増富温泉から木賊峠、水ケ森林道で太良峠(22 10/29)+診察追記
湯治サイクリングの最終日はクリスタルラインを走ってみようと考えていました。
天気は問題なし。お腹の調子なども良さそうだし予定通り。朝の温泉に入り、7時半からの朝食を済ませて、8時半過ぎに出発。自転車はずっと軒下に置かせてもらいましたが、結局雨は一滴も降らず、4日ともほぼ好天でした。湯治もしっかりやったし(お湯に浸かってのんびりするだけの話だが)、買い出しもしたし、くっきりした瑞牆山を見ながらのんびりコーヒーも満喫したし、満足満足。つくづく思うけど、車の多い道でも、この前レンタカーで走った道でも、山歩きより標高も低いし景色だけなら山のテッペンの方が感動的なのだけど、それでも自転車が一番充足感が高いです。なんでかな?
最終日も午前中は快晴、楽しめそうな予感です。昨日も走ったけど、やはり1300mくらいが紅葉の盛りで、右折して木賊峠への道へ行くと今度はカラマツの黄葉が目を潤してくれます。遠出して1日中走れるようになったという喜びを噛み締めつつ、木賊峠まで時折開ける景色を楽しみながらゆっくり登りました。峠では富士山はちょっと雲がかかっていたけど、てっぺんはクリアに見えて、ああもうすぐ冬なんだなー生きてまた春を迎えることができそうだとつくづく思いました。
病気になって、あと何年生きられるかなと真剣に思ったし今も時折考えるけど、でも誰にとっても5年後の生存率は100%ではない。結局のところ0か100なのである。日々、一生懸命生きるしかないのであろう。こうしてサイクリングできることに感謝するばかりである。
(左 増富温泉出発直後 左から2番目と3番目 木賊峠へ 右 木賊峠)
感謝の思いで木賊峠でコーヒーを飲んでいると、車できたオヤジが「今日の富士山は不完全だ」わざわざ私に向かって言い残して去っていった。野暮オヤジには興醒めだが、これが世間というものである。つまらぬ関わりは持たないことだ。
木賊峠から黒平まではくだり。雨具を着込んだけど寒かった。手足も悴んでしまった。登る方がマシだ。そんな感覚も久しぶり。天気が今ひとつなら木賊峠から、あるいは黒平から降ろうというところだけど、今日はもうちょっとこの感覚を楽しみたい。
(左)木賊峠から先に進むところ (中)峠からしばらく行くと開ける場所があり金峰山がよく見える(右)黒平すぎてから集落を垣間見る
黒平から乙女高原までまた登り。週末なので車やバイクがそこそこ通る。クリスタルラインはこの時期よく工事をやっているが週末は休み。事前に調べておいたがこの日もクリスタルラインは全通OKであった。乙女高原から正調クリスタルラインか、焼山峠から降りるかとも考えたけど、乙女高原から久々に水が森林道を通って太良峠に降りることにし、牧丘町との境でmont-bellの携帯ご飯を食べてから林道に入りました。
太良峠までは20kmほど。車もほとんど通らず、緩やかなくだり基調の細道、時折登り返しをこなしながら、だんだんと標高を下げていくと寒さもかなり和らいでやがてくだり一辺倒になって太良峠着。太良峠はもうちょっと風情があったような記憶があったのだけど、まあこんなものかなという感じでした。木が高くなって甲府盆地があまり見えなくなったためもあるかも。
(左から1、2枚目 牧丘町との境 その右 水ケ森林道 右 太良峠)
ここから甲府か塩山方面か迷いましたが、駅弁の選択肢が多そうな甲府にしました。しかし結果から見ればちょっと失敗。急勾配の下りに、武田神社から甲府駅構内までずいぶん人だかりでした。何やら震源じゃなかった信玄祭りがあるそうで、山梨市に降りればよかったと後悔したのでした。でもその後あずさが1時間遅れたので、どっちでも同じようなもんかな?止まっている車内で、本読んだり弁当食べたりの車窓旅を長く楽しめた、と日記には書いておこう。
久々の輪行旅らしきものも無事終了。怪我もメカトラもなく(帰ると後輪がパンクしていたくらい)、やはり自転車旅が一番好きなのだと悟りました。今後ももっと行動範囲を拡げていきたい。
今回、モンソン号(700*32)で出かけましたが、長旅となるとやはりロイヤルノートン号で出かけたい。ノートンは現在再塗装中。塗装は一旦完了したのですがどうも色合いが違っていたらしく、ベロクラフトさんのご判断でやり直しになったので、年末くらいまでかかりそうです。その後ですが、現状のフォークはずし輪行、手元(というか目元というか)がやや面倒に感じられるようになり、手順を少なくしたいと考えるようになりました。工作が可能であればその時間も必要で、まあちょうど春先の旅行にはちょうどいいかなと目論んでいます。
そんなこんな目論見は増える一方ですが、こればかりは推定無罪の継続を願うばかりです。
11月4日追記)定期的なCT検査について本日診察があり、(再発や転移の)兆候は見られないとのことで無事通過しました😃次回は2月です
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コメント
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おはようございます。甲府盆地の北の山域の林道は本当に自転車で走るのに楽しい道ばかりですね。黒平と乙女高原の間にある見晴らし場(そのむかし、木賊峠で高地さんと初めてお会いしたときに教えてもらった)から見える、金峰山まで広がる森の風景が心に残っています。水が森林道という道には行ったことがないので、いずれ出かけたいと思いました。
投稿: ぱぱろう | 2022/11/03 10:05
ぱぱろうさん、こんにちは。
(所謂)クリスタルライン、東から来ると時折、金峰山、やがて瑞牆山が見えるようになるのも良いですね。
水が森林道は2回ほど登りました。降ったのは初めてです。行かれる場合、登ることになるでしょうが、甲府からは明らかに急で、塩山側はそうでもなかったような。太
良峠から中途まではゆるい登りが続きますが後半はほぼ水平移動に感じられることでしょう(個人差あり)。週末でも車が少なくて楽しいサイクリングができますよ。
投稿: とし | 2022/11/03 15:25