2020夏の会津2日目 奥只見 御池 南会津へ
宿で作っていただいたおにぎり弁当をフロントバッグに入れて7:20出発
6:00に朝食だったので7:00には出発できたのですが雨降りでぐずぐずしてしまいました。
出がけに明細つきの領収証と宿泊証明書をくださいました。そういえばこの日からGOTOトラベルキャンペーンが始まったのです。割引分を受け取るには当該旅館が無事登録されるのが条件ですが、旅館側も右往左往が現実のようで、利用する予定の側としてはまあとにかく書類はありがたく受け取って後日(お盆過ぎ位?)申請ができれば幸い、できなくてもしかたがない、といったところです。
給付金にしてもGOTOなんとかにしても持続化なんとか(私は申請しませんでしたが)にしても結局のところかつて納めた税金がたまたま少し還付されたようなもので、あてにして背伸び消費(或は設備投資したり)するのは考えものです。GOTOでは東京都民が除外されてキャンセル騒ぎが起きたそうですが、私個人としては早々とあてにしていた利用者こそ愚かだと思います。振り回される宿泊業者側はたまったものではありません。ただ、お調子者は一定程度存在するのが前提。経済界からの要望に応じて前のめりに(前のめりといえば緊急事態宣言も前倒し解除して緩んだ雰囲気を醸成してしまいました)実行した政府側に多くの責任があると考えるのが妥当と思われます。
この世の中のおかしさもペダルを踏めば忘れます。
雨も降っているし淡々とまずは枝折峠を目指します。雨具の上下を着こんで雨靴覆いを装着して出発。
大湯温泉はずれで見えたのは魚沼駒が岳かな?
道端の草が道路にはみ出ているのは夏だからということではありますが、例年だと刈られているそうで、地元のヒルクライムイベント前に道端の草を刈ると聞いたことがあります。今年はイベントはないし、コロナで人の集まりを避けるということで刈る機会がないようです。
峠に着くと(9:00)雨はとりあえずやんでました。雨具の脇を開けるのを忘れていて、サイクルジャージがグジョグジョで、絞ると水がボタボタ。自転車雨具の脇はとっても大事な機能なのでした。遠くの山に雲がかかっていて幻想的でした。駐車場には登山者の車が結構ありました。風はなかったので登山には快適かもしれません。私も、それほど強雨でもなく、風もない予報だったので、強行したのでした。とはいっても本降りはつらいね。
雨具の上はモンベルですが、どうも腕のあたりが部分的にしみてるようです。今回、防水スプレー吹いてくるのを忘れたな・・2016年夏に購入しましたからまだ寿命ではないでしょうが、経年劣化もあるかなあ。
さて、銀山平へおりましょう。そういえば銀山平では軽装ロードに1台抜かれました。自転車はこの日この1台だけでした(^^;
銀山平で雨具をいったんしまって(船着き場10:00前後)奥只見湖沿いに鷹の巣へ。奥只見湖のへりを律儀に辿るので時間がかかるし、後半は恋の岐川をはさんで前後に乗越があります。
ところでこのコースは3回目です。初めてきたのは10年前、オフで集団(私は忘れてましたが6人だったとのこと)で、この季節でした。大変暑くて辟易した思い出がありますが、この日は雨のためむしむしする程度で熱中症の心配はまずなさそうです。
2回目は5年前。紅葉の季節に単独できました。そのときも枝折峠までは雨でしたがその後は降らず快適な紅葉ツーリングでした。
それぞれずいぶん時間がたったなあと軽く感慨にふけりつつ、奥只見湖沿いを進みました。銀山平の茫洋とした雰囲気が好きです。
恋の岐を越えて川に降りて宿のおにぎり弁当をほおばる(11:50-12:10)と雨が降りだし、すぐに本降りになりました。
恋の岐川からの乗越を越えて鷹巣に降りると、細く続くひとすじの道。前回来たときは集落の寄り合いでテントがたっていて、ふるまい大根汁をいただいた覚えがあります。今回もテントはありましたが、人はみかけませんでした。
清四郎小屋で飲料を補給(12:50-13:15まで休憩)。雨がとりあえずやんだので再び雨具類をしまいこみました。
県境の橋からまた雨が降りだしました。まもなく本降りとなって結局、御池まで本降りでした。樹海に潜れば雨の影響は軽減されるかと思いきや雨脚は容赦なく降り注ぎ、3度目の雨具武装を迫られました。
雨で涼しいし、緑の樹海は心地よかったけど、途中から疲れて大幅にペースダウン。時間的余裕がある安心感もありましたが・・・御池に着いたのは15:30近くでした。それまで意識してなかったけどふときづくと寒い!御池では雨はほぼやんでいたのでいったん雨具をしまおうとしましたが、手もかじかんでいたので雨具上下とも着こみました。御池ロッジは休業していました。尾瀬の山小屋もいくつか休業しているようです。
檜枝岐まで下るとだいぶ暖かくなっていて、雨もやんでいます。雨具をしまいこんで宿にむかって進みました。今日の宿は尾瀬口駅への分岐の内川を過ぎると県道との分岐があり、生活道のような県道を数キロ走ったところです。5時過ぎに到着しました。
シャワー、洗濯、夕食+ビール1本、この日の歯痛はややおさまっていて、夕食には支障なくよかったです。1日しっかり走ったので、心地よい疲労感とともに8時過ぎには寝ちゃいました。隣はたんぼで、窓を開けて網戸のままで寝ると夜半には寒いくらいです。しっかりふとんをかぶって寝ました。
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コメント
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と し サン
お久しぶりです、良い旅してますね~福島県の只見と言えば,3度ばかり行きました、
然し奧只見は関西からのツーリングは無理が有りますので、会津若松からと新潟の小出からの
国道ツーリングばかりです、これからの旅は体力的にも無理が有りますので、願望としては
厳冬期の雪いっぱいの会津若松からJRとバスでゆったりした旅がしたいですね。
投稿: N B san | 2020/07/27 18:21
としさん
この雨の中、よく超えてましたね。さすがです。大湯温泉前泊が効いたのでは。
<道端の草が道路にはみ出ている 国道なのに整備が手抜きですね。車は脇のトンネルを行けということかな。先日走った、飯豊トンネルへの林道脇は綺麗に草刈りがしてありました。県に払い下げられた林道で、生活道路とはいえない道でしたが。
銀山湖脇の写真の2枚目、沢が道路を横切っているやつ。増水で太いタイヤでもリムまで潜ったのではないですか。以前福井と岐阜の間の温見峠を越えたとき、沢が道を横切るすごい峠だと聞かされていったのですが、こっちにもあるぞとザブザブと渡ったことがありました。
昔、アルプス自転車の萩原真一氏が「消えたしまった秘境」という題でニューサイにこのコースの紀行文を書いたのですが、自転車乗りにとっては今でも十分秘境ですね。
投稿: kuri | 2020/07/27 18:23
雨のなか、御池を越えられたとは、さすがです。今回は、新しい自転車ではないようですね。わたしも、8月に南会津を訪れる計画です。翌日はどちらへ行かれたのでしょうか。コースが楽しみです。あと、温見峠もいずれでかけたい場所ですが通行止めが続いているようですね。
投稿: ばぱろう | 2020/07/27 22:24
NBsanさん。ごぶさたしております。コメントありがとうございます。
奥只見は小出駅出発で尾瀬御池、檜枝岐まで一応「国道ツーリング」の範疇に入ります。が、途中の補給箇所は限られますね・・・県境付近に1か所食堂がありましたが、平日はやっているかどうか。
このコースは2つのピーク(枝折峠と尾瀬御池)もきついですが、奥只見の縁が長いです。
今回、大湯温泉に泊まりましたが、翌日御池あたりで宿泊(御池ロッジがやっていれば)とすると比較的余裕はあると思います。または平が岳登山の拠点の清四郎小屋も宿泊が可能です(山小屋様式ですがコロナ禍で事前予約の必要があるようです)。すばらしいツーリングコースです。
でも、山岳地帯でなくても、奥会津の田園をうろうろするのも楽しいですね。
投稿: とし | 2020/07/28 07:35
kuriさん、こんにちは。
今回は残念でしたが、また宜しくお願いいたします。
この日はおっしゃる通り、大湯温泉前泊が効きました。ふだん電車にも乗らないのに、プラス久しぶりの新幹線で気疲れしましたので一晩休めてよかったです。
枝折峠への道、画像は撮ってませんが、草が中央近くまで伸びている区間もあったりして、バスなどは例のトンネルを行くので特に支障がないということのようです。駒ケ岳へのアプローチで車はそれなりに通るのですが・・
銀山平から鷹巣までリムまでもぐる洗い越しが5k所ほどあって画像のところは危ないので山側を通りました。このところの長雨で流量が多くなっているようでした。
開通すぐの時点でも再訪してみたいと思いました
投稿: とし | 2020/07/28 07:52
ぱぱろうさん、こんにちは。
今回はサドルバッグもあるし、ダートも想定して、ノートンとしました。スポルティーフでも行けますが、まあ気分の問題で。
温見峠には行ったことがありません。それこそアプローチが関東からでは・・・・と思ってたら北陸新幹線の開業で3連休とかで行けそうですね。ただ、遠隔地だと通行止め突破を前提に計画はできないですね。
投稿: とし | 2020/07/28 08:02