« 栄養相談と病院食 | トップページ | 抗がん剤 第1クール »

2021/05/31

退院から外来(IPMC確定)まで5/8-21


5/8 帰宅

浜辺に出てみたがすぐにヘトヘトで座り込んでしまった。

5/9 朝昼夕、浜辺を軽く歩くをしばらくの日課とする。わずか5mの登り坂が露骨にしんどい。眠りは浅い。夜中、背中がだるくなって眠れなくなる。昼寝で補う。術前より寒がりになった。

5/10 術後14日目。元通りの生活、まずはゴミ捨てから。近くのドラッグストアに買い物に行くだけでどっと疲れた。家では通常のコメ食。おかずも硬くなった(通常通り)。消化が遅くなって昨日はお通じがなかったが今日はあった。食事日記をつけるようにした。

5/11 昼。腹の張りが強かった。普通食なのに加えて食べるのが早かった。まだまだ45分から1時間、腹八分目を守らなければと、反省。

あしたから野菜ジュース1リットル/1日 に増やす ヨーグルトも量を増やすこととする。お通じはようやく普通となったがまだ腸の動きが遅く夕方であった。野菜ジュースも急に増やすのはよくないと感じた。

5/12   術後16日目 体重63kg 。血圧100/60程度。体温35-36度。この日から掃除洗濯、通常通り専業主夫の予定(^^;)。

服用している薬について

「ネキシウム」胃薬「セレコシキブ」痛み止め「モサプリドクエン」消化管を整える 入院時から服用している。退院時に次回外来まで分が処方された。

5/13   駅近くまで買い物に行ってみた。人が多く疲れた。

5/14   まだ食後のもたれ、腹の張りがあり、間食多めにして1回の食事は無理に増やさないことにした。腹帯について・・主治医からはとってもよいといわれているが、寝ているとき以外はほとんどしている。外すと頼りない感じだし、張りを感じる。

5/15   駅向こうのユニオンまで買い物に行ってみた。体重は増えないが徐々に歩けるようになってきた。友人おすすめの本「最高のがん治療」ダイヤモンド社「あなたにとって最適な「がん治療」がわかる本」 日本実業出版社、それと「国立がん研究センターの肝・胆・膵がんの本」が届いた。友人お勧めの本は題名こそ「最高」「最適」となっているが、実際はスピリチュアルな内容ではなく標準医療を基礎とした手堅い内容であり、がんと宣告されたら読む本である。考えてみるとこういった本を読んでなかった。悪性だろうけどもしかしたら良性かも、という期間が長かったこともある。ちゃんと向き合って勉強しよう。

もう2冊「がんが自然に治る生き方」 ケリーターナー プレシデント社「患者と家族のための がんが消える補完代替医療」幻冬舎 を注文中。こちら2冊は補完代替医療というものを支持する内容と思われ、現状は積極的に導入するつもりはないが参考までに購入してみた。自分がかろうじて理解できるのは鍼灸や漢方くらいかな。医局の漢方は自分がかじったものとやや異なるかもしれないが、県がんセンターでは漢方外来もあるようなので試してみる価値はあるかもしれない。

ちなみに病院での読書は小説ばかりであった。カズオイシグロ、川端康成で現実逃避?していた。もっとも入院してわざわざ病気の本を読むこともない。

そして・・・・「新郎のこころ」は1週間続かず。きょうはちょっと喧嘩した。下痢になった。露骨に体調に出る。これではいけない。それに、家族も患者のようなものである。反省。

5/16   術後20日目。ダンベル2kg購入。ふだんなら物足りないが、いまは負荷をかける段階ではない。軽く(あくまでもかるーく)筋トレをすることにした。

5/17        術後21日目 こうやって術後の日々を数えるのも1日1日が心から大切に感じられるからである。この先どうなっても、もし100歳まで生きたとしても、人生が短いことに変わりはない。

5/18   術後22日目  長谷まで往復歩いたらテキメンにつかれた。体力低下を芯から感じた。痛みはなく、痛み止めの薬は止めた。

5/19   便秘気味で1日いやな感じだった。腹帯を外して過ごしてみた。お風呂もちょっとだけつかってみた。たぶん湯船につかっても問題なかろう。

5/20         町内の寺社を巡ってみた。光明寺にある、高倉健さんの墓碑を初めて見た。このあたりは浄土宗のお寺が多いが、深い縁があるらしい。腹帯を外して歩いたためか腹や腰が張った。体重62kg 体温36° 体重は増やしたいし体温も上げたいところ。

5/21   外来 病名はIPMCと確定。膵臓(膵頭)を輪切りにした画像で乳頭状の腫瘍を見た。自分の臓器だけど「へえー」と声が出た。切除された十二指腸と胆のうと膵臓(膵頭)がホルマリン漬け?されている画像はせつなかった。今まで働いてくれてありがとう。甲斐性のない宿主で申し訳なかった。

病理:膵管内乳頭粘液性腺癌(IPMC)
リンパ腺転移あり  浸潤癌   ステージⅡB(以上変更なし) 

入院時におおよそ聞いており、追加の悪材料はなかったのでほっとした。転移もあり予断は許さないが、5年後10年後のやりたいことをイメージしつつ、今日1日をしっかり楽しく生きていこう。

再来週のCTを経て、通常の膵管がんに準じてS-1を服用することとなった。「タイホウエスワン」のパンフレットをもらった。

*日々のメモのブログアップはここまでとします。ちなみに術後1か月5/26は長谷周辺まで歩きました。参道の階段はヘトヘトでしたが、長谷寺あじさい散策路が見事でした(5/29から有料らしい)。平日が良いです。コロナ前は平日でも行く気にならない混雑ぶりでしたが今年は落ち着いて歩けます。成就院のあじさいはまだでした。ローリエをいただきました。御霊神社はいつのまにか神社内撮影禁止になってました。江ノ電とのコラボで撮影しようとする人が多いから・・かな。文学館のバラは2割程度で今年はいまひとつとのことで入館しないで帰りました。浜は砂をならす業者の車が往来してましたが、今年も海の家は開設しないことが決まったそうです。地元民としてはほっとしています。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

« 栄養相談と病院食 | トップページ | 抗がん剤 第1クール »

地元あれこれ」カテゴリの記事

病のこと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 栄養相談と病院食 | トップページ | 抗がん剤 第1クール »