津軽ツアー 岩木山の麓 2019/10/21
今日も天候はまずまずのようです。
宿の前から海が見えました。6:30朝食。朝早く用意してくださるのは助かります。7:30出発。
海の駅。なぜか赤い靴の像があります。横浜:山下公園にある赤い靴像は女の子だけですが、こちらは父母もいますね。この童謡の由来は論争があって実在について確定していないはず。鯵ヶ沢の像は定説(女の子の父親の出身地とのこと)にもとづいて作られたようです。うーん。こんなノリで税金(だか町の財政だか知らないけど篤志家によるものではないでしょう)使っていいのかな?ちなみに山下公園の像は、確か中学生のころだったか、歌詞の美しいイメージをふくらませた有志が主に募金でつくったものです(市の協力はあったと思います)。
それにしても、全国のあちこちに根拠の証明されていない銅像の類が無数あるんでしょうね。ただ、銅像たててしまえばそれが歴史になっていくのかもしれません。反知性とけなすのはたやすいですが、歴史というのがそもそもそういうものなのかも。
それより今日はとにかくわさおに会いたくて鯵ヶ沢市内に行きました。ブサカワなんて言っちゃいけません(笑)ちゃんときれいにしていましたよ。もう12歳くらい?まだまだ元気な様子でした。わさお、目線を向けてくれてありがとう。
鯵ヶ沢からは岩木山の麓を回るべく、海から内陸へ。昨日も思いましたが、百万遍の石碑をよく見かけました。地区のはずれにあるようで、形はいろいろです。百万遍念仏を唱えれば災いが入ってこないということでしょうか。きのう津軽藩発祥の地を通りましたが、このあたりは古くから地区を形成していたようで、鯵ヶ沢街道は岳温泉を経由して岩木山の麓を経由して弘前までつながっていたのでしょう。
岩木山麓を一周する道に入るとやや標高をあげていきます。まぶしくて写真撮らなかったけど、つづらおりの紅葉の輝きが見事でした。進むにつれ岩木山はいろいろに見えました。畑の向こうの姿、木々の間からの姿、大きく見えたり小さく見えたり。
岳温泉をチラ見しつつ食事等は温泉はずれでおにぎりなどですませちゃいました。温泉あたりからは弘前市内にむけて道も広く、岩木山神社あたりでは車も多くなってきました。
神社からは左折してもうちょっと岩木山麓を走ることにします。この先は神社も温泉もなく、リンゴ畑だらけになるので地元車ばかりで観光の車は少なくなりました。
さらに進むとリンゴ畑は途切れてまっすぐ見通しのいい道となり、荒涼というほどもなく茫洋とした荒野や畑が続き、だんだんと開拓地区の景色になっていきます。適当なところで右折。
岩木山麓をほぼ1周して津軽富士見湖へ。湖といえば聞こえがいいですが、ため池です。17世紀に灌漑用に造られ、改修が加えられてきました。回ってみると堤も数メートルあって農業用ダムといえなくもないですが、ため池と農業用ダムの違いは農林水産省のwebによると堤の高さにあるそうです。池には日本一長いという木造(青森ヒバとのこと)がかかっていて、岩木山がきれいに見えました。
北海道で見た玉ねぎコンテナも迫力あったけどリンゴコンテナもなかなか。ニチロって書いてあったけど、そのまま食べるんじゃなくて、リンゴ製品になるのだろうか?
津軽富士見湖からは県道を弘前へ進みました。前日の津軽峠+赤石川林道はもちろん充実感があったけど、今日のルートもなかなかおもしろく回れた、いわゆる峠や林道というネタに頼らず地域の雰囲気を感じながらの、いいサイクリングになったと思います。
2日前に続いてイトーヨーカドーで買い込みました。ラグビー中継もないし、居酒屋に行こうかなとそぞろ歩いてみましたが、結局はいらなかった。ここ数年、知らない店にふらっと入らなくなりました。知らない店に入るのはギャンブルなのですが、その賭けに面白みを感じないようになってきたようです。ふらっと入って落ち着いて迎えてくれて料理や酒も美味しくてお値段も手ごろ、そういう店が少なくなったのか、私の嗅覚と気力が衰えたのか、たぶんその両方という気がします。
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