湯の丸高峰林道 旧碓氷峠(10/25)
久々に池の平湿原に行きたくなりました。
前回は7年前のちょうどいまごろです。(初回は10年前の8月)
私の遠出再訪パターンは
1 すばらしかった。季節を変えるか、間隔をあけるなどしてまた行こう。
2 よかったけど、いい天気、いい季節の時にまた行きたい。
3 撤退や下方修正で行けなかったのでリベンジしたい
といったところのようです。
前回の訪問の動機が2で、今回は1です。そういえば、3の道の崩落撤退は最近はありませんが、疲労や時間切れで下方修正自体はよくあります。崩落撤退がないのは、最近はソロが多く安全優先でプランをたてるので通行止などあれば排除してしまうから。時間切れを避けるために計画も慎重になっています。結果として早い時間に終了してもったいないと思うこともありますが、また行こうという気になっていいんじゃないかなと言い聞かせています。。
とまれ、大枚新幹線代金をはたいて?軽井沢乗り換え8時13分に小諸駅に到着。40分ごろ出発。コースは車坂峠までは7年前と同じです。まずは1000mほど登って地蔵峠(湯の丸高原)、湯の丸高峰林道で池の平湿原(コマクサ峠)、カラマツを楽しみつつ車坂峠へ。前回は嬬恋におりましたが、今回は小諸側に降りて1000m林道など経て、自転車で行ったことのない旧碓氷峠に行こうと思います。
走りだしは7年前と同様に濃霧。やきもきしましたが、走りだして9時過ぎるとからっと晴れました。道沿いのたくさんの観音様に目礼しながら登っていきます。すっきり晴れて気持ちいい。
1200mくらいから紅葉も鮮やかになってきました。
1500mあたりからカラマツが優勢となってきました。地蔵峠(湯の丸高原)はもうすぐ。前回同様に、分岐から2時間程度かかって到着。峠でパン休憩としました。交通量は結構あります。紅葉を求めてハイキング客も多いようでした。
池の平湿原への湯の丸高峰林道。凍結のため急きょ通行止めとなっていましたが12時から開放するようです。時間まで20分早いですが自転車なものでお先に失礼させていただきました。昨夜雪が降ったようで、道端の雪は残っていますが、道の雪は溶けています。登っていると滑りそうな箇所が2か所ほどありましたが、見ればわかるのでそう危ないことはありません。下りで突っ込んだら危ないでしょうけど。池の平からは未舗装なので(この程度の雪なら未舗装だと湿るか水たまりになるくらいでしょうから)滑ることはないでしょう。
車が来る前に湿原にたどり着きたかったところですが間に合わずゲート開放とともに10台ほどの車やバイクに追い抜かれて池の平湿原(12:20着)はにぎやかでした。この前も週末でしたが、こんなににぎやかではなかったです。こまくさ峠の看板は見当たらず。見落としたのかな?まあ、コマクサ峠というのはいかにもとってつけたような峠名ではありましたが・・・付近は数十台は停まれるような駐車場が整備されています。前回も整備されてたのかもしれませんが、そのときは人がいなかったので印象がありません。
カラマツはみごとでしたが、前回よりも鮮やかさという点ではいまひとつでした。年によって違うのは自然のことなのでしかたありません。
チョコレート休憩をして未舗装の林道を車坂峠に下りました。
林道からの浅間山(正確には黒斑山かな?)山塊の眺めもすばらしいものでした。青空と紅葉と山肌の雪のコントラストも美しく、しばし見とれつつ、車坂峠まではすぐなのでゆっくりと下りました。途中で車が停まっているので何かと思ったらカモシカがいました。カモシカは珍しくないので通りすぎたところ、ちらっと見るとなかなかかわいい顔してましたので立ち止まって撮ろうかなと思いましたが、運転席からどけどけという気配が感じられたので(^^;通りすぎました。
車坂峠(13:05着)、いままでで一番にぎやかでした。結構寒いんですけどね。(地蔵峠の温度計が4度でした。池の平も同じくらいのようでした。車坂は気持ちちょっと暖かだったかも)これから長い下りなので冬の手袋をはめて、(嬬恋へも下れるようですが前回も行きましたので)今回は小諸側へ
小諸を見下ろしながら豪快に下っていきました。寒くても自転車の下りはやっぱり快楽です。でも手と腰が痛くなって途中で休憩。時間的には予定通りだったので1000m林道を走りつつ旧碓氷峠に行ってみることにしました。自転車で行ったことがなかったので。
麓を走る国道や浅間サンラインは車が多いでしょうが、1000m林道は地元車くらいです。近年はクマも出るらしく看板があちこちに立ててありました。最近は全国ニュースでもクマニュースが増えてきましたね。クマの生息域が広がったのと裏腹にヒトの生息域が狭くなっているのをサイクリングでは実感します。山奥の集落に静かな感動を覚えてもいつまで住んでおられることやら。いびつな都市化、ゆがんだ産業構造によるものだと思うものの、どうすれば国土満遍なく人が分布するようになるのやら。
1000m林道は開拓地、別荘地と進み、住宅地となったところで国道に降りて離山交差点から旧碓氷峠へ。(旧軽井沢の混雑を避けようと迷走しつつ)峠には15:40着(30分くらい付近に滞在)
旧碓氷峠にあるいくつかある茶屋は写真を撮っただけで寄りませんが、夕刻の見晴らし台からはなかなか絶景でした。
そういえば旧中山道を横川まで行きたいなと思いつつ、長年果たせずにいます。山サイになりますが、旧中山道下りだけではちょっと物足りないかなと霧積からの山道を入れて横川からの周回にしようとタイミングを狙いつつ、天気が今一つだったり、いいタイミングの時があったのに忘れちゃったり(^^;今回も来週あたりいいかなと思うのですが、ツーリングの予定が入っています。11月の3週めあたりは行けるのですが、紅葉はおしまいだろうか。
旧碓氷峠からは静かな別荘地をくねくねと碓氷峠に降りて、16:30。17:21の横川発には微妙でしたが、かっとんで横川駅まで下って急いで輪行作業。なんとか間に合いましたが、泥除けをとりつけるネジのスペーサーを落としてしまいました。ライトでさがしましたが見つからず、時間がないので乗り込みました。予備はあるのですが、微妙に同じサイズではなく、落としたものが直径、厚さともちょうどよかったので残念・・・急ぐとろくなことがない。考えてみると中山道の下りもこれまたきょとんと柴犬みたいなキツネを轢きそうになったり、危なかったです。反省・・・よき1日でしたが、人生、一瞬で暗転してしまうので、次回からは十分注意しようと思います。
(小諸駅出発 県道79/94東御嬬恋線で地蔵峠(湯ノ丸高原) 湯ノ丸高峰林道で池の平、車坂峠 チェリーパークラインと1000m林道で追分(浅間台) 国道18/旧中山道(旧軽ストリート避ける)で旧碓氷峠 町道と県道481で碓氷峠 中山道(国道18)で横川 89km)
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と し サン
いつも何時も、いい旅してますね、
今、我々の自転車仲間でこれだけ、旅自転車をして居る人はマレでしょう。
今が最高の旅プランの生活をしてますね。
信州・小諸は昨年の秋以来です・・・
それからは「新型コロナウイルス」の影響で殆ど・・・旅は出来ておりません・・・勿体ないです。
11月になったら飛騨は高山から白川郷~荘川~郡上・・・辺りを夢想してますが・・・どうなりますか。
投稿: N B san | 2020/10/27 14:17
NBsanさん、こんにちは。コメントありがとうございました。
そういえば、前回はatsさんと行ったのです。彼の、ベストのルートをベストのタイミングで行く執念というか、入念に旅ストーリーを作る用意周到さは私には真似できないものでした。日曜日はそんなことも思いだしていました。
コロナ禍とはいえ、したいのに旅ができないとなると、やはりもったいない話だと思います。山は逃げないと慣用的に言われますが、今年の秋は1回きり。ご多聞にもれず私も体力に変化を感じていますが、計画をゆるくするだけでずいぶん気分的に楽になります・・・白川郷、郡上への旅、是非ご計画の上、実現できるとよいですね。
投稿: とし | 2020/10/27 17:06
おはようございます。行かれたコースは、いずれ行きたいなあと思っているところのひとつです。景色がよさそうですね。しかしもうだいぶ寒そうですね。行くとしたらまた次のシーズンになるかなあ。ブログの記録を参考にさせていただきます。
投稿: ぱぱろう | 2020/10/29 09:24
ぱぱろうさん、こんにちは。
今回のコースはおすすめです。ダートは短いですが、山岳風景がみものです。コマクサやレンゲツツジ、ヤナギランなどの花の季節が推奨されるところですが私個人はカラマツの紅葉の季節が好きです。今回昼間晴れていましたが4度でした。曇ると体感キツイと思われます。初夏の花の季節に行ったことがないのでまた行ければ行こうと思います。
投稿: とし | 2020/10/29 13:51