日高町から占冠、富良野、ベベルイ、上富良野へ2019/09/21北海道あきぞら7日目
早いもので1日走るのは今日で最後となりました
宿の食事は7時から(バイキング )でしたので出発は7時。カメラの調子いよいよ悪くスマホから。まあ、荷物を少なくする観点からは写真はスマホで十分ですが、電源とか、立ち上げればギガを消費するんじゃないかとか(?)種々落ち着かないこともあり、カメラもあったほうがいいかなという感じです。この旅終わったら小さいのを探そうと思います。上の写真は宿と沙流川です。沙流川は太平洋に向かい、私は北海道のおへそに向かって行きますから、このきれいな流れともここでお別れです。きれいな川と書きましたが2016年8月の台風ではこの川も増水して国道274号線の橋が落ちて日勝峠も長い間通行止めとなったそうです(岩手県岩泉で高齢者施設に流れ込んで9名が死亡した時の台風です)。こんなきれいな川でも暴れるんですね。
セコマに貼ってあった「おしらせ」です。ボトルに移し替えたペットボトルは店員さんが預かってくれました。ごみの処理施設がないとは・・厳しい現実ですね。わが地元鎌倉市でも3つあるごみ処理施設のうち、1つは閉鎖されました。いまの世の中では処理施設の新設ってかなり難しいでしょうね。その最たるものが原発事故のそれですが・・ 原発事故の汚染土の県外移設って現実的には不可能だと思うけれど、誰もそれを言わないのは無責任な気がする・・話が勝手に飛んで申し訳ないですが、それにしても最近はエネルギーやインフラについて考えさせられる出来事が多いですね・・・・・千葉の停電もインフラの老朽化や林業の衰退なども遠因だろうし・・・原発なんて増やせるはずがないのに今度は石炭石油の利用を16歳の少女に非難される・・この前もふれたけど、その一方で我が国の財政は使いたい放題。何か課題が顕在化すると選挙民の顔色見て財政投入される。どれもこれも個々では別の問題だというわけなんだろうけど、それぞれ勝手なことを言ったりやったりしていて、なんだかなーという感じです。
日高町から北上して日高峠、金山峠と小さな峠を越えて富良野に向かいます。金山過ぎるとだんだん玉ねぎ農家が増えてきた。というか目についているだけかもしれない。台風の予報で農家さんたち忙しそうです。金山は千栄どうようにさびれてしまっているけど、こういう町でぼんやり座るのがなんだかほっとする。
根室本線、東鹿越~新得間は台風の影響で運休となっています。もともと5本/1日程度ではありますが・・
玉ねぎ干していました。出荷しないと!
直売所にて。安くても買って帰るわけにいかないのが自転車稼業のつらいところよ。
老節布経由で麓郷に出ようかなと思ったけど、素直に山部経由にして富良野の畑と山々をながめながら行くことにしました。 山部で国道を離れて適当に農道を進みました。そろそろ富良野岳が見えてくるかな?
おや?こんな人里近いのにクマが出るのか・・最近のクマ出没看板はこのように出没日時が記載されています。今回の旅で見た中で一番近い日付です。
まさか玉ねぎ目当てではないよね<クマさん それにしてもこれ全部玉ねぎです。首都圏に出荷されるのです。後日北海道から戻ると富良野たまねぎが売ってました。このコンテナのやつかなあ!?
富良野からはベベルイ方面へ。八幡丘の道を行ったことがないので、進んでみることにしました。
えっちらおっちら登っていくと期待通り、牧草地の伸びやかな風景が待っていました。富良野岳(前富良野岳)のたおやかな姿と美しい山麓も見事でした。しばし景色をたのしんだら、布礼別までは行かず、上富良野方面へ向かうこととしました。
ベベルイのまっすぐ道を快適に下りてゆく・・と書きたいところですが、農家のトラクターの出入りが激しかった。無理もない。台風の前に、とにかく急いで作業する必要があるのだ。結果としてこのあたりは大きな被害はなかったようだけど、この時点でその確証はなかったし。(航空会社のwebでは青森、函館、千歳は影響があるかもというような記述でした)
また、用水路の工事をベベルイ基線の上や麓のほうでも大々的にやっていて景観的にはちょっと残念ではありました。話は違いますが、実家のあたりは水田(と放棄地)地帯ですが、家の裏の用水路がU字溝(1mくらい)に改良工事されていました。水害の脅威があることが背景なのかなと思うし口を出す筋合いもないものですが、どじょうなどもいなくなって残念ではあります。もっとも、ベベルイ周辺のそれはもっと大規模です。
かみふらの道楽館。自転車は小屋にいれさせてもらいました。部屋からの景色もいい感じで、夕食も美味かつカラフルでした。
この宿には大柄な西洋の女性がいて旅人かと思ったらフランスからのヘルパーさんでした。日本語もある程度できるようでしたが、どうしてヘルパーさんをしたくなったか、聞きそびれました。おじさん、シャイなもので。
まだ北海道から帰りたくありませんが、疲労自体はたまっているし、このくらいの気分で終わらせるのがいいのでしょう。朝から晩までサイクリングのことばかり考えればよい幸せな日常がいったん終章を迎えようとしています(^^;
この日もぐっすり眠りました。
参考)ルートラボ
北海道沙流郡日高町字富岡 ~ 空知郡上富良野町西8線北
距離106.6km
獲得標高上り:955m
ひだか高原荘道道847で日高町中心部-国道274/237で日高峠、占冠、金山峠、下金山 国道38で山部 農道/国道38/農道/道道985で富良野、道道253で八幡丘、農道で富丘、ベベルイ 道道298で上富良野 道道291 農道で沼崎道路に入り、宿
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