大洲から宇和島2020/1/11(夜昼峠 海ぞいプチグルメ 吉田)
朝ごはんは部屋にてパンですませて、8時前出発
旅館ではお遍路さんが多いようですがいまはシーズンオフです(冬ということもありますが正月明けですし)。私もそのうちお遍路さんやってみたいです(自転車でなくて歩きかな?それとも自転車で4県に分けてかな?)が、冬がもっともいいかなと思っているところです。お遍路さんのお寺は海ぞいが多いし、気温は地元とあまり変わりませんがやっぱり冷え込みがあんまりきつくないし、標高1000に満たないところばかりですから。
肱川を渡って旧城下町をそぞろ歩いてから八幡浜に向かうこととしました。おはなはん通りの名前は朝ドラのロケに由来するようです。昭和41年だそうで、もちろん観てません。東京ラブストーリーのロケもあったそうですが、原作の漫画は読んでましたがテレビはリアルタイムでは観てません。そういえば愛媛から出てきたという設定だったなあと思いだしましたが、作者も四国の出身ですね。
古い看板はもちろんわざわざ集めたもので、やはり山奥の家にホントに残っている姿のほうが惹かれますね。
八幡浜へは国道ですぐですが、トンネルの上に夜昼峠なる旧道峠があるようなので行ってみることにしました。200mくらいかな?と思ったら地図読みがいい加減でどうも300mほどあるようです。いずれにしても距離も長いのでさほどきついことはなかろうと登ってみたけど、確かにボリュームの割に距離が長いので果てしない感じではあった。大洲側はうっそうと暗い感じで倒木もあって車の通行はなさそうです。峠らしき切通しは石垣になっていて、わずかにかつての幹線ぶりを偲ばせていました。八幡浜側は空が広がり、集落がありました。そこが夜昼というらしい。山をループしていくと、だんだん海の気配が感じられるようになり、山肌の果樹園や現国道の喧騒が聞こえてきました。あとは気持ちよく下りて行くだけです。なんで夜昼なんだろうと思ってたけど、大洲側と八幡浜側とで対照的な風景だからかなあと思ったりしました。しかし大洲側の1か所倒木があったので車両は通り抜けられそうもありませんが、通行止めの表示もなく、なんだかうち捨てられている感はありました。
朝のメインイベントを終えて八幡浜の道の駅へ。ふと海のほうに目をやると、果樹園とひしめく家と碧い海と行きかう船がブラウン運動を繰り広げているような見事な光景でした。道の駅でじゃこかつを食い、もちのような羊羹のような食感の和菓子「志ぐれ」や「鯛めしおにぎり」などを買いこんで出発。こうしたプチグルメが特にこのあたりの旅では大きな楽しみとなりますね。
ここからはひたすら海ぞいを南下してゆきます。やがて国道378号に合流。国道といっても多くは1.5車線程度で通りすぎる車は内陸の56号を使うので、地元の軽自動車なと用のある車しか通りません。60km弱程度ひたすら、リアスっぽい海ぞいをブリの養殖場⦅注:5万図にはハマチの養殖場とありますが、関東ではハマチといわないと思います(イナダ?)ので、とりあえずブリと統一します。地元鎌倉の地場スーパーでも愛媛産の養殖ブリとして流通しています⦆や沖合の小さい島やそして青空に映えた碧い海を見ながら、くねくねのんびりと走るのみです。時折集落がありますので自販機で缶コーヒーを飲んで一休み。途中のAコープでゆず風味のおからを鯖でまいたようなまる寿司(美味かった!)を買い食いしたりしつつ、淡々と進みました。そういえば今日は曇り予報でしたが幸い1日晴れていましたし、風も穏やかでした。
風といえば北西の季節風を警戒して南下するコースにしたのですが、いずれにしても西に向かう局面はあるのでずっと向かい風を避けられるわけでもなく、とりあえず昨日と今日穏やかだったのを幸いとしましょう。法花華湾を回ってからは378号は内陸コースになるのでさらに県道273/272(奥浦白浦線)で奥浦へ。
奥浦というところは半島状の地形の先っぽの集落ですが、意外に子供の声などにぎやかで、若い人も結構いるようでした。写真のような運河もあって船で渡るのかと先入観を持ってましたが、道が通じているのに橋がないわけないのでした。我ながらアホでした。
県道314(舟間伊予吉田停車場線と長ったらしい名前)で吉田に向かい、さらに一山越えて(県道吉田宇和島線)を越えて宇和島に向かいました。
みかんの段々畑もところどころ見事でしたが、写真にすると散漫になってしまうので撮ってません。いつも食べる「西宇和みかん」ここから来ているんだなあと感慨を新たにしました。
4時過ぎてもあまり寒くならないので調子に乗って缶コーヒー休憩なんぞして黄昏てましたが、今日の宿(ユースホステル)は夕食の提供はなくアプローチも80Mほど登るようでもちろんスーパーなどもないので夕食は買いこんでいかないといけません。ただビールは販売しているので弁当とおつまみを買ってフロントバッグに詰め込めばよさそうです。地図で見ると暗くなると厄介な感じでしたので市内に入ってからは少々急いで買いだしをすませてユースに向かいました。
愛媛県大洲市田口 ~ 宇和島市大超寺奥
距離116.1km
獲得標高上り:1578m
ユースは一般客は私だけで、7時半ごろ中学生の集団(卓球部とのこと)20数名がやってきてにぎやかでした。にぎやかといっても羽目を外すようなこともなく、夜中は静かだったようです。
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