2020夏の会津 南会津、新鳥居峠、矢の原湿原、沼沢湖をへて湯倉温泉へ
日ごろの生活では周囲は家だらけなので窓を開けて寝ることはない。網戸から入り込んでくる伊南川沿いの夜風が気持ちいい一夜の眠りでした。
(窓からの風景)
昨日の疲れでややけだるいけど、筋肉痛はないので走れば治るでしょう。泊りがけツーリングが半年ぶりになるなんていつ以来かな?
今朝は幸い、青空が広がっていた。昼まで続かない予報だなんて、信じがたいくらい。民宿田吾作は釣り客が多いようです。地元で使える1000円クーポンがあるらしく、宿泊の領収証を見せれば道の駅で交換できるとのこと。私は使う予定がないし、道の駅の8:30開店より早く通りすぎてしまいます(その後福島県内なら交換できることが判明)。聞きませんでしたがGOTOキャンペーンには登録するつもりはなさそうです。まあ、観光地でない民宿では面倒なだけのような気もしますね。
7:30過ぎ出発。青空と緑がひたすら気持ちいい。昨日の雨中ランがあるからなおさら。
国道と並行する県道を北上、新鳥居峠への右折を2キロほど通りすぎて、界に戻って、山の中へ向かうそっけない国道をゆるゆる登っていくと新鳥居峠です。峠で早くも空は翳ってきました。
新鳥居峠からは確か、道がクネクネしているビュースポットがあったはず・・・10年前印象に残った場所ですが、同じような季節のはずですが、草ぼうぼうであまり見えません。(画像の下左)
赤田集落で左折して矢の原湿原へ
矢の原湿原へ向かう細い道は車はほとんどなかったけれど、湿原には数台停まっていて、写真撮影などしている高齢の夫婦がいました。自転車をおいて歩き進めば湿原がもっと見えるのですが、長ズボンではないのでやめておきました。ミズバショウや紅葉の季節がよりよさそうです。紅葉はもちろんきれいだろうし、春は見晴しもよいでしょうから。どういう根拠だか知りませんが、日本で2番目に古い湿原だとか。戊辰戦争の古戦場もありました。会津藩の降伏を知らずに起きた戦闘だったとか・・・
昭和村の国道に出て野尻川沿いを北上。ぽつりぽつりと集落もあり、スノーシェッドも多い道でした。玉梨のとうふ屋さん兼茶店で青ばと豆腐なる大きなお豆腐をいただきました。水っぽいようでいて案外腹持ちしそうです。燃費の悪い私ですが、食事は宿までこれだけ(とアミノバイタルと飲み物)でした。
さて、チェックインOKの3時までにはまだ時間があるので、沼沢湖に寄ることにしました。スキー場の登りはしんどかったけれど・・・
沼沢湖はカルデラ湖で、近くの只見川との落差を利用した揚水発電所もあるそうです。確かに沼沢湖から只見川までだだーんと下りて行きます。降りてから、この山の上に湖があるんだなあ、と考えるとなんだか不思議でした。
沼沢湖でぽつりぽつり降りだし、早戸で国道に降り、水沼あたりで本降りになってきたので、中川にあった新しい道の駅で雨宿り。20分くらいでやや小康状態になったので、宿のある湯倉温泉に向かいました。本名では盛大にトンネル工事をやってました。現在ある長いスノーシェッドが崩れやすくなっているのでトンネルに付け替える工事をもう何年もやっています。
湯倉温泉に到着してまもなく、常任幹事Tさんもやってきました。考えることは同じで、雨模様だし早くチェックインして温泉に行こうということですね。今回は常任幹事Tさんがここに泊まるという話にありがたくも図々しく便乗させていただいたということになります。それで、世の中は4連休ということで、遠くに1泊ではちょっともったいない気もするので、ではもう1泊、また1泊というふうに膨らみました。
温泉はどう表現していいかわからない色の濁り湯で、塩化物、硫酸塩泉とありました。露天風呂からは只見川を望めます。御池を走った日に足の甲に貼ってあったテープが蒸れて皮がずり向けて痛かったけど我慢して浸かりました(^^;コロナの日々やその間に考えたこと、サイクリングの思い出、去来した人々などを語りつつビールを飲んでいるともう夕食。
夕食は本格的な和食創作料理で(いただいたお品書きを紛失してしまった。私は写真を撮ってないのですがそのうち某ネットで詳述があるはず・・)地酒もいただくと、やはり疲れと酔いで眠くなってきたのでした。明日は本名津川林道行けるかな??
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コメント
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としさん、お疲れ様でした&鶴亀荘おつきあいいただき、ありがとうございました。
朝の空、晴れてますねー。檜枝岐の夜明けがこんな感じでしたが、出発の7時半過ぎまでには薄曇りになってました。コースの多くがダブっただけあり、経由対象の主要ポイントのみならず、新鳥居峠下(10年前には路上にマムシがいました)や豆腐屋(豆乳アイス?に心引かれましたが雨で通過)など、印象に残る小ネタも似ているのが面白いです。
元はと言えばkuriさんに教えていただいた鶴亀荘、眼前に川霧が拡がる食堂に色とりどりの美味しい食事、独特の泉質のお風呂がステキな宿でした。林道マニア?の女将さんのお話しもギャップがあって楽しかったです。次回は天気が安定する秋の季節にでも、本名津川林道を狙いましょう。
投稿: 常任幹事T | 2020/07/28 18:56
常任幹事Tさん、こんにちは。このたびも便乗させていただきありがとうございました。やはり素晴らしい宿でした。ひごろ、「あと何年やるかな?」という宿も多いなかで、後継もおありで、心強い限りです。あのような宿(だけでなく前日泊まった民宿やらその前の静かな温泉旅館やらもですが)が普通に暮らしていける世のなかであってほしいと思います。
結局、今回の連休を通して、尾瀬付近はずっと雨模様だったようで、連休後も山形で水害が発生、ことしの梅雨はなかなか終わりませんね。肘折温泉行きたかったですが。
そういえば、新鳥居峠下にはマムシが。。という一幕もありましたね。10年の月日を感じつつ通りすぎました。
本名津川林道も再訪の機会ができたと前向きにとらえて楽しみにしています。
投稿: とし | 2020/07/29 06:28