土呂部+下方修正で下今市へ 杉並木で蘇る記憶
18日は東武に乗って湯西川温泉駅まで輪行でした。
特急券はチケットレスになっているので前日夜に購入。ちょっと前まで、東武の特急券を事前に予約、発券しておきたい(特に早朝の特急など乗り換えが短いケース)場合、横浜駅から歩いて10数分かかる東武系の旅行代理店で発券してもらう必要がありました。付近に東武の駅がないからです。鎌倉に住む私としてはおよそ現実的ではありませんでしたが、時折都内に用事もあったので帰りに代理店に寄ったこともあったのでした。今はホントに便利になりました。
浅草へは新橋で乗り換えて銀座線に乗ります。都営浅草線のほうが駅も少ないですが、輪行袋を持つ身としては浅草駅乗り換えで歩く時間を短くしたいところです。いくら便利になっても輪行袋の重さは変わらない。それどころかだんだんつらくなってきました。とはいってもまだまだ大丈夫ですよ。それより電車などに忘れ物落とし物をしないように注意しないと。
6:30出発のリバティに首尾よく乗車。売店は6時半開店の建前のようですが、取り急ぎサンドイッチや飲み物を売ってくれました。
湯西川温泉駅に降り立つのはずいぶん久しぶりになりました。ブログで振り返ってみるとちょうど10年前のいまごろ「紅葉の安が森林道、旧中山峠」と銘打ったオフで利用したのでした。湯西川温泉駅そのものが足湯付きのきれいな道の駅(ダムの見返りかな?)ができたばかりで、湯西川温泉への道はダム建設で新しい道を絶賛工事中でした。いまはダムは完成し湯西川温泉への道は味気ないほど静かになりました。オフの幹事のaさんも5年前になくなり、その後安が森林道も旧中山峠も行ってません。ソロで土呂部から降りてきたことがありましたが、そのときは湯坂峠(平沢芹沢林道)を越えて中三依温泉に降りたのでした。安が森林道や旧中山峠、平沢芹沢林道は今回行かないので状況は調べていませんが、いまも通れるのだろうか?旧中山峠は他の方のブログでもなかなか厳しそうな記述でしたが。
そんなこんな確実に動いている時の流れを思いつつ、湯西川温泉へ。ここはなかなかの盛況でした。補給は駅で完了したのですが小腹がすいたので、とちもちでも食べていこうかなと商店へ立ち寄りましたが、まだ1時間ほどかかるといわれて断念。パンなどは持っているし、気を取り直して先に進むことにしました。
湯西川温泉を過ぎると歩く人はもちろんゆきかう車も少なくなります。田代山林道も通れない(行政のwebに情報あり)からかバイクも少なめです。お天気は朝方は晴れていましたが、土呂部に向かうとともにだんだん曇ってきました。湯西川温泉あたりの温度表示では気温8度となっていて冷えます。きょうは北海道以来3週間ぶりの遠出となりますが、この3週で一気に晩秋となった感があります。自転車を1日乗るのも3週間ぶりで、北海道の緩い坂になれた足にはツライです。リハビリしないと・・・2週間前のまずまずの天気の週末にちょっと長い距離乗っておけばよかったと悔やまれるのです。
土呂部はときどき低温ニュースで登場する地名ですね。きょうは七分丈ではなくモンベルの長ズボンにしました。きょうは調子が良ければ山王峠にも行こうと思っていたのです。あちらは1700m。冬用の手袋なども持ってきました。ズボンは生地が薄いのでニッカーホースもはいています。
冷えますがアンダーと長袖ジャージ2枚で様子見。標高を稼ぐにつれてさすがに体感的にはぽかぽかしてきましたので1枚取りました。標高1000m越えると紅葉がいい感じになってきました。
9:30に湯西川温泉を出発して、11:35土呂部峠(田代山林道の分岐付近)か・・遅いかな・・・実は栗山1130-1200着が山王峠に行くかどうかの分岐点と見ていたのです。栗山から山王峠がざっくり1000mUPで登り返しもあった記憶もあるので、林道の取りつき13:30が限度かなと思っていました。それでも晴れてればいろは坂で暗くなってもいいかと思えるのですが、どんよりしていて集落に降りてみると1500m以上は雲がかかっている感じです。それに土呂部の雰囲気が好きで集落のあたりでパン&チョコレート休憩しようと考えていました。
芽(かや)ボッチ、今回初めてまじまじと見ました。かつては茅葺屋根の材料として、現在は牛の敷草や飼料に使われているそうです。5年前に田代山林道から降りたときにも通っていますが、カメラの不具合で土呂部の写真がありません。10月上旬でまだ早かったのか、見落としたのかわかりませんが、始めてみたような気がします。集落の草原は自然化が進んでいるのだろうか?もっと広々とした印象があったのですが。。。栗山側から登ってきたほうが印象が強くなるのかもしれません。
降りた栗山物産センターで12:20。潔く山王峠はあきらめましょう。上のほうは雲がかかっていて展望もないでしょうし。また次回。
大笹牧場まで人登りして今市へ降りることにしました。(間違えて川治温泉へ降りかけましたが気づいて戻ったりしてちょっとロスしました)
大笹牧場。女峰山のてっぺんは雲で隠れていました。バイクがたくさんいて、牧場には寄らず今市へ。
地味な県道ですが、車もなくて気持ちよく走れました。きょうは早めに16:00過ぎの特急に乗ることとして、駅で特急券購入、40分ほど余裕がありそうなので杉並木に行ってみようと思い立ちました。
高校1年の夏、5人で(1人はランドナーだったと思うけど、私含めてほかの4人はロードレーサー)日光へ行きました。1日目は夜明け前の3時くらいに横浜南部(港南区)を出てひたすら国道を走ってこのあたりのどこかのバンガローに勝手に泊まって(宿探しでウロウロしたような)、2日目は戦場ヶ原まで行ってから帰路へ、夜中になったので杉戸あたりの国道沿いのガソリンスタンドで仮眠。3日目の昼くらい(だと思うけど記憶がない)に戻るというハチャメチャなサイクリングでした。この杉並木を通ったこと、バンガロー周辺が真っ暗で怖かったこと、いろは坂で大量のトンボの死がいをふみつけて登ったことをなんとなく覚えているくらいで、そもそもなんで日光なのか、だれが発案したのか、記憶がありません。世の中で何があったのだろう?某高に通う友人が家に電話をかけて甲子園に出場した母校が江戸川学園に勝利したというニュースを聞いたことだけ覚えています。調べれば旅行の日付もわかるでしょう(笑)私は高校の部活で北アルプス合宿のあとでした。
そんなにも朦朧とした記憶ですが、121号と119号、杉並木街道と杉並木街道がぶつかる地点で、やっと日光に達した!と心躍ったことを鮮やかに思いだしました。下の写真がその地点です。
あれから40年。ランドナーの友人はこのブログでも紹介した通りいまも交流がありますが、ほかの3人はわかりません。ヤギ君、キャミー、ヨシキちゃん、元気で生きているだろうか?あのサイクリングのようないきあたりばったりの迷走人生でなければいいけど、案外堅実に生きているんじゃないかと思っています。
(72kmくらい)湯西川温泉駅-湯西川温泉-土呂部-栗山-大笹牧場-下今市-杉並木-下今市
下今市からの特急は往路と同様、あまり混んでなくて隣に座る客もいませんでした。
思い出を温めたのはよかったけど、走りはやや足りなかったので、平日どこかで走れればいいなと思います。
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コメント
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こんばんは。東武線で湯西川温泉にもう少し早く着いてほしいなと思って、いまだこの駅に降りたことはないのです。安が森林道はもう廃道のよう、田代山林道も通れるのか通れないのかわからないし、馬坂峠もどうなっているかわからず、ずっと栃木と福島を通る林道に憧れたままでいます。
土路部峠にも行ったことがありません。としさんの記事を見るとよさげな雰囲気ですね。今市に向かう県道も穴場的に楽しめるようですね。
投稿: ぱぱろう | 2020/10/20 21:02
ぱぱろうさん、こんにちは。
湯西川温泉駅着は9:05だったかな?特急料金は1,400円ほどかかりますが、以前の区間快速よりは早くなりました。峠は特にどうということはありませんが、土呂部はいい雰囲気です。ただ草原は以前より自然化が進んでいるかな・・・・
馬坂峠はいまのところダメっぽいです(福島側も)。田代山林道は福島側はOKになりましたが栃木側がまだですね。こちらは直す気はあると思いますが・・
投稿: とし | 2020/10/21 23:39