湯治その5 栃尾又温泉
第8クール終了から翌週の診察の間のタイミングで今回も新潟県になりますが湯治に行ってきました。
例によって湯治といっても4日程度です。自転車ツーリングで何度か降り立った小出駅からバスで栃尾又温泉へ。自転車乗りには枝折峠への途中で人里が途絶えるあたりといえばわかるでしょう。湯之谷温泉郷のもっとも奥にあり3軒の宿があります。栃尾又のラジウム泉は全国有数のラジウム(ラドン)含有量とのこと。浴場は3軒で共同、洗い場や寝湯のある2か所と階下(80段)にある1か所を男女ならびに清掃をローテーションしていました。寝湯ならびに大浴槽はぬる湯、上がり湯は加温しています。私は腹に違和感があるので寝湯の体勢は楽で助かりました。この温泉は日帰りは受け付けておらず団体や酒席は受け入れていないので湯治客(&お試し)がほとんど。平日ですが浴槽はだいたいお客さんがいました。
この時期に来たのはもちろん初めて。散歩すると、山あいの小さい水田に無数のおたまじゃくしが泳いでいて見上げると残雪の越後駒が岳の大きな山容が迫ってきました。2日目3日目は25度くらいで暑かったのですが、川を渡ると雪解け水の冷気に包まれたり、道端にまだ水仙が咲いていたり、山だけでなく旅館街にも残雪ちょこっとあったりして、やはりここも北国なのだ、雪国の春らしいと思ったことでした。
宿の食事は湯治客向けで肉はなくタンパク質は魚や卵。野菜中心でコメはもちろん輝くコシヒカリで、毎食1合近く食べていたような(病気前なら米櫃を平らげていたでしょう)。昼は食べるところがないので自動車専用路の分かれ道付近にあったいろりじねん さんで「ほお葉陶板焼き定食」をいただいたり(前日に予約しました)、木曜日はいろりじねんさんは休みなのでサタケの山食と缶詰、バナナなどですませました。
スマホの充電器を忘れたので画像は3枚しか撮りませんでしたが、湯治でスマホばかり見るのも野暮なので、今度からも充電器は持たないようにしようかなと思ったほど(でも道中問題があった時などスマホないと困るんですよね)。
ここも再訪するでしょう。サイクリングを絡める場合、拠点にしてもコースが限られるかもしれない。付近の山は手軽に登れるとは言い難いから山歩きとも絡めにくい。ツーリングの最終に+何日か湯治するというのはあるかもしれないなどと妄想しつつ帰途につきました。今週は診察が2回ありますが間にリハビリランしたいところです。来週は再び湯治に出かけます。
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としさん
湯治も5回目ですか。自転車乗りは一と所に留まる旅は苦手ですから、こういった旅は新鮮ですね。それに、自転車では、通過するだけになったり、どん詰まりで行きにくかったりするところをうまく選らんでいてさすがです。
来週はどこに行くのかこれも楽しみです。
投稿: kuri | 2022/05/16 11:37
kuriさん、こんにちは。
ラジウム縛りがあるので選択肢はそう多くありません。次回は定番です。これまでは通過するばかりだったところを再発見できてそれはそれで新鮮ですね。
これからしばらくは湯治サイクリングを模索しつつになりますが、やっぱり通常の、つまり泊まり歩く自転車旅をしたいなあと思います。ただ、体力低下に加え、早出遅着は控えるので1日の行動距離はだいぶ縮小することでしょう。新スタイルで楽しみたいと思います。
投稿: とし | 2022/05/16 19:15