伊豆の北条氏ポタ 本年もありがとうございました
30日は走り納め。ヘロン号で伊豆へ北条氏ゆかりの地を辿るポタリングに出かけました。(正確には31日もモンソン号で墓参りには行くのですが)。先日、畠山氏と比企氏の本拠のある埼玉に行きましたが、やはり北条氏の本拠も見ておこうと思いました。お墓と跡地ばかりであるのはわかってはおりますが、行けば時空を越えて何かを感じるでしょうから。
東海道線で9時に函南駅に到着。三島駅と迷いましたが、函南駅の近くに宗時(義時の兄)のお墓があるということで、函南スタートにしました。三島大社はサイクリングでもいったことがありますし(確かaさんと箱根旧街道を小田原から三島まで山サイっぽく歩いた時)時間も食ってしまうから。今日も5時には自宅に戻りたいと目論んでいました。今日はモンベルのニッカーとフランネルシャツとカスクヘルメットで、いかにもポタリングでございますといういでたちです。
自転車を組み立てながら、オンボロ輪行袋の巾着紐が切れそうなのに気づきました。すでに毛玉だらけで閉めにくい状況ではありました。大きな輪行袋からの脱却を図った頃購入したものなので10年ほど使ったと思いますが、修理しても穴候補が次から次へと現れているし、きったないし、今回限りにしましょう。お疲れ様でした、小四郎という心境です。
駅から降りて宗時の墓を見てから来光川沿いに仁田付近に出て田園風景を韮山に向かうとそのあたりが北条氏の本拠で、山木氏(蜂起した頼朝がまず襲撃した)の住居跡のお寺、蛭ヶ小島(小島という割に中洲はないけど狩野川の流れは幾たび変わったらしくその時代は中洲だったそうな)、北条時政の館跡、八重姫入水と伝わるお寺、政子の産湯井戸などを見て、江間地区へ。義時の長男が大蛇に食われた伝説の場所はいちごセンターになっていて看板のイラストが残るばかりでした。
埼玉もそうでしたが今回の大河ドラマにちなんでゆかりの地には幟をたてたり新しい案内板を設置したりおそらく駐車場を拡張するなどずいぶん準備していたようです。ただ今回の「鎌倉殿」では、八重さんは入水せず義時の最初の奥さんとなって長男の泰時を産んだ設定になったので、入水も大蛇もなく、この辺りの人たちはちょっとがっかりかも?
(1枚目 来光川にてやや雲が多いけどまずまずの天気 2枚目 山木氏館跡のお寺 3枚目 蛭ヶ小島の頼朝と政子像 4枚目八重姫御堂 5枚目政子が産湯をつかったという井戸 6枚目 いちごセンターにて 大蛇伝説のイラスト 7枚目 狩野川の河原で家で作ってきたサンドイッチを頬張る。見かけは不味そうだがなかなか美味かった)
最後に修善寺へ。2代目頼家のお墓を見学。今日も跡地やお墓ばかり見てきたからということでもないけれど、修善寺で深々と礼をしながら厄払いと来年も3回ほどあるであろうCT検査が無事通過できるようにお願いしました(いつもお願いしてるけど)。
修善寺駅はサイクリングで何度も来ているけど、慌ただしく出発到着するばかり。おそらく今後もそんな使い方になるだろうから今回頼家のお墓に行けてよかったです。この世を去る時は無念だったかもしれないけど、こうして後世の人たちから振り返ってもらえるのはやっぱり羨ましいかな。。。自分には何も残せるものはないけど、せめて一生懸命生きようと改めて思いました。すっかり平凡な言い方しかできなくなったけど、それが実感だからそれでいいのだと思うところです。
参考)
5万図 沼津 修善寺
2万5千図 韮山
ツーリングマップル該当ページコピー
伊豆国市 北条家歴史散策マップ
2時過ぎの三島行きで帰途につきました。今年のサイクリングはこれでおしまいです。ご覧いただいた方々にはどうもありがとうございました。
今年はお盆まで抗がん剤治療してましたが、腹の違和感と多少便秘気味、歯がボロボロ(抗がん剤投与の最中は治療ができず歯周病が連鎖して悪化)以外は、退院後懸念されていた胆管炎や腸閉塞などもなく、全身状態は良いと思います。おかげで初歩的な山歩きやサイクリングが楽しめました。
山歩きは来年も初歩程度のペース(疲れすぎると、上記の諸病気の発症を招く可能性があるらしい)で、せっかく助けてもらった命ですから技術的体力的にリスクのある挑戦はしませんが、来年はまず夏山の小屋泊まりをしようと思います。可能そうなら縦走もしたいです。サイクリングは一週間程度の旅を数回することを目標とします。
ではみなさま、まずは良いお年をお迎えください。
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こんにちは。
今年は夏にとしさんに会えて良かったです。
来年は少しは鎌倉も落ち着くでしょうから、また伺いますね。
良いお年をお迎えください。
投稿: ブリッジ | 2022/12/31 16:07
としさん
モンソン号にノートン号ばかりでなく、ヘロン号もしっかり乗っておくところなどはさすがです。お尻はたいしたことなかったようで良かったですね。
今までのランの写真で気になったのは、モンソン号に昔からのオーストリッチのバッグを、ノートン号に山音さんのバッグを付けているようですが、どうしてかな?
前に紹介いただいた横須賀の会津藩士の墓。幕末に江戸湾の警備に付いていたために家族で赴任した者が多かったようです。三浦半島と房総半島を走りに行きたいところですが、このところ足の痛みに苦しんでいます。
では、としさん良いお年をお迎えください。
投稿: kuri | 2022/12/31 17:19
ブリッジさん、明けましておめでとうございます。昨年は久しぶりにお会いできてよかったです。またどうぞ来てください。まずは今年1年も、お互い健康でサイクリングを楽しめますように。
投稿: とし | 2023/01/01 06:00
kuriさん、明けましておめでとうございます。
輪行のテストでノートンで行こうかなとも思いましたが、あまり走らないのでヘロン号にしました。
ところでフロントバッグ、よくぞお気づきいただきました(笑)。まず、モンソン号オーダー時に山音さんのフロントバッグが在庫切れだったのですが、せっかく新車なのでオーストリッチの新品バッグを買ったのです。ところがその後山音さんから「バッグ作りました」と連絡をいただき、せっかくなのでノートン号用(650につきLサイズ)に購入したという経過です。在庫は今のところあるようなので、術後2年あたりに自分へのご褒美でモンソン号(700CにつきMサイズ)用を購入しようかなと思っているところです。
足の痛みは大丈夫でしょうか?寒いと痛みが出ますよね。。浦賀の墓は幕府に駆り出されてのものでしたか、他にも何かしのべる痕跡があると良いですね。
投稿: とし | 2023/01/01 06:16