四国2020秋 3日目11/3 土佐山田から馬路村へ
きょうは基本的に移動日です。
晴れ上がっていますが、どうせ雨が降るなら昨日じゃなくて今日のほうがよかったかも、なんて朝のうちはそんな罰当たりなことを考えていました。今回の旅程を1日ずつ簡単にいうと
1日目 瓶ケ森 2日目 麗しの里山サイクリング 3日目 馬路村へ 4日目 県境ダートを越えてゆず産地からゆず産地へ
という感じで3日目はあまり重きを置いてませんでした。というのも、当初、瓶ケ森と剣山スーパー林道付近を考えたのでその移動はどうしても幕間つなぎのようにはなります。しかしそれでは旅としてつまらないので、2日目の旅程と4日目に県境ダートを越える旅程を入れてみたのですが3日目がどうしても移動日っぽくなります。かといって2日目と3日目をいっぺんにすませようと思うと最短経路での移動ということに(体力的にそうなる)なるので、それはサイクリング的につまらない。
旅行の直前に剣山スーパー林道の西側(山の家から高の瀬峡)が通行可能になった、と同時に中央西部(川成峠-槍戸)が山腹崩壊で不可になった、ということで今回、未走区間の林道西側と林道中央東部(川成峠から国道193号まで)に行ってみようと思いました。しかし1日2区間は1000m級アプローチが2回で大変なので2日に分けることにして、麓にある四季美谷温泉が11月末で休業(第3セクタなので現在の経営者が町からの指定管理から外れるということになる)となるので、じゃあ2泊しようと考えました。ということで5日目と6日目を剣山スーパ-林道に充てることにしました。
4日目から6日目が私的にハードになるから3日目は穏やかに温存ということで海ぞいと馬路村までの川沿いの道を楽しもう。
7:00にホテルの朝食をいただいてから出発。昨日チェックイン時に朝食はいかがいたしますか?といわれたので反射的にお願いしたのですが、それはやはりビジネスホテルの朝食であった。すぐ近くの駅のセブンイレブンか確かパン屋さんもあったのでそちらで購入しても良かった。この日は早立ちするつもりがなかったので御願いをしたのでした。
しかしながら宿泊施設全体としての印象はいいので今度また素泊まりで泊まることになると思う。
先ほどは罰当たりなことを書いたけど、やはり晴れ渡る里山風景はいいものです。温存だなんてとんでもない。
鍾乳洞がありました。中は1kmほどあるけるようで、鍾乳洞は好きなんだけど今日は行きません。
鍾乳洞からだいぶ登って尾根伝いのスカイライン状となっている道です。経路的には登る必然性はありませんが、晴れてるから登ってみました。海や香南の眺めはいいですが、なぜこの道ができたのかは不明(^^;寺が2つあるようですが、シュールな建物が見えただけでした。
海に出ました。日常で毎日見てるんだけど、やっぱり海はいいものですね。夜須町の道の駅にて、「いも天」補給。サツマイモの栽培を古くからやっている土地だということで、実家にさつまいもとメロンを送りました。
しばらく自転車専用道を走りましたが、自転車も歩行者も少なくて快適でした。
可動橋を渡り、琴が浜を通り、安芸でゆうちょ銀行に寄りがてら町並みをそぞろ歩いたり、野良時計を見学したり、ふだん住んでいる地元では見かけない珍しい風景がふんだんにあって新鮮でした。野良時計は明治時代に旧家のお坊ちゃん?が家人がお土産で持ち帰ったらしい米国の掛け時計を分解して見よう見まねで構造を理解して作り上げたもので、これで村中の人が時間を知るようになったんだそうです。この時代の土佐人は進取の気象に富んでいたのですね。
道の駅大山で碧い海を目の前にして釜揚げちりめんじゃこどんぶりをいただきました。海とはしばらくお別れです。
安田川沿いに奥へ奥へ、馬路村へ。清流とところどころに残る森林鉄道の遺構とほのかに漂うゆずの香りに包まれつつ。
馬路村はゆずの収穫と加工受け入れで大忙しです。
馬路温泉に到着。馬路村の宿泊施設はここだけです(魚梁瀬にキャンプ場はあります)。目の前には森林鉄道やインクラインがあって昼間は乗れるようです。
フロントは男性1名でしたがきびきびと対応してくれました。
自転車は部屋に入れてよいとのこと、ありがとうございます。もちろん担ぎです。引きずるのはどこでもNGと心得ないといけません。新聞紙を貸していただきました(部屋を汚さないように)。
この日は3日で翌日は平日で満員とまではいきませんがまずまずの盛況だったようです。夕食はあめごの刺身やあゆの塩焼き、土佐ジローなど地元のおいしい食材がボリュームたっぷり(フルコースのように給仕されたので写真は一部のみ)でした。でもちゃんとおかわりもしましたよ、サイクリストですから☆でもやっぱり食べ過ぎかも(^^;
(土佐山田 国道195/県道22で龍河洞 県道385龍河洞スカイラインで大日寺 県道232/231/227迷走気味に岸本、夜須の道の駅 手結岬高知安芸自転車道で安芸 ゆうちょ、野良時計などを経て国道55 側道で道の駅大山 安田から県道12で馬路村馬路温泉 だいたい70km程度)
上記は計画で引いたものですが少しの迷走と安芸で少々アドリブで動いたくらいであとはほぼ同じなので修正しないでそのままとします。
目の前の安田川のせせらぎを聞きながら、この日も何度か目が覚めました。あしたからはぐっすり眠れるでしょう。
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