第6クール&今年の目標
12月下旬から1月末までのメモです(抗がん剤第6クール期間中)。
12/20 漢方外来(二俣川) 大建中湯から八味丸に変更。もう1剤はそのまま。
横浜駅で高島屋に寄って、実家へ叶匠寿庵の和菓子を送った。学生時代、中元や歳暮時期にアルバイトしていた。叶匠寿庵の工場は母方のルーツの近くにある。生前の母によれば、母が幼少のころ、親が米相場でスッテンテンになって山を売って一家で秋田から横浜に出てきたらしいが、もとはといえば滋賀から秋田に移ったものらしい。母は戦時中滋賀に疎開していたことをよく話していたが楽しそうであった。戦争中だったが子供には幸せな面もあったようだ。現代のコロナ禍でも昨年の休校時の浜辺は子供たちの楽園であった(一部サラリーマン波乗りの楽園でもあったが)。
12/22 山音製輪所へ。
12/24 N病院外来。今回も主治医ではなく若い医師であった。つまり順調ということなのであろう。血液検査の傾向は変わらず肝臓の数値が高めで貧血傾向。第6クールは予定通り。次回は金曜日が休日で今度は診察を後ろ倒しにしてもらった(今回は12/31が休診で前倒し)。
12/26-28 猫啼温泉
12/30 妻帰省。今回は留守番である。
12/31 観そびれていた映画「ショーシャンクの空に」アマゾンでみた。時に妥協しつつも身体的精神的自由を希求する主人公に感銘を受けると同時に、自殺した仮釈放者の姿からは生きる目的がなければ自由は苦痛になりえるという示唆。この映画は刑務所暮しの話なのだが現代世界の自由や民主主義の危機にも通じる話だと思った。人はパンも自由も必要なはずなのに、長年自由をはく奪されるといざ与えられても苦痛になることさえあるのだ。自由の定義はさまざまな環境、それぞれの社会的立場によって異なるが、各自なりの自由を希求し続けることは、人生で最も大事なことの1つである。青雲の志もどこへやら、私自身の自由の定義はもはや社会的なそれよりはるかに矮小な私的領域内にしかないが、死ぬまで希求していきたい。
第6クール開始。通常通り就寝。
1/1-3 1/1 ニューイヤー駅伝を観てから国際村。 翌日は箱根駅伝を観てから腰越の龍口寺へ(いずれもロイヤルノートン号にて)。今回はテレビ観戦でちゃんと観た。最初から最後まで観る機会はめったにない。駿河台の最終ランナーのさわやかな表情が印象的であった。
1/5 六国見山から北鎌倉へ。18000歩ほど。翌日は雪。
1/9 第6クールは第5クールと同様、倦怠感があり前日はお休み。この日はノートンでヴェルニー公園、ベイスターズ球場など。翌日は休養とした。
1/12 ノートンで相模川河口。きょうの河口は高年齢カメラマンがたくさんいたので早々と退散。自転車活動は第5クールと同じようなペースで1/14に湘南国際村。
ドラッグストアで高齢の女性が店外に出たところ店員に呼び止められていた。会話の内容から万引きのようだ。切ない風景であった。
1/16 ノートンでヴェルニー公園。帰宅後還付申告の作成をしたが昔と比べると簡単。税務署のサイトはなかなか親切である。還付といっても私のは5000円程度だけれど(提出は一部書類の到着待ち。1/27提出)。医療費はサラリーマンの家族がまとめて申告するから。
この週のアクティビティは歩きばかり。少々だるくて集中力が落ちているので自転車は見送り気味。
1/23 ノートン号で大楠山横から不入斗公園、衣笠など。新聞に4月から重粒子線治療に保険適用の記事があった。先進医療の保険には入ってなかったので、さきざき該当する可能性があることを考えると朗報といえる。なにしろ300万以上するらしいから。もっとも、先進医療のお世話にならないで一生過ごしたいものだ。
1/25 八百屋でおがくずだらけのゆりねを見つけて購入。大樹町の道の駅で食して以来気にいって、近くの店で見つけては買って食している。自転車旅は非日常のようで、日常に根付いている。
1/26 ドアホン工事。終わると昼寝。なにしろ他人と接する機会が極端に少ないのでたまにあると疲れてしまう。
1/28 第6クール終了。前回よりだるさは強くなりアクティビティでは息切れも。また、もともと弱い歯があちこち痛んで食べにくくなった。若干出血もあったが口内炎というほどでもない。副作用は軽微といえると思われる。あと2クールもしっかり乗り切りたい。
手術の影響と思われる腹の違和感(腸が張る症状は軽減してきた。脇腹の違和感は常時ある。横隔膜が筋肉痛?になっているような感覚。なんとも表現しがたく医者も理解しがたいようである)はある。特に強くなっているわけではなく、同じように継続している感じ。深呼吸するとわき腹が張る(走って横隔膜が痛くなる感じと似ている)。特定の場所が痛いわけではない。
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今年1回目の投稿となりました。私は年賀状発送を廃止していますが、輪友からいただいた年賀状はありがたく拝読させていただきました。
今年も病気とのつきあいが続きます。がんはとりあえずないはずですが、抗がん剤投与中&5年は厳重観察ということで病人の範疇に入るのでしょう。ブログも病気に関する投稿が備忘録的に続きますが、だんだん自転車など屋外活動の投稿比重を増やせればと思います。
今年の目標としては自転車では自走で100km程度(平地中心で)走ること、「湯治サイクリング」を実施することを目標とします。日帰り輪行は1日の行動時間が長くセカセカしがち。睡眠、食事時間などのリズムが乱れがちになるので、今年はそこまでは難しいと考えています。輪行なら宿泊を伴ったゆったりしたサイクリングとします。
山歩きでは「がん手術からの300名山巡り」を始めたい。「巡り」がポイントで、もともと技術、体力、規制などで登頂できない山も多いし日本各所旅したいというのが主旨なので「麓」とか「途中」でもカウントします。一生のうちに全部行ければいいなあと思います。今年は日帰り圏内&前段で書いた通りリズムを乱さない程度の行動範囲がせいぜいとなります。焦らず一歩ずつ楽しめればいいと思います。
そんなわけで今年もどうぞよろしくお願いします。
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こんにちは。
順調に回復しているようですね。この調子なら100kmサイクリングの目標達成は近いことでしょう!
しかし腹部の違和感(つっぱり?)は不快で力も入らないですよね。ここが良くなると様々なことへのやる気が出るんでしょうね。
投稿: INTER8 | 2022/01/31 11:20
INTER8さん、ありがとうございます。
投薬が明ければもうちょっと行動時間を多くできると思うので夏には平地100kmはいけると思いますが、距離ばかり延ばしてもつまらないので峠なども行ければいいなあと思います。腹の違和感(何とも表現が難しいけど消化器を切ると大なり小なり残るようです)やら心筋機能の低下やらで登るのはまだテキメンにしんどいですが(^^;
投稿: とし | 2022/01/31 16:40