湯治に行ってみた
術後半年がたち、抗がん剤投与も折り返し(予定)となったタイミングで湯治に行ってみようと思いました。
湯治といっても2泊程度です。日程や予算の都合もありますが、何しろ手術入院から外泊自体初めてで、食事の制限などもあるのでおそるおそるという感じです。でも、いつまでも引きこもってはいられません。一歩ずつ外の世界へ踏み出さないと。
ラジウム温泉が私の病気にはいいということです。実家から近い(といっても1500mの山越えの向こう側ですが)玉川温泉や北海道(長万部から奥にあるようだ)や鳥取(だったかな?)はちょっと遠いし、新潟のなんとか温泉は宿泊が高そうということで、まずはサイクリングでもなじみのある山梨県増冨温泉へ15日から2泊行ってきました。なじみがあるといっても通過するばかりで泊まったことも日帰り温泉も立ち寄ったこともなく、神頼みのようにすがるのはちょっと後ろめたい気分(^^;
1日目は中央線、バスと乗り継いで13時半に到着。チェックインにはやや早いので、日帰り温泉施設(この日は休業でした)近くの散歩道を歩きました。ちょっとした自然ですが、遠出自体ひさしぶりでとても新鮮でした。
今回はバス停からちょっと瑞牆山のほうに歩いたところにある津金楼にお世話になりました。 湯治コースということで観光客向けの料理とは異なり野菜中心の食事であろうと思いましたが夕食は豚肉もでてきて、鶏肉以外の肉は半年ほど食べてなかったのでちょっとびびりました(^^;
お風呂は夕食前2回、夕食後1回はいりましたが、ラジウム泉(冷たいほう)は寒くて1分しか入れませんでした。初めてなので無理しなくてもよいと思い、暖かい上がり湯でぬくぬくして8時に就寝。布団も暖かく、なんと10時間ぐっすり寝ました。
2日目も朝と朝食後の2回お風呂に入ってからバスで瑞牆山荘へ。車道を歩いて公園まで。 平日ですがロッククライミングの人たちで結構賑やかでした。(にぎやかといっても都会のにぎわいとは違いますが)瑞牆山荘で鶏丼をいただいてバスで宿に戻りました。 2時間半くらい歩いたかな。瑞牆山を眺めたり、クリスタルラインを歩く道すがら、頭の中は近い将来の湯治山登りプランや湯治サイクリングプランが渦巻いていたのでした。やるべきつつことはやりつつ、自分で解決できないことは考えず、ノホホンと生きていれば、近いうちに山登りも自転車旅も再開できると思っています。
戻ってからは昨日と同様、ちょこちょこと温泉に入り、本や相撲を観ながら夕食をいただいて風呂入って就寝。この日はさすがに前日寝過ぎたためか8時間睡眠でした。
3日目、朝の散歩をしてから 風呂に入って朝食をいただいてお風呂に入ってチェックアウト。
バスと中央線を乗り継いで帰途につきました。いやー、まさしく命の洗濯でした^^腹の症状もやや軽快した気がします。寒いのは私の病気にはよくないとされますが、ぬくぬくとした恰好で近いうちにまた湯治にいこうと思ったのでした。
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遠出の温泉に行けるようになりましたか。
それも「山梨・増富温泉」とは素晴しいです。一般客と同じように温泉に入り、食事も同じものを食せるとは良いことです。
増富温泉には数年前に行きました、ゆっくりと時間をかけて入るお風呂は最良でしょうね~
熱いお風呂と、冷たいお風呂はやはり熱い方が中心で無理はしないでね。
投稿: NBsan | 2021/11/20 16:21
僕はもっといつも下の方の増富佼成寮というところに泊まっています。
素泊まりです。お湯が良いので気に入っていますが、ぬるいのでこれからの季節は寒いですね。
投稿: ブリッジ | 2021/11/20 21:45
NBsanさん、こんにちは。
遠出といってもラジウム温泉地ではウチから一番近いところではありますが、それでも進歩^^です。温泉地でゆっくりできたので手術による侵襲も少しばかりよくなった気がします。増冨温泉はサイクリストには知られていますね。
冷たいほうに入らないと効果が上がらないかと思いましたが、NBsanさんのアドバイス通り、寒い時期は熱いほう中心を心がけようと思います。ありがとうございます。
投稿: とし | 2021/11/21 10:56
ブリjッジさん、こんにちは。
ブログで拝見した佼成会の宿泊施設も料金も手頃そうで良さそうでしたが、今回はバス便だし、佼成会宿は食事は村松物産店と書いてあって不便かなと思いました(物産店で佼成会宿にケータリングもしているということを聞きました)。食事も各栄養素バランスよく取れるところがいいと考えて、療養コースのある宿にしました。今後何回か行くと思いますので佼成会の宿にも泊まってみようと思います。
ラジウム泉はいまの季節は寒い~><上がり湯でぬくぬくしてました^^
投稿: とし | 2021/11/21 11:05
としさん 温泉連泊とはうらやましい限りです。
ラジウム鉱泉は阿武隈にもありますよ。水郡線の石川辺りです。駅から比較的近いのが猫啼温泉、駅からは遠いのですが塩ノ沢温泉はT氏が二度も阿武隈オフを開いている名湯です。もう少し自転車に乗れる様になったら是非。
鉱脈が通っているらしく、戦時中は学徒動員でウラン堀をやらされていたという話も残っています。
投稿: kuri | 2021/11/21 17:29
kuriさん、こんにちは。
阿武隈にもラジウム温泉があったのですね。猫啼温泉、webがありました。穏当な食事プランもあるようで(牛肉、ジビエや脂質が多そうなのは現時点では排除していますので)、宿泊にもよさそう。無治療期間に移行したら阿武隈湯治ツーリングもやってみようと思います(その前に通常の湯治かな^^)
調べると全国にありますね。そこから豪華な設備や食事を謳う旅館(こだわりの料理よりゆるい普段食すような田舎料理がよい)や、かといってせんべい布団宿も腹がまだつらい(おそらく数年は治らない)のであまり貧弱な宿も避けたいので、それっぽい感じのを排除すると限られてくるようです。
投稿: とし | 2021/11/22 11:17
こんばんは。
温泉は不思議な効用があるそうですから、期待してもいいと思います。以前会津の温泉に入った時に書いてあったことを読んでから、古くから人々が湯治を行ってきたことが理解できました。
話しは変わりますが、今日午後から逗子経由で材木座海岸を流してから住宅の中を進んだら、ベージュのスポルティーフが目に留まりました。茶色のサドルに緑のフロントバッグ。もしや、と思って表札をみたら… (^^;
投稿: INTER8 | 2021/11/23 17:57
INTER8さん、こんにちは。
逗子でフリマでもやっていたのでしょうか?行かなかったけど・・・モンソン号はクリーム色にもえぎ色の線引きが入っています。遠目ではベージュぽく見えるかもしれませんね。たぶん国際村リハビリちょいランから戻ってきたタイミング^^外に出していたのはほんの20分程度です。その時間帯に市内に向かったなら、出頭する殺人犯ともニアミスだったかも(笑)
きょうは風が強いので歩きだなー。
投稿: とし | 2021/11/24 09:56