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2020/10/02

2020北海道秋 3日目 9/20 下川-ニウプ-歌登(ペンケナイ)

「結いの森」では夕食の提供はありませんが朝は7時から軽食があります。

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新しい宿泊施設らしく、内装もきれい。部屋はビジネスホテルのつくりで、シングルユース。施設で使われている木材のほとんどが下川町の木で、防音もしっかりしていました。夕食はないけど、市街地なので早めに到着すれば食事にはありつけるし、いざとなれば自転車ですぐにセコマもあります。自転車は裏手の軒下にとめさせてもらいました。

宿は8時出発。早朝の散歩時はひんやりしてましたが、出発時点では 気温が上がってきたようで、日差しはあまり出てないのに北海道の割にややムシムシ感がありました。

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サンルダムに向けて、見るからに新しい広い道が大きく婉曲しながらダムに向けて高度をあげてゆくと、眼下には旧道が見えました。市街地を抜けると車は少ないですが、連休のためかわかりませんが皆無ということはなく、時折抜かれたりすれ違ったりします。

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ダムの上に出るとぽつりぽつり降りだしました。ダムは数年前にできたばかりのようです。このへんの風景をがらりと変えてしまったんでしょうが、私は以前の景色は知りません。

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ダムを過ぎると牧草地になっていて、なだらかな斜面に牛が放牧されていました。下川町経営の牧場のようです。20万図を見るといまのダムの底から点々と家屋(施設?)と牧草地があって珊瑠と呼ばれる地域を形成していたようで、ダムの名前にもなっています。

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サンルからは無人の原生林のような樹林帯となり、ややガタガタとした路面が続いた後登りに差し掛かり幌内越峠を越え、幌内への道を分けて松山峠(美深峠の表記もあり)を越えると仁宇布へと下っていきます。この時点ではちょっと急いでいました。トロッコに乗ろうと思っていたのですが予約はしていません。事前に調べたところでは11時12時1時と1時間刻みで運行しているようでした。

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11時10分前に到着。予約なしで乗れるとのことでトロッコ王国への入国が許可され、11時のグループに入れてもらいました^^

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手で扱うのがサイドブレーキ、足元右側がアクセルで左がブレーキ。アクセルは踏み込んでも20km程度のようで安全です。運転は普通免許証所持が条件となっていました。もちろん身分証代わりに持っています。ブレーキの利きはそれほどよくありません。やたらに急停車させるのを防ぐためでしょうか?サイドブレーキはよく利きます。

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片道5km程度で転回して往復だいたい40分くらいの乗車。美幸線の運転手になった気分で、楽しく得難い体験でした。

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トロッコ王国隣に食堂があったので、豚丼をいただきました。食堂は昼の時間帯の営業とのこと。いつもやっているかどうかはわかりません。美幸線というくらいで当初は美深から枝幸まで結ぶ計画だったようですが、気が付くと日本一の赤字線となり、あえなく廃止されました。きょう、仁宇布からはその予定線沿いのサイクリングとなります。12:30出発。トロッコに乗るのは12:00の部になることも想定していたので想定より早くなりました。

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枝幸への「予定線」はまったく人家乏しく、上徳志別でようやっと牧場や人家が現れました。牧場で呼び止められ、ポカリスエットをいただき(ありがとうございます)、10分ばかり立ち話をしました。野生動物といえばクマやシカですがアライグマも害獣で駆除の対象とのこと。私の地元でもアライグマは外来の害獣ですが、見たことがありません。周囲の山には4頭のクマがいるとか、見張りの犬2頭(柴犬に似たそれよりやや大きな雑種)は夜は放していて、シカがいると追いかけていくけど、クマの場合はその場で吠えるだけだとか、日々の苦労や奮闘ぶりを話してくれました。犬のエピソードは「岳人」の連載でも同じような話があって、犬もむやみに吠えたてているわけではないのだ、と思ったことでした。

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くだんの牧場から宿泊するホテルまで3か所ほど熊のどっさり糞を見ました。律儀に?路側帯にありました。でもまあ、この時間はまだ道路には出てこないでしょう、通常は。ちなみに今回、クマ鈴は2個持ってきました。1個はワンタッチで鳴らないようにもできるのでデフォルトでフロントバッグにつけています。でも鳴りがあんまりよくないので、ここは怪しいかな?という区間ではもう1個取りだして装着しています。うるさいけどお互いのためなのでしかたない。たいして効き目がないとも思いますが、ヒトに気づけば通りすぎるまでやりすごす個体が多いと思いますので。ただ、あまり鳴らしていると犬が走ってくることがあるので、人家ではひっこめたり抑えたりしています。

きょう宿泊のうたのぼりグリーンホテルは歌登市街地の8km手前の山中にあって、敷地内にゴルフコースや日帰り温泉もありました。

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上の写真は温泉で土日の夕方のみ営業していました。温泉は炭酸重曹温泉でもちろんホテル内にもあります(源泉と同様の風呂は浴槽が小さいですが)。

熊の糞だらけでは途中で一休みする気にもならず2時半には到着しました。すぐチェックインできるとのことで温泉を楽しむことにしました。自転車は建物内OKでした。とってもありがたいです。

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昨日の研修宿泊施設と今日のホテルはいずれもGOTOトラベルの対象で35%引きでした。なんだかんだいって助かります。この記録をUPするころには東京(都民)も対象となるので、やっと平等になります。まあ、対象であろうとなかろうと泊まるわけではありますが。補助がないからキャンセルするというのはもともとが欲張りすぎなんでしょうね。

今日のコースはこちら

下川町から道道60で幌内越峠-分岐から道道49でニウプ-道道120でうたのぼりグリーンホテル 83km

トロッコ列車での待ち時間ロスがなく、順調に到着しました。天気は曇り時々雨時々晴れの相変わらず不安定な陽気でしたが、ツーリングには差し支えありません。きょうはトロッコ列車にも乗りましたが、ただ83km走るだけだとしたら北海道ツーリングではやや物足りない感じです。景色を楽しみながら走るというより雄大な景色の中を走るという感じで、斜度も緩いのであまり途中で停まろうという気になりませんし。

さて、洗濯しても時間があるので温泉に何回か入りました。腰痛や足指の痛みを養生しないと。

ちなみにこれまでの宿はどこもコインランドリー完備でした。乾燥機もあるのですが、自転車の衣類は乾燥機不可のものが多いので使いません。でも朝までにはおおよそ乾きます。洗剤は中性洗剤を小さなボトル(家族の化粧ボトル)に移し替えて持参しています。

早めに走りを終えても、宿泊ツーリングは何かと忙しいものです。

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