事でしたので大休止。つくづく来てよかった。

きょうは下った先で赤石渓流線に入ります。

白神ライン全走破はややハードルが高い(コース自体は走ってしまうとそう過酷でもないのですが、たいてい遠隔地から来るので交通とか宿とかも含めて覚悟が必要ですから)ですが、津軽峠までは比較的ポピュラーで、走行不能になれば1日2本バスもあるし(使うつもりはないけど、まあ安全なコースであるという例証です)、赤石渓流線が通行止めでなければ鯵ヶ沢に抜けるコースは味わい深いはず。

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津軽峠を過ぎると車はだいぶ少なくなります。とはいえ、好天の日曜日。紅葉も見頃、キノコ採りも盛りとあって、地元ナンバーの車やバイクがそれなりに走ってきます。

下りきると右折して赤石渓流線へ。(以前は赤石川林道と呼ばれていたように記憶していますが、現在は赤石渓流線としているようです)渓流沿いといいつつ当初は渓流は下のほうで、道はアップダウンの未舗装路ですが、路面は走りやすい。

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アップダウンをこなすとすぐ横に渓流が見えてきました。青空と紅葉と清流のせせらぎが気持ちいい。想像していたとおりの心地よさです。この赤石渓流線は橋が落ちて数年もの間通行止めでしたが今年やっと再開通したのです。私としては待ちに待った開通でした。

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未舗装路が途切れるとくろくまの滝があります。せっかくなので歩いて観に行くことにしました。駐車場は・・・雨後の好天で大量のカメムシが襲来していましたが、もうフロントバッグにきっついてしまったし、あとで考えよう。

くろくまの滝は高さ85m 幅15m なかなかの大きさです。観音様が合掌しているように・・・言われれば確かにそのように見えます。上のほうの紅葉が髪飾りのようでした。

戻ってカメムシを払いつつ、渓流沿いをテレンコテレンコ走りだしますが、今日は赤石駅近くの民宿泊まりで時間に余裕があります。

数日前予報では20日は雨が残る可能性が高かったので、つぶしが効くように(翌日、逆コースで赤石から津軽峠に行く可能性もあった)赤石泊まりにしたのですが、岳温泉あたりの宿泊でもよかったかもしれない、そんなことを考えつつ、まあゆっくり、今は渓流沿いの心地よさを全身で感じながら走りましょう。

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渓流はだんだん広くなり、だんだん生活の気配がしてきました。熊の湯をすぎると、やがて田んぼが見えてきました。津軽藩発祥の地で一休み。振り向くと白波山地の山々が輝いているようでした。

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宿泊する民宿をいったん通り過ぎ、せっかくなので焼いたイカを海を見ながら食べました。時期的にイカのカーテンはありません。もっとも今年は不漁だったようですが・・

午後4時前と早いですが投宿、いつものように風呂や洗濯をすませると6:00から夕食。

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メバルの唐揚げがメインのようで料理おいしかったです。今回はソロで休前日ということで+2000円ほど追加料金がかかり、10000円でした(事前に聞いています)。食事はいいし、部屋もきれいでしたが、全体としてやはりちょっと割高かなと思いました。こんな調子で散財するからサドルバッグが買えないのだ(苦笑)でも、きょうは津軽峠と念願の赤石渓流沿いを走れたのでとっても満足の1日です。

夜はラグビーW杯南アフリカ戦を観戦しつつ、3日目 4日目のコースを検討したり、その日の行程をメモしたり、バッグに隠れていたカメムシをこそこそ処分したり、旅の夜はそれなりに忙しいものです。

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コメント

おはようございます。弘西林道を走ってこられて、羨ましいですね。若いころ、サイスポの記事を読んで憧れたものです。しかし、当時大阪から青森はあまりに遠くて、行くことができませんでした。東京からですと新幹線をつかえば、走ることができそうですね。

?さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
弘西林道は新青森から弘前が便利で全走なら海に出るのも感動的だと思います。
我々が7年前から行ったときは秋田新幹線アプローチで海からでした。
海から暗門だと釣瓶落峠との組み合わせがよいかもしれません。ダム付近は味気なくなりましたが、秋田側の雰囲気が良いです。

名無しの権兵衛で失礼しました。うまく機会を見つけて訪れたいです。

はい、ふだんの週末でいけると思います。秋田からなら初日は寒風山とか、弘前からなら初日は岩木山付近とか。ぱぱろうさんなら初日は新幹線十和田(八戸の次)駅あるいは新青森から八甲田経由、二戸から田子、十和田湖経由というのもアリですね。

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