四国2020秋 5日目 11/5 剣山スーパー林道槍戸-高の瀬峡-木沢
宿からは小さな空しか見えないけど快晴なのはわかりました。
ただ、この日の朝はとっても寒い。最低気温2度くらいだったようです。8時過ぎ、足にはウオーマーを履き、靴下は重ね(夏用の短い靴下を宿用で持ってきていますがそれを重ねた)ジャージ重ね着の上に雨具を着こんで、冬用の手袋をして出発。
標高的には300-500mくらいですが宿周辺も色づき始めていました。
きょうは剣山スーパー林道の西側をゆきます。(このブログでは便宜上、奥槍戸の三差路から山の家、高の瀬峡までを「西側」、奥槍戸から川成峠までを「中央西側」(今回通行不可)、川成峠からファガス高城を経て国道までを「中央東側」としています。さらに国道から上勝町までが「東側」)宿から7kmほど西に進むと川成峠への林道を右側に見送りますが明日は登ります。本日は直進。いずれにしても、スーパー林道までは舗装路を1200mくらいまで登っていきますが、集落が2か所ほどあります。最初の集落は道に面していますが、奥の集落は道から少し登っていくので今回は通ってませんが、どんな集落なんだろうと後から気になった。奥の集落も手前の集落も20年くらいたつとどうなっているだろうか?自分には見届ける体力や気力はあるだろうか?そんなことをつらつら考えつつ走るが、ガードレールのない細道であれこれ考えるのは禁物である。地元の人なのかスーパー林道観光なのかわからないけど時折車は来るし、草で見えないけど道を外すとかなり下まで落ちていってしまう。走ることに集中すべきである(^^;
写真のあたりはいい感じの紅葉もあって道もきれいだっだけど、最後の集落を過ぎると道は悪くなり、舗装はがれもちょこちょこあった。
それにしても川のせせらぎが心地よい。沢が絶えず川に流れ込んでくるように感じられる。いい空間だなあと心から思いました。
登りつめるとやがてスーパー林道に合流しました。(10:30)時間的には予定通りです。
手前の看板は山腹崩壊でこの先(川成峠分岐まで)は行けないという内容です。前回(5年前のGW)は見の越側から川成峠に登って、この槍戸分岐まで走って、四季美谷方面へ降りたのでした。前回は中央東部(ファガスの森から川成峠)と西部が通行不可でした。今回、直前に西部が6年ぶり(山の家から高の瀬峡までが通行止めだった)くらいに通れるようになったのでした。
林道に出ると上に見えるのは剣山でしょうか?遠い山なみもすっきり見えてまこと気持ちいいものでした。
路面はきのうの小石川大木屋林道と比べるとはるかに良いです。時々土砂流出の修復跡が波打っていて車高の低い車は腹を打つでしょうが、自転車には関係ありません。地元の軽トラでしょうか。時折通り過ぎていきました。きょうは平日だし車は通らないと思ってましたが、陽気がいいせいかたまに他県ナンバーも通り過ぎていきました。
分岐から山の家まで200mか300mほど登りますが、少々疲れたかちょっと押しが入りました(乗っていくのと大して変わらないので)。景色を見ながら押していくのもわるくない。
西側の最高地点(1500mくらいかな?未確認)のトンネル手前に山の家(11:30着)があり、きょうは木曜日なので営業していました(月火が休み 食堂のみ。山小屋とは違います)。オムライスカレーをいただきました。経営者は私よりは若いご夫婦で、客はもう一組、私より年配のご夫婦がおられました。四国にもクマがいるようですが、こちらは絶滅寸前で保護の対象のようです。ご主人は剣山に入るようになって13年で3回見たそうです。いま林道を走った限りではなんというかクマがいそうな気配は感じられなかったけど、山は深いしどこかにいるんでしょうね。
外に出ると1500mなんで風は冷たいけど、日差しもたっぷりあってなんともいえず気持ちいいのです。
トンネルを出ると先の道筋が見えました。ここからはおおよそ下り基調。510m程度の林道出口まで1000m下がります。距離は18kmほど。非力なエンジンのほうはだいぶ休めますが、ダートの下りはそれなりにつかれるというか神経を使います。といいつつ速度は出さないので、風景の移り変わりを楽しみながら、ゆったりと進むのです。
この日は鹿を数匹というか数家族みました。豪快に逃げてゆきます(^^;
標高が1000mくらいまで降りてくると冬枯れ風景から紅葉となってきます。路面も自転車にはなかなか快適だと思います。
1000mを切ると那賀川(上のほうで那賀川の源流碑を見たので、これは那賀川ということだと思うけど確認はしていません)沿いを細かな登り返しをおりこみつつ進んでいきます。だいぶ下がってからが結構長く感じられました。
高の瀬峡まで来ると車が増えてきて出口まであと2kmくらいのところで舗装路となりました。きょうのスーパー林道はこれでおしまいです。あー楽しかった^^出口で13:50。予定通りです。時間に追われずに林道走りを楽しめました。
出口から45kmほど走って宿に向かいます。昨日の旅程との合流点までだいたい30kmくらい、ずっと国道195号となりますが、車も少なく、路側帯もあるので走りやすい。木頭のこのあたりもゆずの特産地、昨日は高知のゆずの特産地から徳島のゆずの特産地へ走る旅程でした。
那賀町はなかなかいいいなかですが、宿泊は第3セクターのような○○温泉(きのう今日の四季美谷も)が2つ(3つかも?未確認)あって幹線沿いの旅館は高齢化でだんだん少なくなっています。一方で1日1組宿泊の農家民宿などもできているようですが、サイクリングでは利用しにくいので、どうしてもネットからでも予約できたりホームページのある第3セクター的なところになってしまいます。少し離れた立地によさげな旅館はあるので、今度は利用してみようと思いますし、きのう(今日も寄るけど)寄ったヤマザキの隣の旅館はこじんまりながらもちゃんと経営しているようなので今後また利用する機会がありそうです。平谷に2件ある旅館は昨日も通りかかったけどやってるのかどうなのか外見ではよくわかりませんでした。古くていい感じの建物ではあるのですが。
平谷からはきのうと同じルートで雲早トンネル方面へ左折して木沢へ。ヤマザキに寄ってから四季美谷温泉へ向かいました。
宿には4時半着。いつものように風呂と洗濯を急ぎ、夕食になだれ込みました。きのうは鹿できょうは阿波尾鶏の鍋でした。ほかにも川魚などたくさん出てきますが、フルコース形式できりがないので1枚しか撮ってません。どこでも食事はとても美味しいです。たくさん主菜があってももちろんおかわりします、サイクリストですから(^^;でも食べ過ぎだよね、年を考えないと。っていつも思うんですけどね。
四季美谷温泉-木沢上那賀線/林道-奥槍戸(スーパー林道)/山の家/高の瀬峡-スーパー林道西側出口 国道195/193で木頭/平谷/木沢-木沢上那賀線で四季美谷温泉88km
充実した1日でした。下方修正した日でも十分充実しているのですが、全体として旅程をおおよそこなせているためなのか、この日はとりわけ充足されつつあると感じました。明日はきょうほどは冷え込まないようですが、ちょっと雲が多くなる予報です。
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